【つぶやき】褒められた過去の延長線上に
「かけっこで一等すごいね!」
「エレクトーン上手だったよ!」
子供の頃
何をやっても褒められた
湿疹だらけの手で
頭を撫で撫でしてくれて
ご褒美にガストにも連れて行ってもらった
そんな俺も次第に大人になった
社会に出て分かった
俺の才能は
そんなに多くないって
でも
ある日ひとつの太い命綱が
蜘蛛の糸のように目の前に垂らされた
よじ登りながら
手が擦り切れる度に
命綱から温もりを感じた
「この命綱は褒められて褒められて太くなって、俺を救うために降りてきたんだ」
今この瞬間「これだ!」と思えるものに出会えた
それは
たくさん褒められた
過去の延長線上にあったんだ
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