もしもアウトレットにモーツァルトを加えたら?
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【まえがき】
この記事の内容
『もしも〇〇にこの自己啓発を加えたら』どうなるのか?
※あくまでも『自己啓発ソムリエ 言葉で動く』個人の意見です。
想像を膨らませてお楽しみください。
【アウトレットのご紹介】
様々な店が並ぶアウトレット。
今回はこの自己啓発を加えてみましょう。
【加える自己啓発はこちら】
✅ 【移動中に仕事をしよう!】
モーツァルトは、六歳のころから宮廷演奏家としてヨーロッパ中を回っていて、移動の馬車の上でずっと作曲してた。後世に残る名曲も、この馬車の上で構想が練られたものがほとんどだと言われている。
【恐らくこうなる】
私は、夢を諦めかけていた。
ずっとアコギと一緒に育ってきた。
毎日「ありがとう」って言って、アコギに触る。
こんなにも愛しているのに。
こんなにも好きなのに。
もう辛い…
限界だよ…
誰か助けて……
なんにも曲が浮かばない…
アコギは、埃を被った黒いケースに寝ているまま。
私がミュージャンに憧れたのは、父の影響だ。
私の12歳の誕生日に、アコギ弾き語りでオリジナルの誕生日曲を、私にプレゼントしてくれた。
そして、音程が壊れたラジオのように外れた父の歌で初めて歌を聴いて涙を流した。
元々涙を流すタイプじゃなかったのに。
それまで、誰かの曲を聞いて泣いたことなどなかったのに。
「こんなにも人を感動させられるものが、この世にあるのか。私も自分の歌で、みんなを感動させてみたい」
そして、地元の中高の文化祭でライブをやったり、コンクールで入賞して、25歳になった記念に仙台から上京してきた。
だが、ここは魔の巣窟だった。
誰も私の歌に耳を貸そうとはしない。
みんな、自分のことばっかり。
早歩きのヒールの音。
AirPodsを耳に突っ込んだ無言の拒絶。
酔っ払いからの「うるせーよ!」とヤジを飛ばされ、持っていたビール缶をそのまま私の顔面に投げつけられ、瞼を二針も縫ったっけ。
私は、10kgも痩せた。
丸顔で、頬がピンクで髪がボブ可愛らしいと評判も、もう遠い過去の話。
久しぶりにお母さんに連絡した。
長い電話だった。
私の今の状態を見抜いたんだろう。
電話の最後にお母さんがこう言った。
「愛美。今度静岡のおばあちゃんのところに行くから、気晴らしに御殿場プレミアムアウトレットに一緒に行かない?」
御殿場プレミアムアウトレットとは、静岡県御殿場市にある日本最大級のアウトレットセンターだ。
私は、少ない貯金額を頭の中に思い浮かべながら「わかった」と答え、電話を切った。
午前10時、母は仮眠を取りながら黒いVOXYで仙台宮城ICから宝町出入口まで走り抜け、私を東京駅で拾い、御殿場ICを降りて、御殿場プレミアムアウトレットに到着した。
母は、シンプルなワンピース。麦わら帽子にリーバイスのスキニージーンズ。5年履いている汚れたテニスシューズだった。
私は、ローリーズファームの白いカットブラウスにキャメルのストレートパンツ。靴は黒のローファ。たくさん歩くからローファーで来たことに少し後悔する。
しばらくお母さんと一緒に何軒か回って、別行動を取ることにした。
ローファーで足の中が痛くなり、横長のベンチに座りながらGODIVAのショコリキサー ミルクチョコレート カカオ50%を飲み、一息つく。
すると、
(♪ 🎵 ♩)
ふと頭の中に音楽が鳴り響いた。
(気のせいだろう…疲れているんだ…私…)
その時は、蚊が飛ぶ程度にしか気に留めなかった。
ショコリキサーの底を、空振りした音を立てながらストローをぐりぐり回して飲み干し、よっと立ち上がり、次のお店へと歩き出す。
SHIPSに辿り着いた。
私は、学生の頃、よくSHIPSのシャツを購入していたから自然と店の中に足を踏み入れた。
70%OFFと出ていて、ハンガーに掛かっている洋服を暖簾を潜るような手つきで洋服を物色していた時だった。
(♪〜♪〜〜🎶!🎵!)
