「自分だけのGPTs作成入門」[#連載6]
この連載は、GPT無料ユーザーの方でもできる初心者向けのAI活用講座です。GPTs作成は、有料ユーザーのみの機能ですが、無料ユーザーでも”プロジェクト機能”に保存すれば、自分専用ツールとして機能するので、やってみてくださいね✨
📍 ステップ1:カスタムインストラクションで自分を覚えてもらう
📍 ステップ2:魔法の言葉でAI専属秘書に変身させる
📍 ステップ3:AIをあなた専用ゴーストライターに育てる
📍 ステップ4:AIとの共創で楽しく続ける仕組み作り
📍 ステップ5:感情だけじゃない、売れる文章の戦略的思考
📍 ステップ6:自分だけのGPTs作成入門(←今ココ)📝 ステップ6:自分だけのGPTs作成入門
〜「noteネタガチャDX」を例に学ぶ、AIツールの育て方〜
🎯 はじめに:6つのステップの先にあるもの
ステップ1で、あなたはGPTに自分を覚えてもらいました。
ステップ2で、専属秘書に変身させました。
ステップ3で、あなた専用のゴーストライターを育てました。
ステップ4で、共創する仕組みを作りました。
ステップ5で、戦略的な思考を学びました。
そして今、あなたは最後のステップに立っています。
「自分だけのAIツールを作る」
これは、これまでのすべてが詰まった、集大成のステップです。
💡 なぜGPTsを作るのか?
「私、プログラミングなんてできないし...」
「ツールを作るなんて、難しそう...」
そう思いましたか?
でも、ちょっと待ってください。
GPTsは「プログラミング」じゃなくて「対話の設計」です。
これまでのステップで、あなたはもう十分にやってきました:
GPTに指示を出す(ステップ1-2)
文体を学習させる(ステップ3)
対話を磨く(ステップ4)
戦略的に考える(ステップ5)
GPTsは、これらを「パッケージ化」して、誰でも使えるようにするだけ。
つまり、あなたはもう「作る準備」ができているんです。
🎲 実例:「noteネタガチャDX」の誕生
私が最近作った「noteネタガチャDX」というツールがあります。

機能はシンプル:
入力:noteダッシュボードのスクショ
出力:あなた専用の記事ネタ10選
でも、これを作るまでに「完璧な設計書」なんて書いていません。
実は、こんな感じで始まりました:
「noteのスクショから界隈を判定して、ネタを出してくれたら便利だよね」
それだけ。
そこから、テストして、改善して、少しずつ育てていった結果が、今の形なんです。

🛠️ GPTs開発の6つのプロセス
プロセス1:入力と出力を決める(5分)
最初にやることは、たった1つ。
「何を入れて、何を得るか」を決めること。

私の場合:
入力:noteダッシュボードのスクショ
出力:記事ネタ10選これだけ。
機能を詰め込まない。
最初はシンプルに。
あなたなら、どんなツールを作りますか?
