猫も肩を落とす -vs猫嫌いなお隣さん スタート!
外猫さんたちのお世話をしていると、ついてまわるご近所さんトラブル。
ご近所さんみんな猫さん大好きですならいいのに、そうもいかない。残念。そしてここも例外ではない。
ここを購入したとき、不動産屋さんが、お隣は高齢者の一人暮らしで入退院を繰り返していてほとんどいませんね、と説明された。そのとおり、お隣は空き家の如く誰もいないまま数ヶ月が過ぎて、引越のごあいさつに用意した菓子折りも、あらためて用意することにした。
ある夜、お隣さんが帰ってくるより先に、猫のボランティアさんがやってきた。お隣さんは猫が大嫌いなので、猫さん飼われているようですが、外に出したりしないように、と忠告だった。
家猫サバトラくんは外を見るのが大好きで、いつま窓から外を眺めているので、その光景が、外からもよく見えたらしい。家の前を通る子供たちが、「ねこー!」と声をかけていた。
その光景を見た人が、アノお隣に猫がいると、ボランティアさんに、お隣のことを教えてあげておいた方がいいんじゃないかと連絡したそうだ。
どうやらいわくつきのお隣さんなようで、まったく残念なお知らせだった。
まぁ、家猫サバトラくんもサバトラちゃんも外になんか出しませんから大丈夫ですと思っていた。
地域猫のこともこのとき知って、とても興味があった。
引越から半年ほど過ぎ、季節が良くなってきた頃、隣の窓に外をのぞいている人影を発見した。急いて菓子折りを再調達してごあいさつに伺った。
お隣のお子さん夫婦とお孫さんたちだった。
お隣さんは足腰のリハビリ中で良くなったら戻ってくるので、よろしくお願いしますとごあいさつされた。
それからしばらくして、庭の草むしりをしていたある日、お隣さんが帰ってきた。モフモフ猫とハチワレ猫もいた。庭で何かしていると、自分たちも一緒にやっているつもりなのか、傍で見ていた。
初めてのご対面。
我が家は門からすぐに庭がある。
お隣さんは杖をつきながら、お子さんに誘導されながら門を入ってきた。まだ視界に猫たちはいない。
はじめましてと挨拶もそこそこに視界に猫たちの姿が入ったようだ。
その瞬間、なにを言われたかはもはや思い出せないが、猫に餌をやるなというよいなことを大声で怒鳴りつけられた。
そして、モフモフ猫に向かって指を差し、「こいつ!!このワルが!!」と怒鳴りつけたのだけは覚えている。
初めてのご対面でいきなり怒鳴りつけられ、モフモフ猫にも怒鳴りつけ、気分がいいわけもなく、こちらもキレた。
「たかだか猫ぐらいでなんだっていうんですか、うちが、うちの敷地内で何しようとうちの勝手だ、お引き取りください!」
すごすご引き取ったわけではなく、怒鳴り散らしながら引き取って行った。
塩を撒いた。
庭を見ると、モフモフ猫とハチワレ猫が並んでいた。肩を落とすという表現があるが、まさにこの姿というくらい、猫も肩を落とすのかと思うくらいの落としぶりだった。2匹には申し訳ないが、笑えた。もちろん心のなかで。
2匹に近づいて、「大丈夫だからね。ここに居ていいんだからね。ここがモフモフくんとハチワレくんのおウチだからね。」と声をかけた。
当時は、引っ越してきたばかりの新参者だし、猫たちのためにも、町内会のイベントにも積極的に参加した。
地域猫たちのお世話をしていたおばあちゃんがいらしたそうで、お隣さんは、あんたが餌なんかやるからと、猫用のお茶碗を叩き割ったり、ボランティアさん宅は玄関先にお世話している地域猫のためにハウスとトイレを用意してあるが、それが気に入らないと、外側から家や猫に向かって石を投げつけたり、隣のマンションの管理室へ行って、ここで飼われている猫がくるから飼っている住人を教えろと聞きにいったりしていたそうだ。
もちろん教えてもらえるわけなどない。
どんな理由でも人様の物を意図的に壊したら器物破損だし、石投げつけたら犯罪だろうと思けど、お隣さんは認識が異なるようだ。
隣近所みなさま、何らかでトラブッていて、我が家は『アノお隣さん』と認識された。
いわくつきのお隣さんとの闘いはスタートしていた。もちろん2匹も一緒に。
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