人見知りゼロ人間を観察してみた
私の旦那は、とにかく人見知りをしない。
そう、人見知りゼロ人間だ!
初対面の人とも普通に話す。
お店の店員さんとも話す。
近所の人とも話す。
知らないおじちゃんとも話す。
知らない人だらけの初めての場所にも
「行って来るわ!」と普通に行く。
私はその姿を見るたびに思う。
「この人…なんかすごい…」
私にとって人と話すことや、初めての場所へ行くのは少し気合いが必要なことだ。
何を話そう。
沈黙が怖い。
私だけポツンと1人だったらどうしよう…
そんなことを頭の中で考えてしまう。
でも旦那は違う。
ある日、何気なく聞いてみた。
「初対面の人と話すの緊張しないの?」
すると旦那は言った。
「別に。相手も普通の人じゃん。こっちのことなんてなんとも思ってないし」
なんですって!
私の中では、
『初対面の人=緊張する相手』
だったのに、旦那の中では
『初対面の人=まだ知り合ってない普通の人』
だったのだ。
見えている世界が違う。
人類を何種類かに分類したら、私と旦那は確実に違うグループの人間だ。そう思った。
そういえば数日前にこんなことがあった。
その日、おすそ分けしたい野菜があった。
相手は私のママ友さん。
私は何度も会ったことがあるけれど、旦那は一度も会ったことがない。
連絡を取り合い、今なら家にいるとのことだったので、私が持って行くつもりで急いで支度をはじめた。
すると旦那が言った。
「俺、ちゃちゃっと置いてくるわ」
いや待って。
“ちゃちゃっと”って何?
相手はたぶん玄関先で待っていてくれる。
受け渡しのときには、きっと一言二言は会話をする。
しかも初対面だ。
「え、行くの? 初対面だよ?」
と聞くと旦那は、
「うん。野菜渡すだけでしょ?」
そ、そう。そうよ、そう、そうなのよ、、、
旦那にとっては、
“野菜を渡す”
ただそれだけの出来事なのだ。
私の頭の中では、野菜を渡して
『何か話そうかなぁ』
『長くならない程度の話しを…』
『相手も何か話したいかな…』
などなど、様々なイベント予想が開催されている。
でも旦那の頭の中には、
どうやら何も開催されていないらしい。
そして実際に旦那は秒で支度を済ませ、野菜を届けに行き、お礼にコーラまでもらって帰ってきたのだ。
つ、強い!
強すぎる!
それから私は旦那を観察するようになった。
すると気付いた。
旦那は失敗しても気にしていないのだ。
会話が盛り上がらなくても気にしない。
変なことを言っても気にしない。
断られても気にしない。
いや……
これはこれで人としてヤバいのでは……
私が気にしすぎていることを、
旦那はそもそも問題だとも思っていなかった。
人見知りしない人は、
コミュニケーション能力が高い人だと思っていた。 でも違うのかもしれない。
『失敗しても大丈夫』
と思える人なのかもしれない。
(前の記事でもお伝えしましたが“大丈夫“人間の旦那でもあります)
そう考えると少しだけ気が楽になった。
私は明日も人見知りすると思う。
たぶん来月も。来年もする。
きっと一生する。
でも、
「別に相手も普通の人じゃん」
という旦那の言葉だけは、
頭の片隅に置いておこうと思う。
人見知りゼロ人間は今日も元気だ。
やはりこの生き物は、
私とは別の進化を遂げている気がする。
今後も生態調査を続けていこうと思う。
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