例:
食材写真 → 献立提案
本棚写真 → 読書リスト
To-Doリスト → 優先順位整理
日記の文章 → 感情分析+アドバイス
「あったらいいな」を1つだけ選んでください。
プロセス2:プロトタイプを作る(30分)
次は、「動くもの」を作ります。
最初のプロンプト例:
あなたはnote記事のアイデアを提案するツールです。
ユーザーのダッシュボードを分析して、記事ネタを10個提案してください。これをGPTに入れて、まず動かす。
初回テスト結果:
❌ 分析が浅い
❌ ネタが汎用的すぎる
❌ 「この人らしさ」が出ない
→ でも、それでいい。
完璧じゃなくていい。
まずは「動くもの」があれば十分。
これがステップ4で学んだ「共創」の始まりです。
プロセス3:テストして問題を見つける(反復)
ここからが本番。
テスト1:自分で使ってみる
問題発見:
- 界隈判定がない → ユーザーが納得しづらい
- いきなり10個出る → 確認フェーズがない改善策:
# 処理を2段階に分ける
1. 界隈判定 → ユーザー確認
2. ガチャ生成テスト2:友達に使ってもらう
問題発見:
- 再生成すると同じようなアイデアが出る
- 深掘り機能がほしい改善策:
# 機能追加
- 再生成時は「切り口を変える」指示
- 「◯番を深掘り」コマンド追加テスト3:初見の人に使ってもらう
問題発見:
- 何をアップロードすればいいか分からない
- コマンドが分からない改善策:
# 初回メッセージを丁寧に
# 各ステップで次のアクション例を提示これ、ステップ5の「戦略的思考」ですよね。
ユーザーの立場で考える。
どこで躓くか想像する。
導線を設計する。
GPTsは、これまで学んだすべてが活きる場所なんです。
プロセス4:対話フローを設計する
Before(プロトタイプ):
ユーザー: (画像アップ)
AI: (いきなり10案出す)一方通行で、冷たい。
After(洗練版):
ユーザー: (画像アップ)
AI: 界隈判定 + 「これで合ってますか?」
ユーザー: 「ガチャ回して」
AI: 10案 + 「気に入ったものはありましたか?」
ユーザー: 「3番を深掘り」
AI: 詳細構成これが「相棒」との対話です。
一方的じゃなく、確認しながら進む。
ユーザーに選択肢を見せる。
次に何ができるか、常に示す。
ステップ2で学んだ「魔法の言葉」を、ツールに組み込んだ形ですね。
プロセス5:AIの"個性"を調整する
これはステップ3のゴーストライター育成と同じ。
口調の例:
❌ 「分析が完了しました。以下が結果です」
✅ 「分析完了しました!あなたの界隈は...」絵文字の使い方:
適度に: 🎯✨🎲
やりすぎ注意: 🎉🎊🌟💫✨🎯🎲🔮💡トーンの統一:
フレンドリー vs プロフェッショナル
簡潔 vs 丁寧
ツールの目的に合わせて、キャラクターを作る。
これ、ステップ1のカスタムインストラクションそのものですよね。
プロセス6:エッジケースに対応
最後の仕上げ。
想定外の使い方に備える:
- 画像が不鮮明
- note以外の画像
- 記事数が少ない
- 変なリクエスト→ 例外処理を追加していく
これで、あなただけのツールが完成です。
🌱 完璧を目指さない開発
ここまで読んで、気づきましたか?
GPTsは「育てるもの」なんです。
最初から完璧である必要はない。
入出力を決める
プロトタイプを作る
テストする
改善する
繰り返す
これ、ステップ4の「共創で楽しく続ける仕組み」そのものです。
「noteネタガチャDX」も、最初はもっとシンプルでした。
使いながら、対話しながら、少しずつ育てた結果が今の形。
失敗してもいい。
不完全でもいい。
大事なのは、「動くものを作って、使ってみること」。
🎁 この記事を読んだあなたへの課題
さあ、最後のステップです。
あなたも、30分でプロトタイプGPTsを作ってみてください。
テーマは何でもいい:
あなたの仕事を楽にするツール
趣味をもっと楽しくするツール
誰かの役に立つツール
「入力→出力」を1つ決めたら、
まず動かしてみる。
そして、使いながら育てていく。
それが、あなたの「相棒」になっていきます。
🌟 6つのステップを終えて
ここまで来たあなたは、もう「GPTを使う人」ではありません。
「GPTと一緒に創る人」です。
自分を覚えてもらい(ステップ1)
専属秘書に変身させ(ステップ2)
ゴーストライターを育て(ステップ3)
共創する仕組みを作り(ステップ4)
戦略的に考え(ステップ5)
自分だけのツールを作る(ステップ6)
これが、「冷たい道具」を「温かい相棒」に変える6つのステップです。
💌 最後に
「もうAIに振り回されない。一緒に成長していく相棒がいる」
そんな毎日を、あなたも始めてみませんか?
