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通関士≠貿易スペシャリストという事実

「通関士は止めとけ」と散々騒いでいる初老リーマンでございます。
通関士は、国際的な仕事でカッコいいというイメージにめちゃめちゃ違和感を覚える。恐らく、大手通信講座のイメージ戦略だと思うが、あれは良くない。
ここでそのイメージをぶち壊したい。
通関士≠貿易スペシャリストという事実である。通関士は、貿易という長い流れの中の単なる点である通関に詳しいだけの士業であり、それ以上ではない。
仕事としては、輸入者(もしくは営業)から通関書類(インボイスやパッキングリスト)を入手して、それを基にNACCSに入力して、間違いがないかチェックして税関に申告する(申告するのは通関士でなくても出来る)。税関から重箱の隅をつつくような質問が来て、クリアーになれば許可が出る。クリアーにならなければ輸入者に連絡して税関からの質問を投げたり、見本検査や税関検査で実物を見たり等で対応。(食品が絡むものはさらにハードルが上がり、面倒になる。)

よく見てみ、全く国際的な仕事ではない。きわめて内向きな仕事である。
話す相手は、税関(+厚生省と動物検疫)と輸入者(もしくは営業)のみである。
税関は、役人で関税六法を楯にあくまで役人的な作業で終始する。
輸入者は、納期を急ぐので早く納品しろの一点張り(税番なんて、関税が変わらないならどうでもいい)。Ⅹ線税関検査になろうものなら、誰がその費用を持つんだ??と言ってくる。(勿論、税関は検査費用などびた一文払わない。払うのは輸入者)
常に、税関と輸入者の板挟みである。
全然英語は使わないし、国際的な仕事では一切ない。
しかも、ChatGPTで税番はある程度拾えるという事実⇒通関という職人は必要なくなる可能性があるということ。(通関業者さんには耳の痛い事実だと思う。これが分かると自社通関するようになる輸入者が増える。アマゾンなど雑貨類で多岐にわたる通関はやはりプロの通関業者がやるべきと思うが、これもエクセルを駆使すればChatGPTでサクッと出来そうではある。)

もし貿易スペシャリストになりたいのであれば、フォワーダーになった方が詳しくなれるのではと思う。(私は決して通関士に恨みはない。税関が嫌いなだけの初老リーマンである。さっさと税関がAIに代わってくれればよいと願うばかりである。膨大なデータ持ち、実績を調べるのが得意なAIにとって完ぺきにフィットする分野なはずである。)


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