近未来、ルーヴル美術館。
近未来、ルーヴル美術館。留学中のアジアの青年は、髪の長い美しい青年と出会う。作品達を共に辿りながら、たまに学芸員や警備員に注意されつつ、彼はいろいろな話を聞かせる。彼がアポロンと呼ばれていたときのこと(ギリシャでは今も現役らしい)、アレクサンドリア図書館で司書をしていたときのこと、兄頼朝への愛憎、南朝の名も無き貴公子としての最期、独立戦争で喪った戦友バイロンのロマンと情熱、意外と楽しかったエスキモー時代、習った歴史とは違う歴史の数々、美術館に住みながら?絵画モデルをする今の暮らし、遥か未来の宇宙ホテルでのコンシェルジュ経験。時折、美術館を抜け出して賑やかなシャンゼリゼの星の数ほどあるいろんなテラス席でレモネードを楽しんだり(フーケの値上げに文句を言いながら)、どこからかワイルドな獣人の友達を連れてきて驚かせることも。
