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最初の職場は修羅の国でした。

今回は私の運悪エピソードを1つご紹介したいと思います。

私は昔から少しだけ「職場運」に偏りがある気がしています。

今日はその中でも、最初の就職先の話を書いてみます。


看護師として最初に就職したのは、

都内のかなり大きな病院でした。

夜中でも次々に救急車を受け入れ、

病棟はいつも慌ただしい。


国家試験を終えて、

やっと社会人になるんだといううれしさと、

初めての一人暮らしへの不安。

いろんな気持ちを抱えながら、

新生活が始まりました。


配属先は整形外科病棟。

第一希望ではありませんでしたが、

「頑張るぞ」と思って病棟に入った先に広がっていたのは、

修羅の国でした。


夜中でもどんどん入院してくる患者、

鳴りやまないナースコールとモニター音、

溢れかえる手術後の患者、

認知症があるため、

暴れたり大声をあげて脱走しようとする患者、

手術後に容体が急変する患者、

バタバタして常に余裕がなくイラついているスタッフ。

「とんでもないところに就職してしまった」

それが1週間勤務して思ったことでした。


とにかく忙しい上に、

1年目の私は何をするにも時間がかかりました。

当たり前ですが人命に関わるため、

最初は何事もすべて先輩と確認しながら進めていきます。

自立して一人でやっていいよと許可をもらっても

先輩のようにサクサクなんて進まない。

ひとたび患者につかまれば、なかなかお部屋から出てこれず、

自分の受け持ちの体温や血圧のチェックをすることが間に合わず、

申し送りの時に先輩に怒られる。

3年目になるまで、

業務時間内に仕事が終わることはほとんどありませんでした。

1年目は、毎日0時ごろまで病棟にいました。

申し送りをしてから、

もう一度受け持ちの部屋を回って残務をこなし、

受け持ち患者全員の記録を書く。

そんな毎日の中で唯一運が良かったのは、

同期がみんないい子たちばかりだったこと。

私がそこの病院で5年間勤めることができたのは、

同期の支えがあったからだと思っています。

同期とはたまに早く仕事が終わったらご飯に行ったり、

カフェでお茶をして、

その日の仕事の愚痴をよく話していました。

そんなある日、同期に言われて衝撃を受けたことが、

「休職ちゃん知ってる?
ここの病院って都内ブラック病院ランキングで
1位になってる病院なんだよ。(当時)

しかもうちの病棟って、
看護学生がうちの院内で一番やばい病棟って言ってるから、
私たちが働いてる病棟は都内一やばい病棟ってことだよ」

え?

と聞いた時は頭がフリーズしました。

地方から上京した私は、

インターネットにも当時そこまで詳しくなく
(今もですが)、

そんなランキングがあることを知らなかった。

地方だとそんなランキングがなくても、

病院の数は知れているので何となく噂でみんな知っているのです。

実際にその場で調べたら、

本当に都内ブラック病院ランキングの栄えある1位になっている!

その瞬間、

そうだよなー先輩たちほぼ全員怖いし、

手術の件数異常に多いし、

病棟の空気悪いし、

残業時間エグいし、

そりゃ1位になるよね、

と今まであった出来事が走馬灯のように頭の中をめぐりました。


私が社会人1年目の時は、

まだそこまでパワハラやセクハラに対して厳しい世の中ではなく、

ぎりぎり残っている空気感の世の中でした。

先輩方も緊張の連続の中でお疲れだったことはわかります。

でも本当にこわかった。


今でも忘れられないエピソードを一つ。

1年目、おそらくやっと半年ぐらいが経過した私が、

夜勤担当の先輩に申し送りをした時のことです。

一人ひとり必要な情報を伝えなければと一生懸命申し送りをしている最中、

「知ってる情報ばかりだから、あなたの申し送りはいりません。」

と言われ、ナースステーションに一人放置されました。

え?(本日2回目)

ここからどうしたらいいの・・・?

と絶望。

それでも絶対に伝えないといけない情報があったため、

もう一度勇気を振り絞って声をかけ伝えにいき、

「あ、そう。わかりました。」

とだけ言われたこと、今でも忘れられません。

ほんとつらかったなぁ。

こんな先輩にはなるまい、

後輩に優しい先輩になるんだ、

と心に誓った瞬間でした。


ひとつ間違えると人命に関わる仕事なので、

厳しさ自体は必要だと思います。

ただ厳しさと意地悪は違う。

社会人1年目で右も左もわからかったころ、

この先輩は本当に自分のことを思って厳しいことを言ってくれている、

ということと

この先輩はただ意地悪で言っている、

というのだけは、仕事が分からないなりに何となくわかっていました。


今振り返ると、

最初の職場があの環境だったことで、

かなり鍛えられました。

仕事は爆速でできるようになったし、

(少しでも早く帰りたかったので)

看護師を10年以上続ける土台にもなった気がします。

人生、無駄なことはないのかもしれません。


今回の私の運悪エピソードいかがだったでしょうか。

ちょっとでも笑っていただければ、

当時のつらかった私も成仏できます!

他にも色々ネタはありますので、ちょっとずつ書いていければと思います。

たくさんのnoteの中から、

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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