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ローの「早期決定論」を、実家のリビングの空気感に例えたら腹落ちした話。

ローが提唱した3つの親の関わり方を、懐かしい実家のリビングに例えてみましょう。

あなたの実家のリビング、どんな空気感でしたか。

① 受容型 ——「常にコタツがある、ポカポカのリビング」

「うんうん、それで?」と親がいつも話を聞いてくれる。親が自分の話に耳を傾けてくれることが多く、安心感を感じやすかった環境。

このリビングで育つと、脳に「人がいる空間=あったかくて安全な場所」という刷り込みが入ります。

大人になると→ 自然と人と関わる仕事へ。接客、営業、医療、キャリアコンサルタントなど。

これが【対人志向】です。

人のそばにいると落ち着く。それは幼い頃の安心感からきているのかもしれません。

② 拒否型(無関心) ——「みんな忙しくて、自分の時間が多かったリビング」

親はいつも忙しそう。自分の話を聞いてもらえることが少なかった環境。

このリビングで育つと、「人間関係ってちょっと疲れるし、思い通りにならないな」という感覚が育ちやすくなります。

それよりも
嘘をつかないパソコンや機械、裏切らないデータ、黙々と没頭できる芸術や自然を相手にする方が、心が圧倒的に落ち着く。

大人になると→ ITエンジニア、研究職、職人、自然科学系など。

これが【非対人志向】です。

人より、モノや自然の方が居心地がいい。それもひとつの、立派なキャリアの形です。

③ 情緒型(過保護・過干渉) ——「親の愛情が濃くて、いつも親の目があるリビング」

「心配だから」「あなたのために」という言葉が多かった、親がいつも気にかけてくれていた環境。ただ、その分だけ少し窮屈に感じることもあった。

このリビングで育つと、「他人が自分をどう見ているか」にとても敏感になります。

大人になると→ 他人の評価がダイレクトに返ってくる仕事(芸能、エンタメ、クリエイターなど)や、逆に他人の顔色を伺いながら過度に尽くす仕事を選ぶなど、少し複雑な形で「人」に向き合うことになります。

愛情が深すぎたゆえの、複雑な人間関係のアンテナを持つ。使いこなせれば、これも強みです。


——これ、どれが良い悪いという話では全くありません。


「幼少期の経験が、人間に対する基本的な感情を作り上げ、それが職業の方向性に影響する」という話です。

「幼少期に足りなかったぬくもりを、仕事を通じて満たそうとしている」、または「幼少期の安心感を、そのまま仕事でも再現している」という、私たちが生き抜くために、脳がそっと授けてくれた知恵なんです。


これは未来を縛る呪いではなく、自分の『好き・嫌い』のルーツを知るためのヒント。もし今の仕事が合わないと感じているなら、それは心が『別の居心地のいい部屋』を探したがっているサイン、かもしれません。

30秒でわかる「ローの早期決定論」
「将来どんな仕事に惹かれるかは、子どもの頃の家庭環境や、親の養育態度が大きく影響している」という理論です。 その根底には、心理学者マズローの「欲求は土台から満たされる」という考え方があり、親の関わり方は主に①情緒型(過保護・過干渉)、②拒否型(無視・冷淡)、③受容型(温かく肯定的)の3つに分けられます。家庭が温かく受容的だと人と関わる職業(対人志向)を選びやすく、拒否的・無関心だとモノや技術を扱う職業(非対人志向)を好みやすいとされます。そしてその「人間に対する基本的な感情」が、対人志向(人と関わる仕事)か、非対人志向(モノや自然と関わる仕事)かという職業選択の方向性を決めるとされています。


(※勉強の仕方や「しっくりくる感覚」は、人によって様々です。このブログでご紹介している日常の例えは、あくまでイメージを掴むための "ちいさなヒント" のひとつです。テキストの言葉をそのまま覚えるほうが合っている方もいらっしゃると思います。ご自身に合った学習スタイルを軸にしながら、どこかひとつでもヒントになる部分があれば嬉しいな、と思いながら書いています。)

読んでいただいてありがとうございました。


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