天雨過宋 第五章 雨
古(いにしえ)の昔から、
その鬼神は水を司ると言われた。
水の女神だ。
だが彼女はただの鬼神ではない。
その女神は鬼神の中の鬼神だった。
無数の水龍を従える。
河の数だけ龍がいた。
その全てを支配する。
圧倒的な霊力を持つ、
水の支配者だった。
彼女は揚子江(ようすこう)の女神にして、
洞庭湖(どうていこ)の主、
洞庭湖娘娘(にゃんにゃん)だった。
彼女は堯(ぎょう)の娘にして、
次代の舜(しゅん)の妻となった。
三代目の禹(う)は夏王朝の始祖だ。
殷、周、春秋戦国時代、
秦の始皇帝へと時代は続く。
約三千年の歴史だ。
生前、彼女は、
治水で功があった。
その水の力で夫を助けた。
とても激しい生涯だった。
何度も身内に夫の命を狙われた。
だが彼女は正義の心で、
全て退け、舜を助けた。
烈女烈婦(れつじょれっぷ)だ。
彼女の心はいつも爆発していた。
だが彼女は童顔で、
とても可愛らしかった。
死後、彼女は娘娘になった。
洞庭湖から世の中を見ている。
いつも世の中を憂いている。
なぜこれほどまでに悪が蔓延るか?
なぜ人間たちは飽く事を知らぬ?
全て洪水で押し流したい。
彼女の心は正義でいっぱいだ。
秦の始皇帝の巨大な箱船を、
波の一撃で沈めたりしている。
悪い奴は決して許さない。
彼女はとても美しかった。
彼女はとても可愛かった。
正義の女神だ。
彼女も鬼神であるがゆえ、
明知だった。
何でもよく知っている。
見通す。
大陸最大級の女神だ。
そして治水ができるという事は、
洪水も起こせる。
天候も自在に司る。
雨を降らすも彼女の心一つだった。
「わらわは究極の雨女でもあるからのう」
その娘娘が微笑むと、雨がザーッと降った。
墨翟たち一行はずぶ濡れになった。
洞庭湖の畔に辿り着いた一行は、
伝説の王の妃の鬼神と対面した。
だが姿が見えているのは、
墨翟だけだった。
耕柱子(こうちゅうし)以下数名は、
土砂降りの雨を食らって逃げ出した。
女神の姿は見えないし、この雨だ。
逃げるのも無理はない。
「魯の鬼神に言われて来ました」
墨翟は口上を述べた。
「うーむ。水難の相があるのう。
これまでも、これからも。
水際で死ぬ事が多い」
その娘娘は墨翟を見て言った。
「……水難ですか」
墨翟は微苦笑した。
すでにずぶ濡れだ。
「だが水難はおかしい。
お前は以前、龍に命令したではないか?」
え?それはいつの話だ?
「お前たちが変な乗り物で、
空を飛んでいた時の話だ」
ああ、いつぞやの黒龍か。
何か言いたげな目をしていた。
「はっきり言おう。
お前は神格がある。
つまり、わらわと同じじゃ。
いや、それ以上だ」
墨翟は沈黙した。
「お前はあの時、
天に祈ったが、それは龍に、
命令したのと同じじゃ」
だから従ったと?
「だから死んで鬼神になっても、
お前も鬼神の中の鬼神になる」
今はただの人間だ。限界がある。
「わらわとて限界はある」
河の数だけいる全ての龍を従えるのに?
