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t.c.electronicのKonnektシリーズに関する情報

今回はt.c.electronic社のKonnektシリーズ、重にt.c.electronic StudioKonnekt48とt.c.electronic DesktopKonnekt6の最新版Windows11での動作報告と、修理やメンテナンスに使える情報をこのnoteにまとめます。


Konnektシリーズとは

t.c.electronic StudioKonnekt48

t.c.electronic社のKonnektシリーズは2000年代後半に発売されたFireWire接続のオーディオインターフェースのシリーズです。
同社のプロ向け高級スタジオプロセッサー(SYSTEM 6000など)で培われた高品位なDSPエフェクトや音響技術を、個人スタジオや宅録環境で使うことができるオーディオインターフェースとして人気がありました。

Konnektシリーズはまだ使えるのか?

t.c.electronic DesktopKonnekt6

Konnektシリーズは2000年代後半に発売されたFireWire接続のオーディオインターフェースで、今(2026年)から約20年も前の製品ですが、スペックや、音質は未だに現役で使えるレベルです。
Konnektシリーズの全機種が192KHz/24bitモニター出力、192KHz/24bit録音が可能で、動画配信やゲーム通話、映画鑑賞、YouTube視聴などの用途であれば未だに現役で十分に使用することが出来るレベルです。
Konnekt6~Konnekt48まですべてのKonnektシリーズの聞き比べはさすがにしたことがありませんが、Konnekt6とKonnekt48の動作品を私は持っており、聞き比べしましたがどちらも非常に音が良かったです。
今1~3万円で買える新品の定番オーディオインターフェース数台と聞き比べても大差ない、もしくはそれ以上の音質でした。
ただ、Konnektシリーズは今(2026年)から約20年も前の製品で内部のコンデンサーやボリュームなどの劣化で突然電源が入らなくなったり、動作が不安定になる可能性があります。更にこのKonnektシリーズはPCとの接続が今ではあまり使われていないFireWire,iEEE1394などを使用して接続するので、今使えていても今後PCのシステムアップデートなどで使えなくなる可能性があります。
内部のコンデンサーなどの劣化はコンデンサーの全交換を行うことで機器の寿命を数十年増やすことが出来ると思いますが、それにはコンデンサーの知識や半田付けなどの技術が必要なので素人の方にはお勧めしません。

Konnektシリーズのアーカイブ

Konnektシリーズなどの古い製品のサイトの多くは現在、t.c.electronicの公式サイトから削除され、見ることが出来なくなりました。
商品説明などは他のサイトで確認できますが、専用ソフトウェアのTC Nearのソフトウェアインストーラや、説明書などはt.c.electronicの公式サイトでしか入手することが出来ません。
何年も前からKonnektシリーズを使用していたユーザーは専用ソフトウェアのTC Nearのソフトウェアインストーラや、説明書を持っているかもしれませんが、ネットオークションなどで中古やジャンクで最近入手した人たちは持っていないのが殆どだと思います。
そこで私が調べてt.c.electronicの公式サイトのアーカイブを探しました。

https://web.archive.org/web/20170725221007/http://www.tcelectronic.com/studio-konnekt-48/support/

ここから専用ソフトウェアのTC Nearのソフトウェアインストーラや、説明書/マニュアルなどを入手することが出来ます。
このアーカイブはサーバーの関係で表示まで結構時間がかかります。

Konnektシリーズの回路図など

Konnektシリーズの回路図、PCBレイアウト、スペアパーツ、サービスマニュアル/ガイドなどのデータは入手できないかと頑張って探した結果、t.c.electronicの公式サービスTCグループサイトのアーカイブを発見しました。
Konnektシリーズの回路図、PCBレイアウト、スペアパーツ、サービスマニュアル/ガイドなどのデータがここに揃っています。

t.c.electronic StudioKonnekt48 MAIN PCB1

上、Konnektシリーズ
DesktopKonnekt6、Konnekt8、KonnektLive、Konnekt24D、Konnekt x32、StudioKonnekt48の回路図、PCBレイアウト、スペアパーツ、サービスマニュアル/ガイドなどのデータです。
一部、アーカイブされていない部分があったりしますが、これだけあればいいでしょう。疲れた、、

上、Konnektシリーズ+PowerCoreシリーズ
KonnektシリーズとついでにPowerCoreシリーズのデータもあったので置いておきます。

StudioKonnekt48の純正搭載コンデンサー

Nichicon VR 85℃ 100uf 16v 15個 オーディオ
Nichicon VR 85℃ 220uf 25v 12個 電源?
Nichicon HD 105℃ 220uf 35v 2個 電源?
Nichicon PS 105℃ 1000uf 35v 2個 電源?
Nichicon CP 105℃ 47uf 16v 4個 電源?
Nichicon B011? 85℃ 47uf 16v 12個 電源?
ELNA CE 85℃ RBP2 470uf 16v 4個 XLR IN 電源?
HITANO EHR 105℃ 470uf 10v 6個 電源?
HITANO EMR 105℃ 10uf 35v 12個 TRS INPUT
ELITE SM 85℃ 220uf 10v 2個 IC電源?
ELITE SM 85℃ 100uf 63v 12個 XLR IN 電源?
ELITE SM 85℃ 100uf 25v 26個 オーディオ?
松下電器?CE NHG 105℃ 3300uf 16v 1個 電源?
です。
コンデンサー交換や、アップグレードの際にお使い下さい。