やっぱりだ。
なにかが聞こえる。分からない。
でも、胸が徐々に熱くなるのを感じる。
「これは…なんだろう……?」
私は、チタニウムホワイトのiPhone16 Proを取り出し、ボイスメモにさっき鳴った音を吹き込んだ。
次は、Francfrancに行った。
生活雑貨が揃っていてお気に入りの店。
食器やタオル、ディフューザーなんかを手に取っていた。
今日はなんかあんまりピンとこないな…
税込840円のフェイスタオルだけ買おうとレジに向かった時だった。
(♪〜♫〜〜♩♩〜🎶)
まただ。
また何かが頭の中で鳴り響いた。
私は後ろに並んでいた人に「ちょっとすみません」と声を掛けてレジを抜けて、お店の角に体育座りして、ボイスメモに音を吹き込んだ。
夕日も出てきて、お母さんから「後30分で帰るからね」とLINEが来た。
👍のスタンプを返し、私はCOACHに行った。
店内入り口で割引券を貰った。
割引券から店内に視線を移すと、そこは別世界のように煌めき、私の胸が踊る。
私は、商品を見ては値札を見てを繰り返す。
5個目のハンドバッグを見ていたその時、
(♪♪♪〜♬🎶🎵〜♫♫〜♬)
やはりだ!
これは気のせいじゃない!
私は一部の隙もなくスーツを着こなした女性に一礼して外に出る。
辺りを忙しなくキョロキョロする。
そして、パッと目に付いたベンチに座った。
3つのボイスメモを繋ぎ合わせる。
不思議なことにメロディが繋がった。
無我夢中だった。周りの音は聞こえない。
女子同士のバカ笑いも。子供達の笑い声も。
ある程度メロディが完成した時、お母さんがドラマで見るような量の紙袋を持ってやってきた。
私達はVOXYに乗り込んだ。
高速道路を走っている時も、頭の中でオーケストラのように曲を奏でていた。
車に乗っているのは2人だけ。
だけど、私は別世界の住人のように、後部座席でずっと作曲を続けた。
おばあちゃん家で食事をして、22時に自宅に戻った私は、意識を失うようにベッドに倒れ込んだ。
ハッと目を覚ました。
外は底抜けに明るかった。
どれくらい時間が経ったのだろう…
分からない…
目をゴシゴシ擦る。
落としていないメイクで肌荒れしていないかを気にした。
時計を見たら15時だった。
私は、風呂に入り眠気覚ましにビールを飲んで昨日作った曲を聴いた。
分かる。
この曲は素晴らしい。
反射的に、そのまま父と母に曲を送った。
すぐさまメッセージが届いた。
「愛美。素晴らしいよ。すごいね。お父さんとお母さん、感動しちゃった」
お母さんからのLINEが、涙が出るくらい嬉しかった。
何度も何度も何度も自宅で練習した。
緊張感を味わいたくて、近くにあるスタジオでも練習した。みんなが笑顔になる光景を思い浮かべながら。
そして、今まで100円が最高額だったのに、ストリートライブでも、1000円くれる人まで現れた。
1ヶ月後に、ストリートライブ後にレコード会社から声を掛けられ、私はメジャーデビューした。
その翌年に武道館ライブも決まった。
夢みたいだ。
でも、夢じゃない。
多分アウトレットでの出来事は、神様からの贈り物なんだと、私は今も信じている。
🅿️移動しながら仕事をしてみましょう。
机に向かっているよりもリラックス出来て、いい仕事をすることが出来ます。
じっと待っていてはアイデアはやってこない。動き続けた人にだけ、アイデアは馬車に乗ってやってくる。
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