「龍たちは普段わらわの命令に従うが、
それ以上の存在に会えば、その者に従う」
墨翟は再び沈黙した。
「よいか?もっと自覚せい。
天帝様も手ぬるいと思われている。
お前はこの世界を支える一柱だ」
墨翟は拝跪した。

「今から天候を支配する秘法を授けよう。
だがこんなもの、お前にとって初歩に過ぎん」
天候を支配する力は後代、
大陸の軍師たちが身に付ける技の一つだ。
蜀の天才軍師などが好例だ。
「いつでも龍に命じて、
雨を降らせる事ができる。
雨を止める事もできる」
洞庭湖娘娘は究極の雨女だから、
やはり教えるのは雨降りの秘法だった。
「よいか。悪い事には使うな。
神通力がなくなるでな」
墨翟は彼女の姿を見ていて、
熱くこみ上げて来るものを感じた。
彼女の心が爆発しているのが分かる。
それが墨翟の心にも飛び火して、
熱く燃え上がってくるのを感じた。
「水にはくれぐれも気を付けるのじゃぞ」
その女神はそう言うと立ち去った。
「いや、酷い雨でしたね」
雨が止むと、耕柱子たちが戻ってきた。
「先生、びしょ濡れじゃないですか!」
墨翟は耕柱子たちを見た。
だがなぜか彼らは一歩下がった。
もしかしたら、墨翟の眼が、
光っていたかもしれない。
「ここに祠を立てて、
洞庭湖娘娘を祀るのだ」
「え?洞庭湖娘娘を?」
「そうだ。我、力を授かれり」
墨翟は独り歩き出した。
「え?先生!どこに行くんですか?」
耕柱子たちは慌てた。
「私は郢(えい)に行く。
お前たちはそこに残って、
祠を作るんだ。いいな?」
耕柱子たちは途方に暮れた。
後ろから声が聞こえた。騒いでいる。
墨翟は情熱の炎が宿った事を感じた。
心の中に灯る永遠の炎だ。
決して消える事はない。
心の中から風が吹き上がる。
この身から溢れそうだ。
墨翟は愛の人だった。崇高なる理想家にして、恐ろしく緻密な計算と、信じられない実務能力を兼ね備えた矛盾の人だった。おまけに鬼神さえ語る。もう余人の手には負えない。だから人を惹きつけ、その遍く人類愛の下、全ての人を助けようとした。いつも不可能な命題に挑戦する人だった。だが愛とはそういうものだ。
人を許し、人を生かし、人に尽くす。
燃え上がる太陽のような存在だ。
墨翟は永遠の炎となった。
楚は南方の大国だった。
人口は約五百万だ。
首都の郢だけで約三十万いる。
やや不規則な形をした長方形の都だ。
東西約十一里(約4.5km)あり、
南北約八里半(約3.5km)あった。
周囲は約三十九里(約16km)もあった。
宋の都、睢陽(すいよう)の約二個分だ。
十日間の強行軍の末、墨翟は、
この都にたった独りで乗り込んだ。
城門で公輸盤(こうしゅはん)
の名前を出すと、
衛兵はあっさり通してくれた。
どうやら事前に告知がされていたようだ。
公輸盤は墨翟の訪問を、
予想していたと見える。
心は静まっていた。
墨翟に動揺はない。
どのような策謀が待っていても、
その場で切り返せる自信がある。
城内を通され、宮城に案内される。
そして控えの間に着いた。
使いが来て、公輸盤が
応接室で会うと言う。
謁見の間ではない。
非公式な会見となりそうだ。
その方がお互い都合がよいだろう。
果たして二人は対面した。
「友よ。久しいな」
開口一番、公輸盤は言った。
「ああ、いつぞや以来か」
墨翟も答えた。龍の日以来だ。
「墨家の話は聞いている。
今や儒家に並び立つそうじゃないか」
公輸盤は褒め称えた。
「いや、それほどでもない。
それよりも発明家としての
あなたの名声の方が高いだろう」
実際、世間的な影響力で言えば、
公輸盤の発明品は世に浸透していた。
当代一の発明家と言ってもいい。
少年の日、空を飛ぶ事を目指した二人は、
共に世の一隅を照らす光と成長した。
「して今日は何の用かな?」
公輸盤は姿勢を正した。
城門を開けて、こちらを誘い込んだつもりだ。
ここから戦闘開始だ。第一段に入る。
「斉で私を讒訴する者がいる。
あなたの手の内の者ではないか?」
初手から二重戦法を使った。
肯定すれば、非難される。
「何を根拠にそんな事を言う?