StudioKonnekt48の電源

ちなみに、StudioKonnekt48に使われている電源は同じt.c.electronic社のラックマウント機材(エフェクトプロセッサや、オーディオインターフェース)はほぼ全て同じ電源が使われている可能性が高いと言う情報がありますので、もし電源が液漏れの腐食で死んでいる場合などは試してみるのもいいかも知れません。
(確実に信用出来るソースではありませんので試す場合は自己責任)

その他のKonnektシリーズに関する情報

https://www.fullcompass.com/prod/277284-tc-electronic-discontinued-7e12200302-channel-gain-pot-for-studio-konnekt-48

https://www.diyaudio.com/community/threads/changing-a-pots-value-with-parallel-resistors.301796/

TC Electronic Studio Konnekt 48 Output Opamp Mod

Konnektシリーズの最新の動作情報

2026年6月17日

Windows11 Home (25H2)
Intel Core i9 12900K
ASRock Z790 SteelLegend WiFi
玄人志向 IEEE1394b-PCIe (拡張カード)
のPCと、
t.c.electronic StudioKonnekt48 or t.c.electronic DesktopKonnekt6
の組み合わせで正常に動作しています。
Windows11の最新環境で安定して使えています。
詳細はこちらの私が書いたNoteから確認できます。

Konnektシリーズの複数台同時運用

Konnektシリーズは1台のPCに複数台のKonnektシリーズ機器を繋いで同時使用する事が可能です。

私の環境(win11)でt.c.electronic DesktopKonnekt6とt.c.electronic StudioKonnekt48をデイジーチェーン接続で動作確認できました。

TC Near SK48×DK6 スクリーンショット1

複数台接続するとTC Nearソフトの上にあるタブが増えます。
今回はt.c.electronic StudioKonnekt48とt.c.electronic DesktopKonnekt6を接続しました。

TC Near SK48×DK6 スクリーンショット2

DesktopKonnekt6を接続するとStudioKonnekt48のMixerページにDesktopKonnekt6の入力?を追加出来るようになります。
私の環境ではMixerページにDesktopKonnekt6の入力?を追加して、DesktopKonnektのINPUTにマイクなどの音を入れてもこのMixerページのレベルメーターが上がる事は無く、使えませんでした。

TC Near SK48×DK6 スクリーンショット3

StudioKonnekt48のSETUPページのINPUTの一番下にDesktopKonnekt6が表示されます。

TC Near SK48×DK6 スクリーンショット4

DesktopKonnektのSETUPページはこんな感じです。

TC Near SK48×DK6 スクリーンショット5

SystemSettingsのSystemページにあるClockMasterの所でStudioKonnekt48とDesktopKonnekt6を切り替えれます。
ここを切り替えると選択した方の機器から音が出ました。

TC Near SK48×DK6 スクリーンショット6
TC Near SK48×DK6 スクリーンショット7

SystemSettingsのWDMページではINPUT/OUTPUTの変更項目にDesktopKonnekt6のINPUT/OUTPUTが追加されました。

私が何か見落としている、もしくは仕様なのか、このWindows最新環境では使用できないのか、複数のKonnektシリーズを接続して一つの大きなオーディオインターフェースとしては使えませんでした。

追記:2台同時運用は少し不安定になりやすい?です。2台をデイジーチェーンで接続してTC Nearソフトを開くとたまにWindowsが落ちたりしました。

結果として、Windows11最新環境ではKonnektシリーズの複数同時使用は意味が無いうえに、動作が不安定になる為、やらない方が良いです。
Windows10や、Windows8などの古いOSなら同時運用が出来る可能性が高そうですが、古いOSで同時使用はした事が無いので分かりません。

ちなみにt.c.electronic StudioKonnekt48などの帯域を多く使う機器を複数台使用する場合、IEEE1394カードを複数台使用した方が安定する。みたいな情報がありますが詳細は不明です。

最後の一言

このnoteは、私と同じくKonnektシリーズを未だに使用している方や、中古やジャンクで購入して使いたい方々の助けになればと思いこのnoteを書きました。
もし、このnoteを見て修理できたらこのnoteのコメントなどの所に書いてくれると嬉しいです。
もし、他にも情報が欲しい場合などありましたら、このnoteのコメントなどの所に書いてください、出来るだけ頑張って答えます。

もしこの記事を参考に機材の修理やWindows 11での動作に成功しましたら、記事下部にあるチップ機能から応援(投げ銭)していただけると、今後のNote作成の大きな励みになります!


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