「 明日がある。」
もし、
明日が来ないと
分かっていたら。
仕事なんか、行かない。
嫌いな人に、頭なんか下げない。
会いたい人に会って、
言えなかったことを伝えて、
食べたいものを食べて、
見たかった景色を見て、
眠くなるまで笑っていたい。
でも、
明日がある。
だから今日も、
行きたくない仕事へ行って、
笑いたくない人に笑って、
言いたいことだけ飲み込む。
会いたい人には
「 また今度。」
今日も、そう言ってしまう。
「 また今度。」 は
何回あっただろう。
何人に言っただろう。
何回、
自分にも言っただろう。
「 いつか。」
「 落ち着いたら。」
「 時間ができたら。」
「 そのうち。」
そんな言葉ばかり
上手になって、
「 あとでいい。」
その一言で、
今日が終わる。
「 今日が最後だと思って生きろ。」
そんな言葉は、
もう何度も聞いた。
それでも、
明日も目覚ましは鳴る。
仕事へ行って、
笑いたくない人に笑って、
気づけば、
今日も終わってる。
怖いのは、
明日が来ないことじゃない。
明日があることに、
慣れてしまうこと。
未来-miku-
