黒木龍世「Only 7days Backpacker in 袋井」(4日目)
※ここにYouTubeの動画(4日目)が入ります…!(おそらく月末までには…)
4日目 地域の魅力は、人の魅力である。
朝:予期せぬ出会いから始まる
ついに折り返し!あと半分しか居られない…
本日の最初の目的地は…どまんなかセンターの中に併設されている「ふくろいすまいの相談センター」へ。

不在だったので、「どません」前で次の場所を「どこにしようか…」と考えていたところ…
「何してるのかね?」

突然、声をかけてくれた方がいました。
「アーツカウンシルしずおかのプロジェクトで袋井に1週間滞在して袋井の魅力や歴史に興味があります」とお伝えすると…
「それなら私が旧東海道を案内してあげようか?」

ナカゲンさんの案内

旧東海道沿いにある家々は間口が狭く奥に広いため、「うなぎの寝床」と呼ばれていた。
現在は1件も無くなってしまったが、ここに銭湯があったんだよ。
秋葉線という電車が通っていて、森町から袋井までの電車がここを通っていたんだ。
自分1人では気づくことの出来なかった…史実。
袋井の景色を知る人が話す言葉からは景色が浮かぶ。
その土地の人だからこそ知っている、時間の層。

案内してくれたのは、ナカゲンさん。
本当にありがとうございます!
東海道どまん中茶屋での対話
ナカゲンさんとは、「どまん中茶屋」で別れて…茶屋にいた方たちと会話を行う。
「どまん中茶屋」は、袋井の交差点。
ここにくれば初めての人とでも会話が生まれる。
それには理由がある。
この場所ではお茶を無料で振る舞ってくださるのですが…
ボランティアスタッフの方が温かい空間を作ってくれるからです。
ヤスコさんの優しさ

ヤスコさんは、「茶屋に来る人たち」や「袋井の歴史」の縁を繋ぐ。
優しく手放しで迎え入れてくださる…!
袋井を回る中で、
自分が車移動ではないと伝えると…
「だったら、可睡齋まで送ってあげる」

優しい。信じられない。
会って間もない私を車に乗せてくださるなんて…
車中でも、可睡齋の見どころなどを教えてくださりました!
最後はまた会おうと指切り。

このご恩、忘れません。
指切りの約束、絶対守らなきゃ!
核心:地域の魅力は、人の魅力である
地域の魅力は人の魅力である。
その日のナカゲンさんとヤスコさんとの出会いで、改めて感じた瞬間でした。
ガイドブックには載らない、その土地に根ざした人たちとの関係。
ひとときの関係性だとしても、私は袋井を思い出す時に出会った人を思い出すだろう。
それが旅の本質のような気がします。
午前:可睡齋の圧倒的な体験
僧堂への下降
さぁそれでは、「可睡齋」へ向かいます。

可睡齋(かすいさい)
袋井市にある禅寺。徳川家康が訪れた時に住職が居眠りしたことから「可睡」の名を授かったという逸話が残ります。広い庭園と季節の花が美しく、精進料理も楽しめる歴史ある観光名所。












僧堂へ向かおうと思ったら…

え、地下!?
お寺の地下にこんな通路があったなんて。


この先に一体何があるのか…
坐禅堂の圧倒的な数
坐禅を行う場所が!!

その圧倒的な数に驚きます。

もう1つの地下通路を進むと…




お寺の中にエレベーター
次の場所へ向かおうとすると、目の前にエレベーターが!





東司(とうす):日本一のトイレ
「可睡齋」には日本一の東司がある。

東司とは、禅寺におけるトイレのこと
中央には仏像が、すごい迫力。

毎朝、僧侶の皆さんが綺麗の掃除をされている、現役のトイレ
襖絵と季節の彩り
次の部屋に向かうと、立派な襖絵が。


お雛様が飾ってある。
ここ瑞龍閣では、「ひなまつり」の際に多くのお雛様がお迎えをしてくれるとのこと。
部屋によって異なる襖絵を見ることができます。



宝物館
そして最後は宝物館。

数多くの貴重な展示物を見ることができます。
徳川家康に関する作品も多数。

裏山の洞穴
裏山に見どころがあるとのことで向かいます。

5分ほどで洞穴が。

入ってみます…!


