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brisk_poppy3870
父子家庭の子供との向き合い方 56
「信じて待とう。」
そう決めたばかりなのに、その気持ちは一日で揺らいだ。
今日は事件が二つ。
夜中まで友達とゲームをして、「やめられなかった。友達のせい。」
その言葉に、情けなさより先に怒りが込み上げた。
さらに、盗まれたと思っていた自転車は、自分で乗って出かけて置き忘れていただけだった。
警察へ被害届の取り下げに行かなければならない。
正直、心の中で叫んだ。
「もう勘弁してくれ。」
「なんで、こんなに手がかかるんだ。」
そんな自分がいた。
応援団でいると決めても、父親だって毎日立派ではいられない。
腹が立つ日もある。
投げ出したくなる日もある。
それでも、怒りが少し落ち着いたあとに思う。
私が息子を見放したら、この子には帰る場所がなくなる。
だから今日は距離を置く。
無理に優しい父親になろうとはしない。
ただ、感情のまま傷つける言葉だけは飲み込もうと思う。
反抗期で試されているのは、息子よりも父親の器なのかもしれない。