友よ。私は知らない」
公輸盤は否定した。想定通りだ。
「では、あなたの友のために、
その者を始末してくれないか?」
これが二つ目の二重戦法だ。
公輸盤は答えない。
「報酬に黄金十斤を約束しよう」
実はそんな金、どこにもない。
だが今はそんな事は重要じゃない。
公輸盤はあからさまに不機嫌になった。
「私は正義を旨としている。
そんな殺人など決してやらない」
言質を取った。初期目標に達した。
墨翟は拱手(きょうしゅ)さえして言った。
「あなたはやはり立派な人だ。
だから打ち明けるが、話を聞いて欲しい」
墨翟は作戦の第二段に移行した。
次は楚王を引き出すための作戦だ。
第一段で城内は制圧しつつある。
次は宮城の門を開けさせる。
「あなたが発明した雲梯の話を聞いた。
それを使って宋を攻めるとも聞いた。
だが宋に何の罪もない。そして楚は、
広大な土地を持つが、人民が足りない。
ただでさえ不足している人民を戦で死なせ、
余っている土地を使わないで、
宋の土地を奪おうとするのは、賢くない」
墨翟は一度、言葉を切った。そして続けた。
「宋に何の落ち度もないのに、
攻撃をしかけるのは、
仁者のする事ではない。
宋の攻略が正義でないのに、
楚王に諫言しないのは
忠臣とは言えない。
諫言しても君主を
止められないのも弱すぎる。
一人の殺人でさえ
正義にもとると言うのに、
戦争で大勢の人を殺す事に
ためらいがないなら、
それは物事の道理を
弁えているとは思えない」
公輸盤は答えた。
「友よ。君の言っている事は正しい」
「ではどうして攻撃を中止しないのだ?」
墨翟がそう尋ねると、公輸盤は答えた。
「それは無理というものだ。
すでに楚王に雲梯の完成はお披露目した。
これは楚王の依頼なのだ」
想定通りだ。次の一手で王の扉は開く。
「では楚王にお目通りさせてくれないか?」
「……承知した」
公輸盤はやや冷ややかに答えた。
そこは卓上演習ができる会議室だった。
軍事用の演習や作戦会議に使う部屋だ。
墨翟は、そこで楚王と初めて会った。
公輸盤が言った。
「今回特別にお許しを頂いた」
墨翟は拱手した。
「墨家の墨翟とはお前か?
公輸盤の友と聞くが、一体何の用か?」
楚王は明らかに何か言い含められていた。
だがここは敵地だ。当たり前の話だ。
ここから第三段が始まる。
「そうでございます。王よ。
今日はお願いしたい事があって参りました」
墨翟が頭を上げると、楚王は言った。
「聞こう」
「ここに一人の男がいたとします」
墨翟がそう切り出すと、楚王は制止した。
「いや、待て。たとえ話は好かん」
出鼻をくじかれた。想定外か。
この楚王は意外と賢いかも知れない。
「王よ。まずは話を聞きましょう。
聞いてから判断しても遅くない筈」
公輸盤だった。意外な助けが入った。
「まぁ、いいだろう」
楚王は不満そうだった。
墨翟は続けた。
「彼は立派に飾り立てた
自分の牛車を持っていますが、
隣の古い壊れかけの牛車が
欲しくなり、盗もうとさえします」
楚王はますます変な顔をした。
一体何の話をしている?と言いたげだ。
「また彼は立派な服を持っているのに、
隣家の古い破れかけの服も欲しくなります」
楚王は公輸盤を見た。彼は頷いている。
「彼は自分の家の豪華な食事をよそに、
隣家の貧しい粗食にこっそり手をつけます。
彼はどのような人物だと思われますか?」
墨翟がそう尋ねると、楚王は呆れた。
「その男は盗癖があるんだろう」
「楚の領土は五千里四方の広さがあり、
宋の領土は五百里四方に過ぎません」
