黒木龍世「Only 7days Backpacker in 袋井」(2日目)
2日目 ルールに縛られ、自由になる。袋井の多様性を歩く
自分に課したルール、改めて整理
現在のルールを整理します。
毎日の滞在記録を24時間以内に更新する。
袋井市内から出ない。
「旅人の名刺」を100枚、配る。
毎日の滞在をYouTube動画として月末までに作成する
11月25日までに、「滞在まとめ」を更新する。
めっちゃ多い…
大変…
縛られてる…
だからこそ、自由があるのです!
ルールがある…ある視点を持つことで見える/見えないなど、境目が浮かび上がるように感じます。その中で何ができるかを考える。その創意工夫の中に、本当の自由がある…はずです!
朝:異なる価値観との出会いから始まる
おはようございます、2日目の朝。
昨日は旅人で豊かな話し合いが行われ…寝たのは午前2時。
眠い…
異なる価値観や経験のアーティストが対話するだけでも、得られるものは多い。
今回、東山さんのお子様と一緒に過ごすことが良い関係性を作ってくれていると感じます。初めて会うアーティストの関係性を、彼が少しずつ繋いで形にして。大人だけだったら、きっとこの関係性になるまでもう少し時間がかかったはずです。
そんなことを考えながら…モーニングを食べに行くために宿を出ます。
白鬚神社と珈琲屋「らんぷ」
歩いてすぐに白鬚神社。

珈琲屋「らんぷ 袋井店」に到着!

目当てのモーニングを注文!

注文したのは480円のブレンドコーヒー。
モーニングサービスでエッグトーストは無料。


店内は、多くの地元の方がゆっくり過ごしていらっしゃいました。
店員の方も優しく、この場所が多くの人の憩いの場所になっていることを実感。
素敵な場所でした!
チラシ1枚
朝の散歩:袋井の歴史と文化を感じる
観福寺
観福寺に到着。



どまんなかセンター(旧中村洋裁学院)
どまんなかセンターに到着。

こちらは現在、国登録有形文化財に登録されています。


旧中村洋裁学院
かつては多くの女性たちが洋裁を学んだ場所が、今はアートの拠点になっています。
時代とともに姿を変えながら、地域の中心であり続ける場所。
アーティスト・ホストの制作現場
どまんなかセンターの中を案内してもらいます。

今回ホストであるタンさんとスズキさんのアーティスト2人のアトリエ。

実際の制作現場を見れて、作品が立ち上がる場所の力を感じます。
この空間で作品が形を伴って立ち上がる。この場所でアーティストが素材やテーマと対話している様子を垣間見れた気がします。





午前:子どもたちとアートが交わる場所
三日月の森 こどもアートギャラリー
その後、三日月の森へ向かいます。

山名幼稚園敷地内にある「三日月の森 こどもアートギャラリー」。
子どもたちの創造力を育むために設計された地域に開かれたアートギャラリー。保育時間内は園内活動に使用され、地域に開かれたアートギャラリーとしても活用されているそう。




理事長園長である諸井さんにお話を伺いました!
諸井さんの想いや考えに触れることで、アートの自由さに改めて気づく。
子どもたちがアートのある場所で過ごすことで、子どもならではの気づきや視点という豊かさを保ちながら、新たな視点で異なるものに触れることができる。定まった形ではない、多様的な視点の持つ大切さ。
そしてこの場所が、袋井のアートにおける入り口のような場所。愛好者だけではない、芸術の豊かさに触れられる機会の創出の場であるように感じました。
昼:地産地消と、旅の記憶が重なる時
スーパーマーケットバロー袋井南店
お昼を買いにスーパーマーケットバロー袋井南店へ。
スーパーに来ると、地産地消コーナーが気になる。
それは島根県浜田市弥栄町で生産者の方と過ごした日々がきっかけです。
あの時の経験が、いま、ここで静岡県の野菜を見つめる視点になっている。
店員の方が、静岡県の野菜の産地や歴史を教えてくれます。

