カメラの中の、33年前の記録
修理のため、カメラの底を外した
リストアのくま職人さん。

底パーツの裏に、手書きの数字を発見。
何を意味するのか聞いてみると、
それは、前回修理をした
当時のリストア職人さんが記した
“修理完了の日付” なのだそうです。
昭和57年11月5日。
約33年前――。
くま職人さんは、その数字を見て
「自分も、これから30年持てるように直したいと思うんだよね」
と話してくれました。
さらに、その先人の仕事ぶりも
中を見れば伝わってくるのだとか。
断絶した配線を、
丁寧にハンダでつなぎ直した跡。
だから今回は、
配線ごとすべて交換するという判断に。
こうしてまた、
次の30年へ。
カメラの中には、
見えないところで受け継がれていく
職人たちのバトンがあるのかもしれません。

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