墨翟がそう話し始めると、
楚王は嫌な顔をした。
「楚の領土には大沼沢地帯があり、
犀や水牛、大鹿など獣が溢れています。
そして揚子江から水揚げされる
魚や亀は天下の珍品です。
だが宋では雉や兎、
鯉や鮒さえ取れない国です。
これは豪華な食事と貧しい粗食
の関係と同じでございます。
また楚には名木や大木が生い茂りますが、
宋にはそのような樹木はございません。
これも美服と粗服の関係と同じです」
墨翟はそこで話を切ると、結論を言った。
「王の臣下が、宋を攻撃するのは、
あの男と同じ行動に思えてなりません。
だからそんな命令を下せば、
王は大義名分を失うだけでなく、
何ら得る処がない結果になる事は、
明らかだと思うのです」
楚王は答えた。
「お前の言いたい事は分かる。
だが公輸盤は楚のために雲梯を作り、
宋を必ず攻め落とすと言っている。
そんな忠臣を無下にできるか?」
楚王は面倒臭くなって、公輸盤に投げた。
そこで墨翟は公輸盤に向き直った。
「君の雲梯を破る策がある」
公輸盤は眉をひそめた。
「聞き捨てならないな。
そんな方法があるなら、
一手御指南頂きたい」
二人は卓上の演習盤に向かい合った。
そこで墨翟は自分の帯をほどいて、
宋の城壁に見立てて、帯を置いた。
公輸盤は演習用の駒を用意した。
ここからが最終段だ。知恵比べだ。
図上演習は全部で九変ある。

第一変は雲梯だった。
「雲梯はその重量ゆえ
僅かな窪みにでも落ちれば、
たちまち擱座して動けなくなる」
墨翟は盤上、指で溝を示し、
通路を指定した先に落とし穴を
設置して、板と土で隠蔽するとした。
馬車が通るくらいでは沈まないが、
雲梯が通ればたちまち沈む。
「実戦では雲梯を複数用意する。
たとえ一台失われても問題ない」
公輸盤がそう答えると墨翟は言った。
「ではその台数分以上の罠を張ろう」
第二変は衝車だった。
城門を破るための車付き大槌。
大木を吊り、門を打つ台車だ。
突撃する牡羊に見立てられる。
墨翟の防御策は、門前の狭路化、
二重門、砂袋、投石、火矢だ。
衝車は城壁で止められ障害物と化す。
第三変は地道だった。
城壁の下に坑道を掘り、
城内を抜く策だ。
だがこれは墨家の得意分野だ。
聴壺、地面に耳を当てる、
井戸や地下水路から探知、
逆坑道、煙責め、水責め。
幾らでも防御策はある。
第四変は火攻めだった。
火矢、薪、油脂、藁束で
城門・木柵・楼を焼く。
墨翟の防御策は、
濡れ革、泥、砂、水桶、
火除けの覆いなどだ。
だが奥の手として、
今は天候操作さえできる。
第五変は投石だった。
遠距離から城壁上を制圧する
巨石を飛ばす機械だ。
これは厄介だった。
だが墨翟の防御策は、
火矢だった。
巨石が届くなら、
矢だって届く。
巨大な投石機は木製だ。
火に弱い。
第六変は囲困(いこん)だった。
城を囲って困らせる。
攻城戦の基本だ。
だが墨翟の防御策は地道だった。
地下を掘って連絡口を作る。
第七変は誘出だった。
城内の兵を誘い出して、
城外で迎え撃つ策だ。
だが墨翟の防御策は、
逆に城門を半ば開き、
兵を狭い甕城へ誘い込んで
上から射る策だ。
第八変は内応だった。
城内の者を買収し、
門を開かせる。
典型的な買収策だ。
墨翟の防御策は、
城外の敵陣にも金を流し、
誰が買収され、
どの門が狙われているかを
逆に探る事だった。

公輸盤は持てる手を全て打った。
だが墨翟は全て防いでみせた。
これには楚王も唸らざるを得ない。
墨翟はまだ余裕がありそうだった。
だが公輸盤は苦しそうだ。
最後の第九変は何か?