旅は重なる。過去の旅と、今この瞬間が。
午後:パブリックアートとの対話
小笠山総合運動公園 エコパスタジアムへ
その後、小笠山総合運動公園 エコパスタジアムへ。

ここから愛野駅まで戻り、パブリックアートを鑑賞します。

街にパブリックアートがあることは幸せ。
日常にアートがある、それだけで…すでに良い。
しかも触ったり、五感で感じることができる。
ここで育った人たちは、いつか別のアートと出会ったとき、このパブリックアートを思い出すのだろう。そんなことを考えながら、坂を下りました。
18のパブリックアート作品たち
この場所に展示されているアートは18作品あります。


















日時や天気によって見え方や感じ方は、きっと変化する。
もしかしたら、その時の自分の気持ちも作用するかも。
ここでの思い出も、聞いてみたい。
午後:樂土舎での対話
その後、樂土舎へ。

ここで代表のマツダさんの案内で、樂土舎の歴史やアートの立ち上がり方など、多くの貴重なお話を伺いました。
樂土舎の非平面的で屋外のアートスペースを歩きながら鑑賞することで、ここだけの独特な作品の受け取り方ができる。アートとの距離感が展示スペースによっても異なり、五感が刺激され、天気や自然もその作品の一部のような印象にもなる。
マツダさんが仰られた中で特に印象に残ったのは
「ここが僕の作品かな」
生き続けて、多くのアーティストに愛された樂土舎。
東京などの都市部では決して味わえない、ここだけの空間がありました。
チラシ1枚
夕方:カメラ屋での問い掛けと、新しい関係性
すずやカメラ
宿に戻り、どうしてもお会いしたいと思っていた方にご連絡をさせていただき…お会いできることに!
歩いて「すずやカメラ」へ。


店主の鈴木さんから、多くの貴重なお話を伺えました!

東日本大震災の被災写真洗浄ボランティアで、津波に流された約75万枚の写真の救済に尽力し、約22万枚を被災者に返却されたお話。
フィルムカメラのこれから。
幸せってなんですか?
など、本当に盛りだくさんにお伺いさせていただきました!
詳しくは、後日更新される動画にて掲載させていただきます。
1通のメールから始まった大きなプロジェクトの秘話など、必見です!
お話をお伺いしていたら、鈴木さんのご友人の「たいちゃん」さんがいらっしゃいました。

たいちゃんさんからもお話を伺わせていただきました!
袋井に携わる方から聞く、袋井に関する今生きている物語はとても力強いものでした!
たいちゃんさんのお話も、後日更新される動画にて掲載させていただきます。
すずやカメラ
〒437-0065 静岡県袋井市2丁目21−11
1964年創業の老舗カメラ店。店主・鈴木さんは、写真の現像・プリントから出張撮影、証明写真まで対応し、写真教室も開催しています。東日本大震災では被災写真洗浄ボランティアで約22万枚の思い出を被災者に返却。写真を通じて、地域と人の心を繋ぐ場所です。
http://www2.tokai.or.jp/SUZUYA-CAMERA/index.html
方向転換:質問項目を1つに
ここで、改めて反省することがあります。
今回、インタビューやいくつかの質問を行うつもりでいたのですが、これは難しく、この期間内では質問させていただく関係性が作れないことが改めて明白になりました。
鈴木さんやたいちゃんさんが優しくてお伺いできたのですが、インタビュイーにストレスを与えすぎてしまう危険性が…。
方向転換。質問項目を1つにすることに決めました。
夕食:衣服調達と、食べる幸せ
洋服調達
その後、洋服を買いに。
なぜなら、今回の旅は荷物を極力少なくするために、洋服を少なくしてきました。
現地で洋服調達です!
セカンドストリートでは大きめの青いシャツを1,430円で購入。
キングファミリーではロングTシャツ2枚とチノパン1枚で1,000円以下。信じられない安さ。
旅の中での小さな調達。それも袋井の魅力を知る一部。
さわやか、2日連続
その後、夕食を食べようとお店を探している中で、昨日同じ旅人のmayaさんが話していた「さわやかのハンバーグでビールを飲みたい」という話を思い出します。
それで2日連続さわやか。