GPTは、完璧じゃなくていい。
あなたも、完璧じゃなくていい。
一緒に試して、一緒に失敗して、一緒に育っていく。
それが、AIとの本当の付き合い方だと、私は思っています。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
あなたの「相棒」との物語が、ここから始まりますように。
連載の期間が開いちゃったから💦
この記事から読んでくれた方は、過去の連載も読んでくれたら嬉しいです✨
📎 付録:プロンプトの進化を見てみよう
全文を載せると長くなりすぎるので、試行錯誤の跡が分かる部分だけ抜粋します。
🌱 Version 1(プロトタイプ)
あなたはnote記事のアイデアを提案するツールです。
ユーザーのダッシュボードを分析して、記事ネタを10個提案してください。
各ネタには以下を含めてください:
- タイトル
- テーマ
- 構成案問題点:
いきなり10個出る(ユーザーが置いてけぼり)
「この人らしさ」が出ない
再生成すると似たようなネタになる
🌿 Version 2(界隈判定追加)
## ステップ1: 画像分析と界隈判定
ユーザーがnoteダッシュボードをアップロードしたら、以下を分析:
1. 記事タイトルの傾向
2. 反応データ(ビュー、スキ、コメント)
3. 文体・トーン
4. 専門性
### 出力形式
> 🎯 あなたの界隈判定
> 【界隈】[具体的な界隈名] × [サブ属性1] × [サブ属性2]
> 【文体の特徴】[トーン1] × [トーン2] × [トーン3]
>
> この界隈判定で合っていますか?
> ✅「ガチャを回して!」でネタ生成改善点:
✅ ユーザーが自分を理解できる
✅ 2段階にして確認フェーズを追加
✅ 次のアクションを明示
🌳 Version 3(多様性の確保)
## 生成ルール
4. **バリエーション**: 以下の多様な切り口を必ず含める
- ストーリー型(体験談・失敗談)
- 分析型(データ・考察・比較)
- ハウツー型(実践的手順・Tips)
- エッセイ型(内省・哲学・問いかけ)
- リスト型(まとめ・ランキング)
**重要**: 再生成を求められた場合は、前回と異なる切り口の比率にして、
構成要素やアプローチを大きく変えてください。改善点:
✅ 再生成で似たアイデアが出る問題を解決
✅ 型を指定することで、多様性を担保
🌲 Version 4(対話の温度調整)
# 初回メッセージ
> こんにちは! 🎲
>
> 私は「パーソナライズド・ネタガチャ」です。
> あなたのnoteダッシュボードを分析して、あなただけの記事アイデアを生成します。
>
> **📸 使い方**
> 1. noteの「マイページ」のスクリーンショットをアップロード
> 2. 私があなたの「界隈」を判定
> 3. あなた専用のネタガチャを10連で回します!
>
> 準備ができたら、スクリーンショットを送ってください✨改善点:
✅ 機械的な説明 → フレンドリーな対話に
✅ 絵文字で親しみやすさを演出
✅ ステップを明示して不安を軽減
🌟 完成版の特徴
最終的に追加した要素:
📖 深掘り機能: 選んだネタを詳細化
🔄 文体再学習: ユーザーのフィードバックを反映
📚 記事吸収モード: 実際の記事から文体を学習
🧩 例外処理: 画像不鮮明、記事数少ない等に対応
📊 進化の全体像

💡 ここから学べること
最初は超シンプルでOK: V1は3行のプロンプト
問題は使ってみて初めて分かる: テストなしには改善できない
一気に完璧を目指さない: 1つずつ問題を解決していく
対話の温度は後から調整できる: 機能が固まってから磨く
完璧なプロンプトは、最初から書けません。
育てていくものです。
こんな風に作ったたくさんのツールは、ここで無料公開しています👇
無数の失敗の山の上に立っています…。
ツール作成は怖くないので、チャレンジしてみてね✨
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