「私はあなたの策を破る一手があるが、
それはここで言わないでおく」
公輸盤がそう言うと、
墨翟もすかさず言った。
「私も、あなたが、
私の策を破る一手を知っている。
それはここで言わないでおく」
楚王は堪え切れずに尋ねた。
「では第九変は何か?教えよ」
「それは私をここで殺す事です」
墨翟がそう指摘すると、
公輸盤は顔を背けた。
「なるほど。して防御策は?」
楚王は尋ねた。
明らかに感心の色がある。
「雲梯以下、全ての対策を教えて
墨家三百人を宋に残して来ました。
だから私を殺しても無駄です。
彼らが宋を守ります」
楚王は手を叩いて、褒め称えた。
「これは一本取られたな、公輸盤よ」
「は……」
公輸盤は下を向いた。
やはり組織対個人、
運用思想の差が出た。
公輸盤は優れているが、
その才能を個人に閉じ込めている。
墨翟は常に共通化、
再現性を追求してきた。
組織も作らざるを得ない。
「宋への侵攻は取りやめとする」
楚王はそう言い、墨翟の肩さえ叩いた。
「全く見事だ。墨家の墨子よ」
墨子、初めて言われたかもしれない。
だがこれ以上、相応しい呼び方もない。
今の弟子たちは墨翟を、
どこかの国に仕官するための
便利な踏み台くらいにしか思っていない。
全く何回紹介文を書いた事か。
最後に公輸盤を見ると、
何か決意した目をしていた。
気になった墨子は声をかけた。
「友よ。道はまた交わる事もある。
その日までお互いに壮健であろう」
人は少年の日には戻れない。
だが天地が巡れば、
また出会う事もある。
人を許し、人を生かし、人に尽くせ。
任務を終えた墨子は、
帰路に就こうとした。
だが楚王に止められ、
今夜は泊まっていけと言われた。
敵地で寝る気にはなれなかったが、
城外の宿ならよいかと思い、
そこで融通を効かせてもらった。
夜夢を見た。
公輸盤が出て来て、
一心不乱に何か祈っていた。
いや、呪っていた。
墨子を死ぬ程恨んでいた。
ああ、友よ。
人を呪わば、穴二つよ。
そんな事も分からぬか?
だがあえて二人で、
その穴に落ちるのも、
人の道だろう。
人々は守られた。
あとは二人の問題、
二人の決着だ。
その呪い、
甘んじて受けよう。
楚から宋に入った。
雨が降っていた。
墨子は雨宿りを求めて、
一時の庇(ひさし)を借りたいと、
蔵の門番を務める宋人に言った。
「ダメだ。あっち行け」
荒っぽく槍の石突で小突かれた。
元来た道に追い返された。

天を見上げると、
龍たちが舞っていた。
天候操作を待っている。
雨を止めようか?と、
龍たちは期待している。
だが墨子は心の中で、
何も命じなかった。
天雨過宋。
竹馬の友の呪いだ。
彼もまた天候操作の術を、
身に付けていたに違いない。

だがあえて雨に打たれよう。
善行を為した者が、
報われず、悪業を為した者が、
報われるのはどうしてか?
と問うた弟子がいた。
これがその答えだ。
全ては目に見えないものの
存在を信じる事から始まる。
因果の理は、見える世界で完結しない。
見えない世界でこそ完結するのだ。
微姜、阿泉、
今から帰るよ。
了