瓶ビールと昨日も頼んだ「げんこつハンバーグ」「かんぱいセット」を注文。



金額は2,620円。
ハンバーグをビールで流し込む。これほどの幸せはあるのだろうか。
もし、今回100人に旅人の名刺をお渡しするという目標を立てていなかったら、毎日さわやかに通いたいと思っていたでしょう。
夜:多国籍な袋井を発見する
タンドールハウス
旅人の名刺をまだ渡せていないため、まだまだ袋井の人に出会わなければ。
飲食店をハシゴすることに。
そのすぐ横の「タンドールハウス」へ。

チキンとナン、カレーのセット、ドリンクをビール変更で注文。
金額は1,740円。
ナンが大きい。信じられない。

このナンもう1枚おかわりも出来るそう。
カレーも量たっぷり。
ネパール語での出会い
幸せな時間を過ごしていたら、店員の方がなんとネパールの方。ネパール語で話しかけると、一気に笑顔に。
友達になり、一緒に撮影。

多国籍な袋井
袋井は多国籍でもあるという情報を得ていたため、「この辺りはネパール人の方は多いのですか?」と質問してみたところ…
浅羽と山梨の方に学校があり、その近辺にネパール人の方が多く住まわれているそう。
異文化異言語の環境で生活を行っていることが、素敵なこと。
生まれ育った家族たちと別れて海外で生活を行う。
とても高いハードル。
改めて感動!
「タンドールハウス」さん
カレー、ナンのボリュームがあり得ません。
しかも、美味い…!
店員の方もフレンドリーで、テイクアウトも人気でした!
チラシを3枚
アジアン食堂 タンドールハウス袋井店
〒437-0064 静岡県袋井市川井95−2
ネパール人オーナーによる本格インドカレー専門店。21種類のカレーとビリヤニが自慢で、ナン・ライスはおかわりも出来ちゃう。ランチはより手頃な価格で、日本人の味覚に合わせたコクのある味付けが魅力です。オシャレな空間で、お子様と一緒でも優しい空間。
https://tandoor-house.net
帰宅へ
その感動を携えたまま、東海道を通って宿へ帰宅。

noteを書きながら途中で寝てました…
2日目の気づき
ルールがあるからこそ、その中での工夫がある。
パブリックアートが日常にある幸せ。
地域の中で、多様なアート実践が行われている。子どもから大人まで。
異文化との出会い。袋井の中に世界がある。
本日のカウント
残り名刺: 88枚
出会った人数(話せた人):
1日目、9人
2日目、14人
3日目も、袋井を歩き続ける。明日も、100人への旅は続く。
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黒木龍世 Kuroki Ryusei
俳優、アーティスト、リサーチャー、 「曖昧模糊」主宰
2010年より俳優として本格的に活動を開始。渋谷・コクーン歌舞伎、信州まつもと大歌舞伎「佐倉義民傳」など伝統芸能から現代演劇・イベントまで多数出演。萩本欽一の番組に合格し、テレビドラマ(TBS「逃げるは恥だが役に立つ」「下町ロケット」「ナンバMG5」「刑事7人」「ドクターX~外科医・大門未知子~」等)、映画(「TELL ME ~hideと見た景色~」「乱暴者の世界」他)、CMや地域映像作品まで幅広いフィールドで経験を重ねる。2021年より「曖昧模糊」主宰として、“違いは豊かさ”“誰もが隣人”を理念に掲げ、地域住民や多様な背景の人々と協働。聞き取りリサーチや地域住民参加型演劇、展示を各地で展開し、多世代・多文化・多分野をつなぐアートプロジェクトを推進。
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