「1年」を決める時間たち
いつか時間ができたら。
いつか準備ができたら。
私は、あなたは、何がしたいですか?
すき間時間の捉え方
先日読んでいた雑誌「天然生活」の2021年1月号。
何気なくページをめくっていた中
辿った一節に、ガーンと衝撃を受けました。
それは、二ットデザイナー・三國万里子さんのインタビュー。
子育てしながら作家活動をしていた時は、
隙間時間を見つけたは編んでいたという三國さん。
「子どもが小さいときはまとまった時間が取れずちょこちょこと。
そういうちょっとした時間に何をするかで、
その人の1年って決まる気がします。」
「早送り」して時間を生み出すことはできるのか?
私も2人の子育てをしながら、ライター活動を行う日々。
関わる仕事の大半は厳しい締め切りに追われるスタイルではないけれど、
それでも仕事と家事・育児のやりくりにバタつく毎日を送っています。
さらには、ピアノに音声配信、このnoteだって書きたいし、
読みたい本がいまも数冊待機中。
だから、
「早く子どもたちが寝たら」
「早くこの仕事が終わったら」
と、テキパキ動きながら、
自分に、子どもに、「早く、早く」と声をかけ続ける。
そうしてちょこまか早送りを通常再生に戻した瞬間に、
子どもの隣で寝落ちしてしまったり、
ひとやすみ・・・とスマホを眺めてダラダラしてしまったり、
「あ!!忘れてた!」というタスクを思い出したり…
最終的には、
「いつか時間が取れたら」
「いつか仕事にぽっかり穴が開いたときに」
なーんていう展開になるのです。
「いつか」はなかなかやってこない
でもその「いつか」って、いつやってくるんだろう?
・・・それは誰にもわかりません。
どんなに周到に計画してがんばっても、
今回のコロナ禍のように、
自分が積み上げてきたものとは無関係に
目の前に迫っていた「いつか」が
無期限延期になってしまうことだってあるわけで・・・。
かたや、どんなに忙しい人だったとしても、
努力せずとも生じてしまう数分の隙間時間なら、
必ず一日に何度も生まれているはず。
だったら、約束されない「いつか」よりも、
毎日確かに生まれる「隙間時間」を信じた方が、
チャンスや成長に確実につながるのかも・・・!
たとえば、1日5分を積み上げたら、1年で1825分=30時間超。
1日10分なら、1年で3650分=60時間50分。
もしコツコツ積み上げて1日20分の隙間時間となれば、
1年で7300分=121時間以上=5日間に相当する計算。
これって、1週間に一度ペースで完全フリーな自分時間をもらった場合、
1週あたり2時間と同等なわけです。
・・・まぁ、日曜日のとっておきの2時間も、
子どもが熱を出したり、
直前で急な仕事が舞い込んだりしたら、
秒で吹っ飛びますよね・・・。
そう考えると、たとえ準備万端!な次の「日曜日」という
ごくごく近い「いつか」さえやっぱり約束されないな。
「名もない時間」に意味を与える。
ケトルのお湯が沸くのを待つ時間。
電子レンジがチン!というのを待つ時間。
身支度が思いの外早く整ってしまって出発を待つ時間。
寝る前に、スマホを眺める時間。
オーダーしたランチが出てくるのを待つ時間。
これを大切に積み上げたのが
三國さんの言う「1年を決める」時間たち。
やらなくても生きていけるし、
他の人から見たら必ずしも重要ではない。
でも、自分にとっては大切にしたいこと。
―そういうことこそ、日々の中に泡と消えがちな隙間に。
誰に責められることもなく、後ろめたさもなく、
努力せずとも確実に生まれてしまう隙間に。
そっと忍び込ませて、未来の自分につなげていきたいと思いました。
今日から、今から。
「名もない時間」に、もっともっと意味を与えよう。
今日もすばらしい一日になりますように。
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