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ippeinotebook
手を伸ばす
中2で不登校→引きこもった辺りの息子から
人間に対しての絶望感を聞いたことがある
無差別殺人事件の犯人の孤独を
誰も救わなかった(掬わなかった)
いわば見殺しにした
そういう「種」なのだと
その事件は私もショックで
忘れてはいけないと考えていた
そこまでの孤独をほおっておいてはいけないと
何か少しでもできることを続ける必要があると
そのことを涙を流しながら息子に伝えたのだ
そのことを思い出した
もうあれから10年以上が過ぎている
そうだ
『僕のヒーローアカデミア』のアニメを観て
それが思い出されたのだ
幼少の環境
家族関係
大好きで憧れるからこその絶望
特異性に起因する差別
誰とも繋がれない不幸
複数要素が連なってマイナスは膨らみ暴発する
デフォルメされてはいるものの
それはまさにこの世界で起きているリアルだ
考え続ける
言葉を紡ぐ
助けを求める
手を繋ぐ
共に歩く
互いの弱さも強さも認めて
手を伸ばす
伸ばし続ける
私にとってあのフィクションは
あの時のひとつの応えに思えたのだ
(私が来たよ)
その私は決して最強でなくてかまわないのだ
アニメ『僕のヒーローアカデミア』の感想文として
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