午後:旅人の足跡を辿る
バスの乗って次の場所へ
「可睡斎」を満喫した後、バスで移動。

今回、初めてのバス。
旅人にとって公共交通機関があることは大きな助けになる。
10分弱でバスを降りて、目的の場所に向けて歩いていると、「アトリエ」が。

開いている様子がなく困っていると、近くの方が教えてくださいました。以前はアトリエとして開放されていましたが、現在は閉鎖されているとのことです。
また、袋井の歴史や隠された魅力を探していますとお伝えすると…
いまいる道が昔のメインの道路だったと教えてくれます。

昔はここをバスが通っていた。
多くの人たちが行き交う道で、周りは田んぼばっかりだったそう。
1軒の敷地も大きく、敷地内で牛も飼育されていた。
教えていただけなければ知れなかった情報。
旅人の足跡
偶然の出会いから、また袋井の姿を知れて喜んで歩いていると、目的の場所に到着。

以前旅人が訪れたと記載があった「JUNK MASTER」。
Googleマップではオープンと記載されているがシャッターが開いていない。残念。面白い古道具などを見たかった。
その後も、旅人の足跡を辿る。
「フォーラムオート」さん。

MAWのアーカイブを通じて、別の旅人が訪れた場所に出会う。
時間を超えた旅人たちと、交差する。
午後:農地と、袋井の昔の姿
次の場所へ向かおうとすると、広大な農地が!

袋井を旅する中で聞いてきた、袋井の昔の姿。
多くの農地があり、奥まで見渡すことができる。
今では再開発により、この景色は多くの場所で見られなくなってしまったそうです。
袋井で出会った方が思い描いていた風景は、このような姿だったかもしれない。感動。
午後:メロンカフェでの体験
クラウンメロン
そして「メロンカフェ」さんに到着。

クラウンメロンのハウスが隣にあり、とびっきり新鮮なメロンが食べられます!
メロンカフェ
〒437-0051 静岡県袋井市深見18−2
袋井市深見にある、50年続くクラウンメロン農家が直営するカフェ。「ひとりでも多くの方にクラウンメロンを食べてほしい」という思いから開店されました。加水なしのメロンかき氷、特製焙煎コーヒーなど訪れた人の心を動かします。


裏メニューの「かき氷メロン」は、加水せずにクラウンメロン100%使用されているとのこと。
かき氷の上にソースをかけたりしてるのではなく、凍らせたメロンを削ってる!
しかし、人気の秘訣を探るため…大人気のパフェを注文。
パフェの到着
パフェ到着。



糖度や硬さなど、細かく教えてくださりました!
たっぷりのメロンが乗ったパフェは絶品。
これは…人気だ!
珍しい焙煎方法のコーヒー
店内には、コーヒーの焙煎についての掲示がたくさん。
気になり、お伺いすると、珍しい焙煎方法(アームズメソッド)で淹れられるコーヒーとのこと。

気になり注文。

いざ飲んでみると…
スッキリ!
コーヒー特有のエグ味や苦味はない。それなのに、香りよく美味しい。
初めての体験。
店主みどりさんの優しさ
このカフェのショップカードやポスターは「なごみかぜ」の方が描かれたと教えていただきました。

店主のみどりさんは優しく丁寧に、袋井の魅力を教えてくれます。

料理も、きめ細かく手が加えられていて絶品らしい。食べたい。
袋井インター近くのお店で食べることができると伺ったため、滞在中に必ず伺う約束をしました!
袋井の魅力は人から伝わる。ここでも実感。
夕暮れ:マジックアワーと暗闇
話をしていたら、あっという間に暗闇に。

心が整うマジックアワーの光景が。
幸せな気持ちのまま歩いていると、あっという間に真っ暗に。

徒歩で40分ほど歩いて、次の目的地へ。


無事に到着しましたが、ギリギリで閉店してしまいました。
また来なければ。
夜:歩き続ける中での発見
美代子へ
その後、30分ほど先のレストランを目指します。
まだまだ旅人名刺をお渡ししたい!

