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2026年2〜3月メキシコ(時々アメリカ)滞在記④パキメ遺跡とボトルの家

前回の砂漠ドライブ編はこちら

昨夜は走れメロス状態で車をぶっ飛ばしてもらい頑張って到着したにも関わらず、諸事情により夕焼けに染まる風景の堪能が微妙に不完全燃焼だったため、リベンジすべく早起きして朝焼けを狙ってみた。

だんだんと朝がやって来る
オレンジの新しい太陽が大地をあたたかく照らす
夜空の名残と新しい1日の
神秘的なグラデーション
ホテルの方を振り返る

(場所も趣も全然違うが、この風景を見た時に
イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』が
脳内のBGMで流れてきた
共通点がもはやアメリカ大陸の
「ホテル」しかない・・・)
美しい日干し煉瓦で出来た手作りの建物
イメージ通りメキシコにはサボテン
一見するとなにもないが、
決して不毛の地ではない
たくましく生きる生命の輝きを感じる
先程の山際もすっかり朝
どこまでも続く荒涼とした大地に心惹かれる

すっかり夜が明けたため、朝食を調達しにグーグルマップで友人が調べてくれたパン屋さんを目指して少し車を走らせた。ホテルから車で5分くらいのその場所に着くが、どこにもそれらしきパン屋がない。

少し降りて周囲を歩き回ってみるとそれっぽいドアのある建物があった。そっと開けようとするがドアは開かない。グーグルマップによるとしっかり開店時間のはずだが、きっとオーナーが寝坊でもしたのだろう。諦めて近くのスーパーに向かった。

スーパーでハムやチーズ、パンなどを買い込んでホテルに戻り、コーヒーと共にそれらをいただく。コーヒーを飲んでいる時に友人が昔描いた絵がたくさん詰まったスケッチブックを見せてくれた。絵の上手さももちろんのこと、旅の思い出や人生の歴史を絵という形で残しておくのがあまりに粋で感動した。

カリカリで甘いブニュエロという揚げ菓子
コーヒーによく合う

部屋を片付けてチェックアウトし、ホテルの横にあるパキメ遺跡へ向かう。

朝焼けの余韻がほんのり残る
素敵なホテルだった
サボテンたちもありがとう

あっという間にパキメ遺跡に到着。もちろんチケットは購入するが、広大な場所を自由に歩き回れるのがよかった。

ただ、頭上を遮るものが何もないので帽子やサングラス、日傘などがないとかなりキツい。この日は2月終わりだけれど、体感気温的には日本の真夏の湿気を抜いたような暑さだった。何よりギラギラな太陽が力強く、干上がりそうになった私はこの遺跡見学だけで水を約1リットル飲んでしまった。

この太陽のギラギラっぷり
(友人撮影)
遺跡を歩くMi
(友人撮影)
こうやってたまに説明があると面白さ倍増

この場所は住居跡の基盤部分
農業行事の一環として、宗教的な物事とも
関連した祭り用のメスカル(蒸留酒)を作るために
材料となるアガベの核を加熱する
オーブンがあった場所らしい
(ざっくりなMi翻訳、今後もこのスタイル)
とにかく広い
ぽつりぽつりと遺跡が見えてくる
太古の昔、ここにはどんな人たちが
どんな思いで暮らしていたのだろうと
思いを馳せる
迷路のように入り組んだ住居跡
かくれんぼとか鬼ごっことかしたくなる
交通の要所として、また塩や鉱石の産地として
8世紀頃から発展が始まった古代都市
14世紀頃に最盛期をむかえ、
人口は約1万人に達したと言われている
メキシコと言えばマヤやアステカの文明が
有名だが、このあたりのエリアはまた別のもの
アメリカのニューメキシコ州あたりに住んでいた
人々が南下し住み着いたとのこと
日干し煉瓦(アドベ)で家を作る文化が共通している
(とは言え現代の車で10時間以上かかる距離・・・)
高度は地下の下水道や水路、
貯水庫などが張り巡らされていた
今では世界遺産にも登録されている
この地域では重要な象徴である
肥沃や繁栄を意味する鳥のオウムの形
をした大きな岩(らしい)
なんにもないのが愛おしい

サボテンと一緒に干乾びる寸前まで遺跡見学をし、その後は併設された博物館でしばし涼しく過ごす。

ちなみに日傘は持ってきていたが、収納力がバッチリすぎるカーゴパンツのポケットに入れたまま忘れており、ずっと脚に沿わせて持ち歩いていたのに使わなかった。本当に間抜けな話である。

ちなみにこのあたりの地域をカサス・グランデスと呼ぶが、
「明日はカサス・グランデスでカサをさそう
とか言って前日に車の中でオヤジギャグを飛ばして友人を苦笑させていたのに実現できなかった。二重に間抜けな話なのである。

