契約終了に振り回されなくなった考え方
契約の継続は約束されているわけではありません。
ご縁が終わる日が必ず来ます。
お子さんの成長や環境の変化
お引っ越しや職場復帰
理由はさまざまですが、どれだけ良い関係を築いていても、
「終わり」は訪れます。
フリーランスとして始めた頃の私は、
「解約」を告げられるたびに気持ちが大きく揺れていました。
「もっとできたことがあったのではないか。」
「私に何が足りていなかったんだろう?」
「ここまで信頼関係ができていたのに。」
そんなことばかり考えていました。
でも、経験を重ねる中で少しずつ考え方が変わりました。
契約が終わることと、自分の仕事の価値は別の話だということです。
私は、ご家族が必要としてくださった時間、一人ひとりに向き合い、
その時できる最善を尽くしてきました。
お子さんの成長を見守り、ママが安心して仕事や自分の時間を過ごせるよう支えてきた時間は、契約が終わったからといって消えるものではありません。
だから今は、「お別れは新しい出会いのはじまり」と
思うように心に決めています。
もちろん寂しさはあります。
収入が減ることへの不安もあります。
個人事業主だからこそ、その現実から目を背けることはできません。
それでも、「ここまでしたのに」「あれだけ信頼してもらえたのに」という思いに縛られ続けると、自分自身が苦しくなってしまいます。
それよりも、「私は目の前のご家族のために、今日も精一杯やった。」
そう自分で評価するようにしました。
他人からの評価だけではなく、自分自身が自分の仕事を認めること。
それが、次の一歩を踏み出す力になります。
新しいご家庭との出会いは、いつも予想していないタイミングで訪れます。だからこそ、過去の栄光や終わった契約にとらわれず、
今、目の前にいるご家族に集中する。
その積み重ねが、次のご縁につながっていくのだと思っています。
私は、「子どものために」「ママのために」という想いを大切に仕事を続けてきました。
その想いは、契約が終わっても変わりません。
目の前の人を大切にする姿勢は、必ず誰かが見ています。
丁寧な仕事は信頼を生み、その信頼がまた新しいご縁を運んできてくれると信じています。
収入だけを追いかけると、不安ばかりが大きくなります。
でも、目の前の人を大切にすることを積み重ねていけば、結果として仕事も循環し、自分が守りたい暮らしや働き方も少しずつ守られていく。
私はそう信じています。
個人事業主は、契約が終わるたびに終わる仕事ではありません。
一つのご縁が終わるたびに、自分の仕事を見つめ直し、また新しいご縁へ向かって歩き続ける仕事です。
だから今日も、自分が積み重ねてきた時間を信じて、目の前の一人のためにできることを続けていきたいと思います。
そして最近、とても印象に残る出来事がありました。
半年ぶりに、サポートしていたご家庭から連絡をいただいたのです。
「先生に会いたいので、ご都合は合いますか?」
その一言を見た瞬間、
私がやってきたことは相手にちゃんと届いていた。
契約が終わっても、ご縁まで終わるわけではない。
目の前のお子さんやご家族と丁寧に向き合ってきた時間は、ちゃんと残っているのだと感じました。
以前の私は、契約が終わるたびに「もっとできたことがあったのではないか」と考えていました。
でも今は違います。
そのご家庭のために最善を尽くした。
その考えを持てる自分の行動を変えていく。
行動を立ち止まることなく前に進む原動力に変えていく。
その積み重ねがあったからこそ、半年経った今でも「会いたい」と思い出していただけたのではないかなと思います。
個人事業主の仕事は、契約件数がすべてではないと私は思っています。
人とのつながりを大切に積み重ねてきた時間は、
思いがけない形でまた新しいご縁になって返ってくることがあります。
だからこれからも、目の前のご家族一人ひとりと丁寧に向き合うことを続けていきたいと思います。
