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「ママ、生きててくれてありがとう」――娘の音に涙があふれた吹奏楽のコンクール
先日、娘の中学の吹奏楽コンクールを観に行くことができました。
静まり返るホールの中、娘の音が響いた瞬間、
私の胸にも、何か温かいものがじんわりと広がっていきました。
私が乳がんの告知を受けた当時はまだ小学5年生の娘でした。
あの夏のことを、思い出していました。
病院のベッドで天井を見つめていた日々。
副作用で髪が抜け、何も食べられ無かった時。体はどんどん弱っていって。
変わらず見つめてくれていたのは娘でした。
「ママ、早く元気になってね」
あどけない声でそう言ってくれた日を、私は今でも忘れられません。
治療は怖かった。
手術も、抗がん剤も、再建手術も……全部怖かった。
それでも、私は生きたかった。
この子の未来を、もう少しだけ、見ていたかったから。
そして今。その「未来の一コマ」が、音楽というかたちで、目の前に現れてくれました。
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