言葉の魔術師noterモスキートエリがどうしても使えない言葉
noter モスキートエリをご存知だろうか。
例えば、こういう場面。
noteの世界を飛び出して、仲良しnoter ポンコツちゃんと初めて会った時、彼女のことを私はこう書いた。
可愛いと綺麗が頭の中で大混乱。
優しくて面白くて明るくて。コメント欄にいつも花咲かせてくれる、あの感じのままだ。
モスキートエリの手にかかれば・・
半音上がった優しいシャープな声の持ち主のポンちゃんは、目尻がずっと優しくて、オーガニックな甘さがあって不思議な落ち着きと芯の強さがあって五線譜みたいな人だった。
無邪気なリズムの転調は、
種類が豊富な笑顔の音符に変えて
少しだけ儚くて淡さをもつ
女の子の様な印象も受ける。
初めて会う画面の向こう側のポンちゃんは
ちゃんと実在していた不思議が
まだ夢の中にいる感覚を残した。
こうなる。
同じ人を見ているはずなのに、何この違い笑。
言葉が次から次へと彼女から溢れ出し、ふわふわ踊ってる、そんな感じなのだ。
彼女とお茶していると、「もうね、この、この今のこの感じ、この瞬間も書きたい」と言う。
溢れ出てくる言葉が、表現が止まらないんだろうな。
例えば、こんな風景。

この美しいビーナスベルトを彼女なら、どのように表現するんだろうと思ったりする。
モスキートエリ
彼女と出会ったのは、noteを始めて割とすぐだった。
『ABCおじさん』という衝撃的な記事に初めてコメントを残してから、もう私は彼女の虜となり、ずっと追っかけ続けている。
追っかけていたら、いつの間にか大の仲良しになって、今ではカフェでお茶するまでになった。
私は彼女にいろんな話をする。
note以外のことも、家族のこと、息子のこと、自分のこと、過去のこと、何でも話す。
私は、彼女の「言葉」を待っているのかもしれない。彼女の口から出てくる言葉は、いつも透明で優しくて、なんだか私はものすごく、ホッとする。
彼女が見つけてくれた言葉がある。
それは、私が長年ずっと見つけられなかった言葉だ。
「置いてきた」
私は舞台俳優を目指していた時期がある。
人生で1番熱かった。私のアオハルだ。
でも、自然にその世界から心が離れていった。
諦めたわけでもなく、逃げたわけでもない。
だとしたら何だろう、とずっと心の中でモヤッとしていた。
芝居は私の全てだった。
なのに、心のどこかでずっと宙ぶらりんな気がしていて、それがなんだか嫌だった。
「mikaちゃんは、きっと、置いてきたんだね、そこに」
彼女は、ふわりと言葉をくれた。
私がずっと探していた言葉を、見つけてくれた。
私はやっと、自分の芝居人生に敬意を込めて「置いてきた」と伝えることができた。
この感動をその後記事に書いたのだが、彼女はその言葉を私に見つけてくれたことなどすっかり忘れていた。
モスキートエリ
彼女の創作が止まらない。
私の大好きな『変態病院』
現役看護師モスキートエリだからこそ書けるノンフィクションの物語。
変態看護師は今日も今日とて命を救う。
ドラマ化希望。
主演は木南晴夏さんで。
変態を描いたと思ったら、こんな優しい児童文学も。
『つきのこえ』
音だけで優しくて美しい物語。
普段ゲーム中継ばかり見ている子どもたちにこの美しい音を聞かせてあげたくて、寝る前に読んであげたら、2人とも最後まで真剣に聞いていてびっくり。いつもおふざけ坊やの次男が「なんかわかんないけど泣いたわ、えへへ」と言うからこれまたびっくり。長男は何かを感じたはずなのに、「・・・普通かな」と言ってごまかしていた。あの兄弟をこんな感じにしちゃう彼女は・・やはりただもんじゃない。
そして、胸が締め付けられるような長編恋愛小説まで。
『パープル・セイヴィア』
3回読んだ。
ああ、ああああ!!!
こんなにも感情を揺さぶられているはずなのに、1ミリも言葉にして感動を伝えられない。私の語彙力よ!!!!カモン!・・・・何にも降りてこない。
同じ人が、もう1人いた。
noter ayamoだ。
彼女もまた、モスキートエリの熱烈なファンだ。
『美しいよねぇ、それしか言えない。感想書いても応援したいけど・・2周読んでも何も書けない、脳みそヘッポコでムカつく・・』
彼女も私と全く同じだった。
『#なんのはなしですか』の提言者であり、『路地裏』をこのnoteの世界に創り出したお方・・コニシ木の子さんは、モスキートエリについてこう表現する。
『詩的なこの世界は、読み手の想像が物語以上に勝手に広がり、居心地が良すぎてしまい、明確な正解を説明出来なくなる』
さすがです。そうです、それです、それなんです!!!