しかし、さすがに歩き続けて疲れてきた…
どこかにフラッと入ってみよう。
地元民に大人気の「美代子」へ。

ランドリーと帰宅
一度宿に帰り、ランドリーへ。

この旅の洗濯物を洗う。
夜:「どまん中」での出会いと物語
その後、2件目のお店へ。
「どまん中」。

居酒屋 どまん中
〒437-0026 静岡県袋井市袋井314-6
袋井の旧東海道近くにある居酒屋。野菜炒め、焼き魚、コロッケなど、ホッと心が温まる家庭の味が自慢。袋井名物「たまごふわふわ」の発祥店としても知られています。大将と女将さんの人情豊かな雰囲気も人気の秘訣。
ママさんが優しくビールを注いでくれます。

ビールがより美味しい。
「たまごふわふわ」の元祖
ここ「どまん中」は、袋井宿の名物として親しまれていた「たまごふわふわ」の元祖とのこと。
大将がお店を開く際に「何か名物を作りたい」という思いから、古い資料を読み込み、現代に復活させたそう。
江戸時代の人たちも、伝え聞いた「たまごふわふわ」に想いを馳せていたはず!
せんべい汁
まずは…おすすめの、こちら!

「せんべい汁」。

あつあつで、具沢山!
出汁も美味しく、せんべいの食感の違いも良い!
これは…美味い!!
念願の「たまごふわふわ」
その後に、念願の「たまごふわふわ」を注文しました。
しかし写真を撮り逃していた…
まじか。
これはまた行かなければ。再訪を決心します。
大将の人生の物語
大将から伺うお話はどれも面白く、背中を押してくれます。
大将は大手企業に務められていた50代にスッパリ会社を辞めて、中国の大学に入学したそう。
「人生は面白い。何が起きるか分からない。だから面白いよね。」
大将の言葉は、旅人を包み込んでくれます。
コテで描く芸術
現在は趣味として、ベニヤ板にコテで絵を描かれてるそう。

これを大将が1人で作った…!
53枚の作品が東海道のどまんなかで並ぶ姿…絶対見たい!!

帰宅へ
幸せな気持ちのまま、宿へ戻ります。

4日目の気づき
地域の魅力は、人の魅力である。
ナカゲンさん、ヤスコさんとの出会いから始まった、この一日。
可睡齋の圧倒的な空間。建築とアートと信仰が一体となった場所。
旅人のアーカイブを通じた時間の交差。
袋井名物のメロンを愛を持って広める地域の魅力。
大将の人生の物語。50代から始まる新しい人生。それは旅の本質と重なる。
袋井の人たちとの出会いが、この街の本当の魅力を教えてくれる。
本日のカウント
残り名刺: 50枚(+10枚)
出会った人数(話せた人):
4日目、20人
5日目へ。明日も、100人への旅は続く。
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黒木龍世 Kuroki Ryusei
俳優、アーティスト、リサーチャー、 「曖昧模糊」主宰
2010年より俳優として本格的に活動を開始。渋谷・コクーン歌舞伎、信州まつもと大歌舞伎「佐倉義民傳」など伝統芸能から現代演劇・イベントまで多数出演。萩本欽一の番組に合格し、テレビドラマ(TBS「逃げるは恥だが役に立つ」「下町ロケット」「ナンバMG5」「刑事7人」「ドクターX~外科医・大門未知子~」等)、映画(「TELL ME ~hideと見た景色~」「乱暴者の世界」他)、CMや地域映像作品まで幅広いフィールドで経験を重ねる。2021年より「曖昧模糊」主宰として、“違いは豊かさ”“誰もが隣人”を理念に掲げ、地域住民や多様な背景の人々と協働。聞き取りリサーチや地域住民参加型演劇、展示を各地で展開し、多世代・多文化・多分野をつなぐアートプロジェクトを推進。
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