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猫との暮らし〜運の尽きか運命か

2025年1月も終わりに近づいた頃、耳カットのない新参猫が庭にあらわれた。
先住地域猫たちとファーシャーする声が聞こえる。早く捕獲しないと先住地域猫のコが追い払われてしまうかもしれない。さぁ大変と猫ボラさんと捕獲の準備。
2月中旬の週末の朝、無事に捕獲。
新参猫はそのまま猫ボラさんと動物病院へ直行、私は帰りを待った。猫は帰ってきたら地域猫になる予定だった。

猫ボラさんと帰ってきた新参猫はおとなしくキャリーケースに収まっていた。ファーシャー暴れていた数時間前とはまるで別猫。
「男のコだから、今日放しても大丈夫だだと思うけれど、一晩、置いてもらえたら」と相談された。
そして「薬と栄養剤を投与しているので、ごはんも水もいらないし、キャリーケースに入ったこのまま、玄関で大丈夫なので」と続けた。
猫ボラさん宅はすでに満猫、おまけに保護したばかりの犬もいて、このコが過ごせるスペースはなかった。

寒波到来の寒い日だった。いくらなんでも手術当日に放り出すのは可哀想で気が引けた。
キャリーケースのままだし、一晩くらいならと、玄関を提供した。
この1泊が1年になるとは思っていなかった。

その前年の夏、お迎えするハズだった白猫さんは一晩中、ひと月鳴き続けたので、またかと覚悟したけれど、一声も鳴かなかった。
寒波は翌日も続いて寒い朝を迎えた。
猫は相変わらずキャリーケースの中で生きているのか心配になるぐらい息を潜めている。その日の夜もそのまま玄関を提供した。この夜も一声も鳴かなかった。
3日目。
寒波も猫も変わらなかった。
猫は一鳴きどころかキャリーケースの中で動く音もしない。なんておとなしいコなのだろう。そう思ったのが運の尽きか運命か。

流石にキャリーケースの中ではかわいそう。そろそろ水くらい飲みたいかもしれない。これだけおとなしければ…そう思って、キャリーケースを2階の部屋に移動して扉を開けた。
猫は出てこない。むしろ出されないようにがんばっていた。
誰もいなければ出てくるかもしれないと部屋を出た。
案の定、しばらくすると部屋から何やら音がする。様子を見に、部屋へ戻った。

人の気配を察知して、猫はすでにベッドの下に隠れていた。
キャリーケースの中の2日間、一声も鳴くことなく、生きてるいるのか疑わしくなるくらい息を潜めていた猫が豹変した。猫を被るという言葉があるが、文字通りに猫が猫を被っていた。その化けの皮がはがれたのか、ベッドの下から「ファー!シャー!」

庭でごはんをあげてたでしょと言いたいが、あちらはあちらで、「よくもだましたなー!おかげで酷い目にあっただろ!」と言っているように見える。
まぁね、だましましね。はい。
だって騙さないと捕獲できないんですもの。

とりあえず、水とごはんを運んだが、豹変した猫は人が変わったではないが、猫が変わったようにファーシャーしまくった。とてもじゃないが、再びキャリーケースに収まるとは思えない。
その夜、怪獣化した。

いまとなっては、このコを初めてみたとき、なぜ先住猫と思ったのか、自分でも不思議に思う。
猫がちがうと解っていても、愛猫に似た顔つきでファーシャーされると心が沈む。
先住猫!?に見えたのが、そもそもの運の尽きか運命だったのか。

保護猫番組も増えて、随分認知されて、猫人気爆上がりでうれしい限りです。
番組見ながら、怪獣化した猫さんとなし崩しに1年が過ぎ、2年目に突入する。
そして今年もこの季節、今年は今年で、今年も悩ましい事が発生している。

去年の記事です。

白猫さんのことは↓目次
〜白猫さんを保護したけれど〜
で書いてます。


最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。

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