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ヴィーガンパン屋さん(妄想日記三〇六)

今日は3060万円で、ヴィーガンパン屋さんを作った。私はパンが好きだ。でも、パン屋さんへ行っても、食べられるパンはほとんどない。バターや牛乳、卵が入っているものばかりで、結局いつも買うのはフランスパン。

もちろんフランスパンも好き。でも、本当はもっといろいろなパンを食べてみたい。クロワッサン。メロンパン。塩パン。デニッシュ。「今日はどれにしようかな。」そんなふうに迷ってみたかった。

そこで今日は、ヴィーガンパン屋さんを作ることにした。

この3060万円は、店舗の改装やパン工房の設備、ヴィーガンパンのレシピ開発、パン職人の育成、植物性原材料の仕入れ体制づくり、新商品の研究開発、イートインスペースの整備、オープン準備や運営費などに大切に使われた。

ショーケースには、焼きたてのパンがずらりと並ぶ。クロワッサン。メロンパン。塩パン。デニッシュ。カレーパン。クリームパン。ベーグル。どれも植物性の材料だけで作られている。

店員さんが笑顔で言う。「こちらのパンは、全部ヴィーガンですよ。」その言葉を聞いた瞬間、思わず胸がいっぱいになった。今までは、「これ、食べられるかな。」と原材料を一つずつ確認していた。

でも、このお店ではそんな必要はない。ショーケースの前で、「今日はどれにしようかな。」と迷う時間そのものが幸せだった。

「こんなお店をずっと待っていました。」「やっと好きなパンを自由に選べます。」そんな声が次々と届いた。食べられるパンを探すのではなく、食べたいパンを選ぶ。

そんな当たり前の幸せを、たくさんの人に届けたいと思った。

3060万円で、誰もが安心して、おいしいパンを自由に選べるヴィーガンパン屋さんを作ることができて、とても幸せだった。🍀

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