「箱入り娘」から飛び出そう!〜スマホで越境学習する方法
『箱入り娘』という言葉を何年ぶりに聞いたことでしょうか!先日こんな声を聞きました。
「自分がこれまで『箱入り娘』だったことに気づきました」
これは子連れMBAの仲間の言葉。よくよく聞いてみると、就職して10年以上たつと、ふだん会社の中の人としか出会わなかったのが、育休中に子連れMBAに参加して、社外の人と話す中でこれまでの価値観が大変化したとのこと。
「価値観まで変わるなんて、相当すごい人と出会ったのでしょうね!」
そう思われるかもしれませんが、出会うのは、自身と同じワーキングマザーで、バックグラウンドや業種が違うだけ。そんな人達と本音で話す、それだけで価値観が大きく変わったのです。
『越境学習』の大切さ
『箱入り娘』が箱を飛び出すことを、言い換えると『可愛い子には旅をさせろ』でしょうか。
箱を飛び出すことや旅をすることこそ、VUCAの時代の人材育成として注目されている『越境学習』なのです。
『越境学習』とは、この第一人者でもある法政大学大学院の石山教授によると
自分自身の所属やキャリア、これまで慣れ親しんできた考え方などの"境界"を超えて、新しい機会に触れることで学び、自明で暗黙の前提となっていた価値観の変容があること
(引用:https://mpg.rightmanagement.jp/tm/hrcafe/development/211026-1.htmlz)
と言われています。簡単にいうと、ホーム(慣れ親しんだ考え)から、アウェイに触れることで、価値観が変わることです。
この「越境学習」は、
”自ら課題を発見して解をつくり出し、事業を創造・変革していくことが求められる”
”不確実な時代においては一人一人の「キャリア自律」が求められる”
という背景から、経済産業省でのリカレント教育プログラムの開発・実証でも扱われてきました。(引用:https://www.learning-innovation.go.jp/recurrent/#c01)
武者修行に行かなくてもスマホから越境できる時代
VUCAの時代、自ら課題を見つけて事業を創造・変革する人材を育成するための『越境学習』として、大きな会社では、NPOでのインターン経験や、(自由に渡航できた頃は)途上国への武者修行などがありました。個人的には新しい環境が大好きなので、機会があれば参加してみたいです。でも、ワーキングマザーとしての多く人の声を代弁すると
「子育てと仕事とで目の回りそうな
ワーキングマザーがそんなのやってられるか!」
です。もちろん、中小企業ではこんな悠長なことできませんよね。
正直、『越境学習』のためにこんな大それた学習プログラムが必ずしも必要だとは思いません。なぜなら、子連れMBAではスマホから越境した人材が何百人もいますから。
(イノベーション人材を生み出すのが『越境学習』です。制約からイノベーションが生まれるのです。)
スマホで越境学習の方法
スマホで越境するってどういうこと?と思われると思いますが、とってもシンプルな方法で『越境学習』ができます。ステップはたったの2つです。
①オンライン上で、志を同じくする異業種の仲間と出会い、対話できる場所を見つける(オンラインコミュニティなど)
②そこに自ら飛び込むこと(自ら自己開示すること)
「対話する」というと、飲み屋、会食などをイメージしがちかもしれませんが、距離が離れていても、時間がなくとも、スマホさえあれば十分対話ができるのです。最初はzoomでアイスブレイクをするとスムーズです。その後は、時間を合わせる必要もない、チャットでコミュニケーションを行います。
「チャットでなんて対話できるの?」
それができるのです。チャットだと書くのに時間がかかるのでは、と思われますが、文章だからこそ、頭の中で内省(リフレクション)しながら書くことになります。アウェイの人との触れ合いで感じたことを文章で表現するには、内省(リフレクション)せざるを得ないので、価値観を変えることに大きく結びつくのです。
テクノロジーのおかげで、時間がなくとも、非同期で「対話」ができるようになりました。なので、子連れMBAでは、忙しいワーママ(なぜママだけ?)でも、お昼休みや細切れ時間だけで越境できる環境は整っています。
あとは「自ら飛び込む」行動だけです!
著名人のセミナーよりも仲間との対話
子連れMBAで感じるのが、著名人のセミナーも良いけれど、それだけで価値観や行動まで変わった例はほとんど見たことがありません。価値観や行動が変わるのは「志を同じくする仲間との対話」がきっかけになることが圧倒的に多いのです。
このラーニングピラミッドでいうと、著名人でもセミナーなどは「視聴覚」で学習定着率は20%です。一方、前述のスマホでもできる「志を同じくする仲間との対話」は「グループ討論」で学習定着率は50%。時には、体験をシェアしたり教えたりと、それ以上のこともあるかもしれません。

(図の引用:キャリア教育ラボ 平均学習定着率が向上する「ラーニングピラミッド」とは? https://career-ed-lab.mynavi.jp/career-column/707/)
スマホ片手に箱を飛び出そう!
今日は、スマホ片手で『越境学習』ができるよ、という話を書きました。もしかして『箱入り娘』かも?というみなさま、ぜひぴったりのコミュニティを見つけて試してくださいね!
子連れMBAは、子育て中の男女&子育て世代を応援したい人、大歓迎です!(ちょこっとPR笑)
