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もしも人生ゲームに『北条政子』を加えたら?

この度は、数ある中からご覧頂き、誠にありがとうございます。


【まえがき】
この記事の内容

『もしも〇〇にこの自己啓発を加えたら』どうなるのか?

※あくまでも『自己啓発ソムリエ 言葉で動く』個人の意見です。
想像を膨らませてお楽しみください。


【人生ゲームのご紹介】

ルーレットを回してコマを動かして遊ぶ人生ゲーム。

今回は、この自己啓発を加えてみましょう。


【加える自己啓発はこちら】

【感情と筋道の両方で語りかけよう!】

感情と筋道を組み合わせて話をしてみてはどうでしょう

北条政子

引用:リーダーは日本史に学べ 武将に学ぶマネジメントの本質34/出版社:ダイヤモンド社/著者:増田 賢作/監修:小和田 哲男

同情を誘いメリットを示す見事としかいえないプレゼン

京都の朝廷と承久の乱で戦ったのは、鎌倉幕府の首脳にとってショックなことでした。なぜなら、古代より朝廷の敵(賊軍)が、勝ったためしがなかったからです。

幕府の首脳でさえショックを受けるのですから、多くの武士が動揺するのは言うまでもありません。

一歩間違えると、多くの武士が朝廷側につく可能性さえありました。

そこで武士たちに北条政子の屋敷に集まってもらい、政子から京都の朝廷・後鳥羽上皇を討つことを武士たちに訴えてもらったのです。

武士たちに向けて政子が、現代でいうところのプレゼンをしたのですが、その内容を山本みなみ著『史伝北条政子鎌倉幕府を導いた尼将軍」をもとに紹介します(なお、政子自身が直接話したのではなく、政子が書いた文章を代理の人が読み上げたという説もあります)。

まず、政子はプレゼンの冒頭で、大姫・頼朝・頼家・実朝と、自分が多くの親族に先立たれたことを嘆きます。そして、さらに弟の義時までも失えば、5度目の悲しみを味わうことになるとして、武士たちの同情を誘います。

さらに、後鳥羽上皇が「北条義時を討つ」ことを鎌倉討伐の名目としているため、それが実現してしまうと、5度目の悲しみが現実になると嘆いているのです。

このように同情を誘って人心をつかんだうえで、本題に入ります。ここは現代語の訳文をそのまま掲載します。

「皆それぞれ心を一つにして聞きなさい。これは私の最後のことばである。亡き頼朝様は、源頼義・義家という清和源氏栄光の先祖の跡を継ぎ、東国武士を育むために、所領を安堵して生活を安らかにし、官位を思い通りに保証した。その恩はすでに須弥山(しゅみせん)よりも高く、大海よりも深いはずである。不忠の臣らの讒言(ざんげん、ありもしないことを言うこと)によって後鳥羽上皇は天に背き、追討の宣旨をくだした。名声が失われることを恐れる者は、早く藤原秀康・三浦胤義を捕らえて、三代将軍ののこした鎌倉を守りなさい」
(『史伝北条政子鎌倉幕府を導いた尼将軍』より)

ポイントは、源頼朝は幕府を開いたことで、「所領を安堵して生活を安らかにし、官位を思い通りに保証した」という部分です。

じつは鎌倉幕府ができるまで、武士は朝廷から尊重されず、京都での勤めなど重い負担を課されたり、官位もたいへん低いものだったりしました。

ところが頼朝が鎌倉幕府を開いたことで、武士たちは所領が守られるうえに負担が軽くなり、高い官位も得られるようになったのです。

その恩は、「山よりも高く、海よりも深い」ではないか、と政子は武士たちに訴えているのです。

これは裏を返せば、「京都の朝廷に鎌倉幕府が討たれるようなことがあれば、あなたたち武士は以前のように朝廷に重い負担を課されたり、官位も低くなったりしますよ、それでいいのですか?」と武士たちに問いかけているともいえます。

そして、締めくくりとして政子は、

「私は昔からものをはっきりいう人間だから、京都側について鎌倉を攻めるのか、鎌倉側について京都側を攻めるのか、ありのままに申せ」とその場で武士たちに選択を迫っているのです。

武士たちの意思決定を後回しにすると、京都の朝廷側につく者が出ることを懸念したのでしょう。

同情を誘って人心をつかんだうえで、鎌倉幕府によって武士が享受したメリットを訴え、もし朝廷側に立つとそのメリットが失われることを胸に刻ませます。そして、考える時間を与えず、機運が高まっているその場で選択を迫るのです。

本当に見事なプレゼンです。実際、武士たちは政子に同情するとともに、鎌倉幕府側につくことが合理的な判断だと考え、一致団結して京都に向かって攻め上がっていったのです。

そうして、鎌倉幕府は京都の朝廷に勝ち、本格的な武士の時代が到来したわけです。

引用:リーダーは日本史に学べ 武将に学ぶマネジメントの本質34/出版社:ダイヤモンド社/著者:増田 賢作/監修:小和田 哲男

【恐らくこうなる】

「これからのお前の人生、どうするんだ?」

目の前の4人が人生ゲームに参加している後ろで、口達者で色白で夢見がちな僕は雄弁に語っていた。

「うっせーなぁ!!」

一番仲のいい「あきら」が、糸がピンッと張ったような金切り声をあげた。

そして、豪速球でも投げるかのように、白いルーレットを怒りに任せて右へと回す。

あきらは人生ゲームの中で、先生になることを望んでいた。歴史マニアで、特に三國志が好きだからだ。

見事に社会科の先生になることが出来た。よっぽど嬉しかったのか。右拳を突き上げガッツポーズをしていた。

もう一人の女の子の「みか」は、小柄とマシュマロみたいな愛嬌の良さを活かして、人生ゲームの中でアイドルを目指していた。

しかし、XXXLサイズのTシャツを着たオタクを相手にするのと、ブラックサンダーも買えない程の貧乏に耐えられるか自問自答していた。

こうして、ゲームは着々と進行していた。

まるで、雲の上から俯瞰していた僕は、あきらにこう言った。

「先生ってストレス多くて大変そうだね。でも、生徒達に勉強を教えていれば、いずれ教頭になれて保護者からも女子生徒からモテそう」

感情と筋道に訴えかけたら、あきらは不埒な妄想を示した表情になった。

次に、みかにはこう言った。

「アイドルはずっと笑顔でいるから確かに大変だ。でも、誰にでも辛い時期があって、それを乗り越えるから1億円と名声が手に入るんだよ」

すると、みかの顔は、頬から耳に掛けて薔薇のように真っ赤になった。

感情と筋道を語っていたら、ちょっとずつみんなの表情が雨上がりの空のように明るくなった。

4人に考える時間を与えず、締めにこう言った。

『この人生ゲームで、自分が思い描く人生を歩もうじゃないか!』

気付いたら人生ゲームの盛り上がりが最高潮になった。

各々が理想とする職業に就き、ゴールした。

なんか、変な達成感があった。

現実もこんな感じで人生を謳歌出来たらいいなぁって思う。


🅿️語りかける時は、筋道と感情の両方を持ちましょう。

このどちらかが欠けていれば、人を動かすことは出来ません。

私達は人生ゲームのように訪れる人生のイベントを、感情と筋道を組み合わせた言葉で乗り越えていく。

もしも人生ゲームに『北条政子』を加えたら、恐らくこうなる。

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