最近見た残念漫画の話
ちょっとテーマが面白そうで最近興味を持ったので、無料お試し分のとこだけ目を通した漫画がある。
のだけど、結局買うに至らなかった。
ちょっと残念。
テーマはすごく面白そうと思ったんだけど。
何せニッチだしマイナーなテーマなので、世間的に認知度上げるきっかけになる??と思って期待したんだけど。
何がまずいか?
というと、主人公が若いのにそこそこ地位があり、しかしそのそこそこ地位など遥かに超越したものすごい能力者で美形、という無言の設定に見合わない絵だったからである。
テーマはね、本当に興味を持ったのに。
でも作者さんは表向きには本音バレてないと思ってるかもだけど。
でも全部絵に出てる。
まずテーマより「私美形描いてるでしょ、美形でしょ!」と言いたいらしく(筆名は性別不明瞭だけど絵を見たら一発で女性とわかる)そこに全振りした挙句肩に力入りすぎてすっぽ抜けて美形記号の集積に励んでるにも関わらずちっとも美形じゃないどころか残念顔になってる自覚がないところ。
次にそこに全勢力を傾ける余り面白いマイナーニッチなテーマも、重要な(はずの)ヒロインすらも、「割とどうでもいい」ように結果的に描かれてること。
主にこの2点かなあ。
まずねえ、そのマイナーニッチなテーマを描いてくれること自体は大変に喜ばしいことなのよ。
なんだけど、「美形」思い込みでせっかくのテーマに集中できてないのよ。
てのは、その作者さんは必死に「美形」「デッサン」強調しようとしてるけど、ちょっと残念画力なのよ。
本人の思い込みほどには描けてない。
むしろ脇役くらいの力の抜け方の方がテーマにコンスタントに集中できるのでは?
と思うんだけど一番力入ってるのが「主人公美形でしょ!??」なんですよ。
デッサン力も誇示したいみたいなんだけど、中途半端なのに画力高い誇示したいらしく、めちゃくちゃ無理してるのがわかる。
でも個別パーツに気を取られて全体バランス見てないのよねえ〜。
だから、「美形のはずの」主人公、変なバランスなので非常に見づらい。
目に力入れすぎてるけど表情はテンプレしかなくて何も伝わってこない。
目に力入れすぎて顔の輪郭からはみ出しそうな横幅でホントバランスやばい。
横幅といっても故・松本零士先生みたいなはみ出すまつ毛すら様式美という美しさとは全く質が異なる。
かつ主人公だけ目頭まで精密に描いて(実際はそこまで精密じゃないが本人のつもりはそう)、他のキャラは全部おざなり。
でも老人などは「デッサン力の誇示チャーンス!!」とばかりにちょっと力入ってるけどやっぱ中途半端なデッサン力で微妙。
「つもり」だけは伝わってくる。
そのあたりばかり力入ってるから肝心のテーマはまあ書き割りとしては描いてるけど「主人公美形」「デッサン力激高」の『つもり』に追いやられてなんか薄ーく見える(無料お試し分しか見てないけど)
あとは青年誌だからか無理矢理脇役の女の子(ヒロインなの?全然主人公に比べて力入ってないし可愛い造作でもなくて手抜きだけど)の乳を無駄に揺らしてみてるけどデッサン力ない上にフェチでもなんでも無さそうなのでおざなりな揺らし方だったり。
ちょっと力の入れ具合間違ってて注目できるところがない…見せ場が分散ぃゃ霧散してしまっている。
致命的だなーと思うのは「美形!美形!」と思い込み強化するより美形はひとまず置いといてテーマや他のキャラとの描き込みの全体バランス、それから過剰なデッサン誇示せずそこそこの漫画デフォルメしか自分が描けない現実を受け入れて無理せず全体バランス見た方が絶対もっと美形になるしストーリーも読みやすくなるのにね、っていう残念感。
リアルデッサン誇示=美形のつもり
っていう思い込みは間違ってるぞな。
目頭ネチネチ描いてもよほどの画力ないと嫌味になるから私はネチネチ描かないようにしてる。
描きすぎるとエグ味になるから。
特に神デッサン力がない限りは。
力の入れどころ間違ってるよなー。
ああ、テーマだけはホント興味あったからめちゃくちゃ残念。

