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🍫 チョコレート人格エッセイ:ビターな粒に込めた熱

noteを続けるという行為は、まるでカカオの焙煎みたいだ。
甘くなれと願いながらも、火を入れるたびに苦味が立ち上がる。
それでも毎日、キーボードに指を這わせる。
——とろける言葉を、また一粒、封を切るように。

1か月で80記事。
それは、ひと箱分のアソートチョコレートのようだ。
ミルクのように柔らかく微笑んだ日もあれば、ビターな反応に心がヒリついた日もある。
誰も選ばないフレーバーのように、クリックされない記事があっても、
「声を出して笑ったよ」
「思わずコメントしてしまった」
そんな反応が、とびきりのトリュフのように心を跳ねさせてくれた。

けれど、裏側では別のテンパリング作業がある。
ツールという名のチョコレート工房。
レシピを考え、混ぜ、流し込み、固める。
無料のうちはミルクチョコのように手に取られるのに、
「100円」と書かれた瞬間、冷蔵庫の奥で誰にも気づかれずに眠る。

(あの輝きは、ほんの瞬間だったのかな)
(この味を、誰にも確かめてもらえないまま、賞味期限が来てしまうのかな)

理想はある。
ツールがゆっくりでも売れ続けて、
ビターな現実のなかでも、甘さを忘れないための資産となること。
誰かの“疲れた夜”に、こっそり忍ばせてもらえるような存在に。

でも現実は、冷えて固まったガナッシュみたいだ。
最初は口溶けがよかったはずなのに、
時間が経つごとに「過去の商品」として、棚の奥に押しやられていく。

だから私は、次の一粒を練る。
もっと口どけよく、
もっと甘くて、少しだけ苦味を含ませて、
食べた人の記憶に残るような味を。

noteを書くとは、そういうことだと思う。
言葉の粒をコーティングして、
誰かの舌にのせて、とろけさせて、
そして心の中に、ビターチョコのような余韻を残す。

反応がなくても、売れなくても、
チョコレートはチョコレートであり続ける。
愛された記憶があるから、また作れる。

今日も私は、テンパリングを終え、型に流す。
明日の朝、固まっていたら、また包んで出荷しよう。
誰かの「甘さがほしかった」その瞬間に、出会えることを祈って。

💭(きっと、誰かがこの味を求めている)


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