見出し画像

ちょいちょい書くかもしれない日記(ハピバ)

朝、あっついですね~と汗を拭き拭き来てくれた生協の個配のお兄さんに「ニチレイのアレで、生協さんも大変になるかもですね?」と言ったら、「実は、既に影響が出ておりまして!」と白い紙を差し出された。
上にでっかく「お詫び状」とある。
そう、ニチレイの冷凍物流システム障害により、私が注文していた「ヨーロピアンシュガーコーン」が届かなかったのである!
昨日、店舗のほうにはまだかなり潤沢な在庫があったので、たぶん、配達分を店舗に回して、店の品揃えを守る方策なんだろうな、と思った。
やはり、この暑い中、頑張って店舗に足を運んだ人たちを大事にしなくては。
それにしても、なんてことをしてくれたんだ。
ニチレイに悪さをしたのがどこのどいつかは知らないが、真夏の私からヨーロピアンシュガーコーンを奪うなど万死に値する。
わざわざ321円の返金処理をせねばならない生協さんも面倒なことである。
「犯人に、この世に存在するすべての生理的に受け付けない系の不運が降り注ぎますように」という物騒な祈りを、誰だか知らない神に捧げた。
人間は色んなことをしてどうにかこうにか生計を立てていくわけだが、どうせならほんの少しでも、人の幸せに繋がることで稼ぎたいものだなとしみじみ考える。

昼下がりに母のもとへ。
家を出た瞬間に帰りたくなる暑さだが、施設から通ほぼ出ることのない母は、真夏の到来を知る由もない。
そんな入居者たちのために、施設では毎月、季節イベントを欠かさず開いてくれて、本当にありがたいことだ。
今日は健康診断が入っているフロアがあるそうで、カフェスペースが待機の皆さんで塞がっており、お願いしておいたケーキとコーヒーは、フロアまで届けてくださった。
居室でもよかったのだが、テーブルが小さすぎて、二人分のお皿とカップが載らないというわけで、いつもの詰所前でのお祝いとなった。
ブルーベリーが一粒載った、小さなショートケーキ。
でも、お皿には、チョコレートで「ハッピーバースデー」の文字と、ちょっとした装飾を描いて、心づくしのお祝いをしてくださった。
施設の方が写真を撮ってくださったが、母はそのあいだも待てず、さっそくケーキを頬張る。
それでも、カメラ見て! と言うと、もぐもぐしながらいい笑顔を作るのが面白くて、私もアホみたいな笑顔で一緒に写った。
介護士さんがすぐにプリントアウトしてくださったので、詰所の母の前の席に貼っておく。
誰と一緒に写っているのか、誰の誕生日なのか、母にはよくわからないだろうが、それでもいいのだ。コーヒーとケーキという特別なおやつを喜んでくれれば、それで本望である。
あっというまにケーキを平らげた母は、ほんの1分前に「あなたも召し上がれ」と私にケーキを勧めてくれたのに、私のお皿を見て、「あら、まだケーキがあるのね」と目を輝かせる。
「ひとくち食べちゃったけどどうぞ」とお皿を渡すと、それも瞬く間に食べてしまった。
私が新型コロナに倒れる前夜、つまり両親もその頃には症状こそ出ないもののしっかり罹患していたわけだが……ちょうど母の誕生日を祝ったので、それ以来、まさに3年ぶりのショートケーキである。
正直凄く美味しかったわけではないが、母にとっては最高のおやつだったようで、よかった。
甘い物のあとにはしょっぱい物といわんばかりに、私が持参したおやつ、ミレービスケットを2枚平らげ、「お腹いっぱい」と満足そうな顔をしていた。そらそうよ。
またいつでも予約してね、と受付でも言われた。
次はシフォンケーキにしてみようかな。
入れ歯はいい感じに調整してもらえたようだ。よかったよかった。
82歳の誕生日、おめでとう。
やっとこうして、穏やかに、フラットな気持ちでお祝いできるようになったなあ。

母に会うと……というか、施設に行くと、異様に疲れる。
素麺を茹でて、カボチャとまいたけと茄子を揚げたのを載っけてつるつる食べて、寝て、打ち合わせ電話をして、本日はおしまい。 

いいなと思ったら応援しよう!

椹野道流 こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。