閑話休題

ここから博物館の展示が始まるが、私の歴女魂に火がついてしまい写真が膨大すぎるため(これでもかなり絞り込んだ)、ご興味のない方はスクロールどうぞ。

もうね、この地図見てるだけで
ご飯が10杯くらい食べられるほど面白い

メキシコは緑豊かで肥沃な南部と乾燥地帯の北部に
分かれますよってだけの話なんだけど
このタイプの多彩色の壺はメキシコ北部から
アメリカのニューメキシコ州やアリゾナ州でも
よく取引されていた

現代の同じ地域の陶器より
優れているものもあるらしい
なんか表情面白いね
こういう説明もずっと見てられるほど楽しい

何千年も前にベーリング海を渡って
狩猟採集民たちがやってきた
火の扱い方を心得ており、
犬を連れていたんだって!
紀元後700年頃には既に農村が作られていて、
こういう竪穴住居に取り囲まれるようにして
宗教や地域活動の中心部であるもっと大きな建物もあったとか
さきほどの遺跡の基盤から建物を再現したもの
弓矢はなんとアジアが起源で、
狩猟用の用途としてはこの北部の地域で
西暦500年以降に完成されたとか

その後だんだんとこの辺りの住民は
弓矢の使い手として強さを増し、
スペイン人やメキシコ人との戦闘でも
大活躍したらしい(なんか、単純に驚いた)
素敵な絵たち!!
でもよ〜く見るとなんか怖い
ズニやホピ、(私の推し)ナバホなど
この辺りで生活している先住民の方々
(もっとがっつり掘り下げてほしかった)
ホピの髪型可愛いよね〜とか、
左上のナバホ戦士の男性、
日本の俳優の◯◯さんに似てない?
とか言ってキャッキャと友人と盛り上がった
ミュージアムショップで見た
ヘビの入ったお酒にひぃ~っとなる

朝早くからパキメ遺跡を堪能し、歴女モードの私が満たされる。

次に向かったのはこのカサス・グランデスにあるLa casa de las botellasというガラス瓶で出来たお家。

アーティストのグリセルダ・オルティスさんによって10年以上かけて約17万本ものリサイクルガラス瓶を使って作られたこの建物、廃棄物を資源に変えることで持続可能な創造性を象徴し、空間を美しくするだけでなく人々の意識や廃棄物に対する世界の味方を変化させようというメッセージが込められているとのことだ。

ちょっとガウディ的な世界観?
映っていない左側は今も制作が進行中
内部もすごい
とにかく映える
さりげなく自分を入れてみる
グッズやお土産販売中
洗面所がこうだったら
毎朝起きるのが楽しくなるかな
アーティストのグリセルダさんご本人が
いらして、色々と解説してくれた
こういうディテールも素敵
2階バルコニーからの雰囲気が最高!!
トイレまで・・・楽しい
右側にはこれから材料にするガラス瓶たち

そろそろお腹が減ってきたためここからまたグーグルマップで調べたレストランを目指す。が、朝のパン屋と同じパターンでなぜか開いてない。グーグルマップ情報当てにならず・・・。

とりあえず先に車に昼ご飯を与えないと、ということでガソリンスタンドに寄って給油。

その後パン屋を探していた時に目にしたハンバーガー屋さんに入り、座ってメニューを見ている間、友人のスマホがないことに気がつく。

電話をかけても着信音がしないため、どこかに忘れてきたのでは、ということになり先程のボトルの家の番号を検索しようとするが、このあたりは電波状況がイマイチで私のesimは3Gモードでやっと動くか動かないかという感じ。ポンコツで役立たず。

確か名刺かなにかがあり、状況を察したハンバーガー屋さんの店員さんたちがボトルの家に電話をかけてくれたが、そこにはないとのこと。

あれこれ探し回りながらも、いったん落ち着いて注文したハンバーガーを食べることにした。

とっても美味しかった手作りのハンバーガー
手前のレモン(見た目はライムっぽい)を絞り、
中央の焼け焦げたチリと玉ねぎを齧りながらいただく
友人が注文した左側のポテトがまた最高だった
日本のお祭りや花火の時に売っている
じゃがバターみたいな感じの、とろとろになったポテトの上にチーズが乗っているもの

食べ終わると友人は車の方へ戻り再度スマホ捜索。
駐車場のところに座っていたハンバーガー屋さんのご家族の男性2人に、もっと車の中を見てみたら?と言われたらしい。
まさかと思って後部座席の置いている荷物の下を見ると・・・そこにあったとのことだ!!

おそらくはガソリンスタンドで給油する時に一瞬バタバタしてしまい、その時にスルッと落ちて後ろに転がってしまったとのこと。

とにかく一件落着。

ハンバーガー屋さんのご家族みんなにお礼として日本の飴をプレゼントし、その日の宿に向けて再び車を走らせた。



次回は農場を彷徨い宿探し〜久々の都会(チワワ)編

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