ああ、ありがとうございます。
私は、この思いを精一杯言葉に乗せて木の子さんに伝えた。
天晴れ。
『どんなにヘッポコでもヘッポコなりに何かを伝えることって大事だよね!!』
と、ayamoと陰でお互いを励まして合っている。
モスキートエリ
次回は、ホラー小説に挑戦するとか。
彼女の振れ幅たるや・・・一体何者なんだ。
***
ある日のこと。
モスキートエリとカフェでお茶していたら、彼女が衝撃的な事実を口にした。
「どうしても使えない言葉があるの」
なんということでしょう!!
あの、あの、あの、言葉の魔術師モスキートエリにそんな言葉があるなんて!
「え、なになに?そんな言葉があるの??」
私はドキドキした。
こんなにまで言葉に愛された彼女が使えない言葉って何?!
「あのね・・どうしても・・・」
大爆笑。
私はお腹がよじれるほど笑った。
最高だ。
やっぱりモスキートエリは最高に変なヤツで、最高に可愛いヤツだ。
その言葉は、私たちが仲良くしているnoter仲間の間で頻繁にコメント欄で使われている言葉だった。それをいつも、モスキートエリは羨ましく思っていたらしい。
使ってみようと試みるのだが、勇気が出ずいつも消してしまうんだとか。
「ほんの一握りの勇気じゃないか!モスキートエリ!!」
「ダメなの、勇気が、勇気が出ないの!!」
私はこの衝撃的事実をどうしても1人で抱えていられなくて、その夜ayamoに連絡を入れた。
同じくayamoも大爆笑。
その裏で、モスキートエリの葛藤は続いていた。
『ア・・・・ア・・・・ア・・・・いえない・・・』
私はここで、ayamoからの『ひらがなの方がeasyなんじゃない?(エリ風味)』というアドバイスを伝えた。
『あーーー・・・あーーーとぅぁ・・ドキドキ。もう、私、言っちゃいけない気がする笑』
彼女はeasyに笑った。
今では仲間とお互いこの言葉で当たり前のように、親しみを込めて呼び合っているが、そもそもこの言葉は誰が最初に使い始めたのかという話になり・・
ayamoとその言葉の始まり大捜索が開始された。
BGMはやっぱこれでしょ。
『なんか、ラディが自分の名前の由来を書いてたときあたりな気がする』
ayamoが重大なことを思い出した。
ラディとは、仲良しnoter ユーカリ・ラディアータのことだ。
私たちは、すぐに検証を開始した。
そして、ついにその記事に辿り着いたのだ(案外早かった)。


『なんかこの記事な気がしてきたぞ!』
『もう、・・そういうことにしよっか』
大捜索と言いながら呆気なく『そういうことしよう』ということで捜索は終了した。
デヴィ夫人もびっくりである。
お気づきでしょうか。
そうなんです。
私たちは、何を隠そう暇なのです。
さっそく、モスキートエリに報告した。
『これかぁーーー!!』
モスキートエリがどうしても使えない言葉の始まりがわかり、彼女は感動しているようだった。
『事件はラディアー・・・から始まった・・・ラディの名前すら言えねぇ』
モスキートエリの葛藤が伝わってくる。
『考えすぎや!感じろ!モスキート!!』
『私の心の扉は・・・ひ、ひらかない・・ひゃーーーん』
言葉の魔術師モスキートエリがこんなにまでこの言葉に振り回されるなんて!
私は、『この葛藤を記事にするしかないぞ』と彼女に提案した。
◾️あーtを越えられない
◾️あーtがつらい
◾️あーtってなんや?
◾️あーtは魔術師
◾️あーtの口にはなっている
◾️あーt、もう少し。その先へ〜
◾️あーt、とさけびたい。
続々と送られてくる記事のタイトル。
さすがモスキートエリ。
駄菓子菓子、この言葉が使えないのに記事にすることはあまりに無謀だと、彼女は言う。
だから、この度、この私めがその重要な任務を引き受けたわけなんです。
このやりとりがあってから今もまだ、彼女がその言葉を使うところを見たことがない。
言葉の魔術師モスキートエリは、果たしてその言葉を使う時が来るのだろうか。
私たちは待っている。
その言葉の向こうで、両手を広げて待っている。
最後に、声を大にして言いたい。
