【看護師時代】病室で「指を詰めろ」と叫ばれた夜
今日は、私が看護師4年目に担当した、
とある患者のCさんの話を書いてみようと思う。
病院には、年齢も職業も生活背景も異なる、さまざまな方がやってくる。
普段の生活では、おそらく出会うことのなかった人を担当することもある。
今回書くのは、
いわゆる「反社会的勢力に関係している」と聞いていた患者さんの話だ。
今までの人生でそういった方と関わったことがなかった私は、
担当すると聞いた瞬間、正直かなり身構えた。
大きな体。
鋭い目つき。
腕と背中を覆いつくすように入った立派な刺青。
病室に入る前は緊張を見せないように、深呼吸をして病室に入っていた。
ただ手術前は気のいいおじさんといった感じで、
こわい雰囲気は感じなかった。
採血するとき、腕全体に刺青が入っていたため、
「血管が見えない・・・。刺青に刺してしまっていいんだろうか」
と戸惑っている私に、
「ははは、スミが入ってて見えないだろう。
看護師さん、みんな困るんだよなぁ。
ここに太いのあるから刺してみな」
と教えてくれるぐらいには親切な方だった。
そんなCさんが手術を受けた当日、私は夜勤を担当することになった。
この時の私はまだ知らなかった。
その夜、Cさんの病室で指詰め騒動が起きることを。
夜勤開始前に病棟に着き、PCで担当患者の情報収集をしているときに、
Cさんの情報を確認すると、落ち着いている様子だったため、ほっとした。
ちなみにその日の夜勤メンバーは、私と1年目のAさん、5年目のB先輩だった。
そしてCさんの担当はAさんになっていた。
夜勤前にAさんには
「Cさんのことで何かあったら、すぐ声をかけてね。一緒に部屋に行くから。」
と話した。
B先輩は私と年齢は1つしか変わらないものの、
仕事がかなりできる先輩で、貫禄もあった。
私が焦るような場面でも、動じない。
そのせいか、まだ5年目なのに、よく患者さんから師長と勘違いされていた。
Cさんに何かあったら即B先輩に相談しようと思いつつ、夜勤が始まった。
最初はよかった。
痛み止めも効いていたし、術後でまだCさんはぼんやりしていた。
そろそろ夜中の1時になりそうな時だった。
麻酔から覚めるにつれて、Cさんは悪い意味で覚醒していった。
ここから先の内容は、患者さんの背景や、
病院内で起きたセンシティブな出来事を含むため、
有料とさせていただきます。
なお、プライバシー保護のため、人物の属性や会話、
状況の一部を変更しています。
ここから先は
励みになりますので、応援よろしくお願いします!☺️🌸
