桃切っといた

久しぶりの休日で、11時に起きた朝。朝と昼のあいだの、あの世界が静止したような空気感は好きだ。リビングのテーブルに「桃切っといた」という置き書きがあったので、冷蔵庫からラップがかけられた白桃の皿を取り出す。一片を摘んで口に放り込む。
「…あいつ神雷モードONのまま切ったな」
よく冷えたみずみずしい果汁とともに、口の中が帯電してピリピリする。うん、結構心地良いかもしれない。寝過ごした夏の朝のどこか不思議な孤独によく合う。


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