透析になってからでは遅い。だから健康診断を受けてほしい
皆さんは、慢性腎臓病(CKD)という病気をご存じでしょうか。
糖尿病や高血圧などが原因となり、少しずつ腎臓の機能が低下していく病気です。
腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。かなり機能が低下するまで自覚症状がほとんどなく、気づいた時には治療が必要な状態になっていることも少なくありません。
先日、腎臓病について学ぶ機会がありました。
その中で改めて感じたのは、腎臓の機能は一度大きく失われると元には戻らないということです。
現在の医療では悪化を遅らせることはできても、失われた腎機能を元通りにすることは難しいとされています。
そして病状が進行すると、人工透析という治療が必要になります。
人工透析は命を支える大切な医療です。しかし、週に3回程度、数時間かけて治療を受け続けなければなりません。
実は見附市には人工透析を行う医療機関がありません。
そのため透析を受けている方々は、市外の医療機関へ通院する必要があります。
見附市では通院にかかる交通費の支援を市単独事業として行っていますが、それでも本人やご家族の負担は決して小さくありません。
私は議員になってから、透析患者の方やそのご家族からさまざまな相談を受けてきました。
通院の負担。
家族の送迎の負担。
仕事との両立。
高齢になってからの移動手段。
どれも決して他人事ではありません。
だからこそ私は、支援制度の充実と同時に、
「そもそも人工透析にならないために何ができるのか」
という視点も大切だと考えています。
管理栄養士として、また市議会議員として、これまでも生活習慣病予防や重症化予防の重要性を訴えてきました。
糖尿病や高血圧は、腎臓病の大きな原因です。
塩分の摂り過ぎに気をつけること。
食べ過ぎを防ぐこと。
適正体重を維持すること。
体を動かすこと。
そして何より、健康診断を受けることです。
健康診断の結果を見て、
「少し血圧が高いだけだから」
「血糖値が少し高いだけだから」
と、そのままにしていないでしょうか。
腎臓病は症状が出てからでは遅いことがあります。
だからこそ、症状のない今こそが大切なのです。
人工透析は、一度始まると生涯続く治療です。
だから私はこれからも、透析患者への支援と同時に、透析にならないための予防の大切さを伝え続けたいと思います。
未来の自分のために。
まずは引き出しにしまったままの健康診断結果を、もう一度開いてみませんか。
