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mirecat
【自己啓発ポエム】書いて、消して、また隣で
「おぃ
おぃってば
起きろ」
僕は目を擦りながら瞼を開けた
「おぃ、お前、昨日より削れてるぞ、大丈夫か?」
消しゴムにそう言われて
僕の足元を見ると、
確かに昨日より丸い足元になっていた
僕は呆れながら
消しゴムに言った
「そういう消しゴムくんも、昨日より汚れてるよ。
ほら、頭の右の部分」
消しゴムは、右手で頭の汚れた箇所を触りながら
少し怒り気味に答えた
「このやろう、お前が書いた字を消したからこうなったんだろうが」
(しまった…
消しゴムくんは怒りを消すのが苦手だった…
どうしよう……)

戦いにおいては、自分も相手も傷つかないように勝つことを考えなければならない。どちらが勝っても負けても、傷つけば疲弊し、回復に大変な時間と労力がかかるからだ。だから一番いい勝ち方は、戦わずに勝敗を決することなのである。
【引用: 超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール (単行本)/出版社: 三笠書房/著者: 田口 佳史】
「あのさ、消しゴムくん」
「あぁ!?なんだよ?」
消しゴムくんが機嫌が悪い
虫の何所じゃなく
MONOの何所が悪いらしい
「この前さ、持ち主が言ってたよ。『消しゴムくんがいるから、いつも思いっきり字が書ける』って。『ありがとう』って」
消しゴムくんの怒りが
少し鎮まるのが分かった
顔色がいつもの白色に戻ってきた
「それに消しゴムくん、すごい努力してるよ。ほら。僕達ってこうやっていつも筆箱にいて、みんな寝ている人が多いけど、消しゴムくんは、いつ取り出されてもいいように、持ち主の利き手のほうに移動してるじゃん。あれすごいと思う!」
消しゴムくんが照れているのが一瞬で分かった
「お、おぅ…ありがとよ」
パカッ
「えんぴつ。お前のトンボ柄のタトゥー。
最高だぜ。
これからも宜しくな」
筆箱の中から
出て行った消しゴムくんは
笑顔だった
同じ仲間同士なんだ
喧嘩なんてしたくない
書くと消す
正反対の僕達だけど
これからも仲良くしていきたい

参考文献
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