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パートナーのうつ病が教えてくれた3つのこと

20代後半に私が経験したパートナーのうつ病。

同じようにパートナーの病に向き合っている方
今、誰かを必死に変えようとしている方に向けて・・・

どうしようもなく辛い状況が降りかかった時
どんな風に自分を取り戻していったのか
振り返りながら

この経験が教えてくれたことをお伝えします。

彼と付き合っていた頃の私

その頃の私は、自分の感覚を無視して
全く自分に合っていない仕事をしていました。

違和感を感じていたのにも関わらず
無理やり行動を起こしていたことが原因で
自分がわからなくなっている状態でした。

そんな時に
「もう頑張らなくてもいい」
と言ってくれたのが、当時付き合っていた彼。

そんな優しさに触れて
自分の状態に気づいた私。
しばらく休んだ後、転職をしました。

新しい仕事に慣れていくにつれて
少しずつ元の自分を取り戻していったのですが
私は彼に甘えながら、自分のことで精一杯で
相手の変化には、気づくことができませんでした。

彼のうつ病の再発

元々、その彼が過去にうつ病を
経験していたことは聞いていました。

ただ私は、それまでの人生で
周りにうつ病の経験者はいなかったので
その重みがわからなくて深く考えることはせず・・・

休みの日に横になっていることが増えた時も
「どこか出掛けようよー」と声をかけていた私。

熱があるわけでも、風邪気味でもない彼に
仕事のストレスで辛いのかなと思う程度でした。

***

そして、2011年3月11日。
東日本大震災が起きます。

当時住んでいた札幌も大きく揺れました。
連日放送される津波の映像。
食い入るようにテレビを見る彼。

日本中が辛く、苦しんでいる中
彼の症状も少しずつ重くなっていきました。

ある日の夜中に目を覚ますと
彼が睡眠薬を飲みすぎて倒れており
救急車を呼ぶ事態に・・・。

自分を責め続ける葛藤の日々

そこまで追い詰められていたことに
気がつけなかったことで

「こうなったのは、全て私のせいだ」

と思った瞬間、全身に力が入らなくなり
地球の底が抜けるような感覚を味わいました。

それから、私に出来ることはないかと
日々情報を集め、一緒に病院にも行きました。

ただ病院に行っても
薬の量をどうするかという話だけで
根本的な解決に繋がるような話はなく
憤りが増すばかり。

病院を変えようと、他の病院に問い合わせても
受け入れてもらえず・・・。

彼自身も、これまで波がありながらも
ずっと付き合っている病気だからか
薬で症状を抑えられたらいいという感覚で
仕事を減らすことなく、忙しく働き続けていました。

もっと休んでほしい!
睡眠薬を飲むなら、車の運転は控えてほしい!
(↑これは本当に切実な願い)

毎日、心配や不安が募るばかりで
彼の行動を制限するような発言も増え
なんとかして相手を変えようと必死でした。

私自身も常に自分を責め続け
仕事中に吐き気がしたり、涙が出たり
今思うと、うつ状態になっていたのですが

周りには心配をかけたくなくて
誰にも話さず、自分の中で押さえ込んでいました。

現実が動き出したきっかけ

そんな私の状況が変わり出したのは
彼と共通の友人と電話をした時に
思わずポロッと状況を話したことでした。

詳しい話をしたわけではなく
ちょっと大変なんだ・・・くらいの軽い話。

それでも、自分の中に閉じ込めていたものを
ほんの少し出しただけで
信じられないくらい気持ちが軽くなったのです。

ずっと自分の弱さを隠していたことに気づき
久しぶりに「私自身」を感じた気がしました。

それから、彼の病気のことばかり見ていた私も
少しずつ自分に目を向けられるように。

今はそれどころじゃないからと
頑なに断っていた友人からの誘いも
ちょっと気分転換に行ってみようかなと
思えるようになっていきました。

***

そんなある日。
前から友達と出掛ける約束があったのですが
彼の調子があまりよくない感じがしました。
いつもだったら、誘いを断っていたのですが

その日は私の中に

「私だって、自分を大切にしたい!」
「たくさん笑って、人生を楽しみたいんだ!」

という気持ちが強く湧いてきて
予定どおり出掛けることにしました。

彼も「いってらっしゃい」と送り出してくれました。

友人と楽しい時間を過ごし
その時間だけは、彼の存在を忘れている自分がいました。

そして、その日の夜。
私の目の前の現実が大きく動きだしたのです。

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