猫との暮らし〜お金も手間もかかるけど
2024年1月。
最後の『家猫』が空に旅立った。
それから1年。
家の中に人間しかいない暮らしにも慣れてきて、家族で1泊旅行に出かけた。
『家の中に人間しかいない』のだから、人間が外出すると、家の中は空っぽで、気がかりな存在がない。
日帰りでも、ちょっとした外出でも、基本は猫たちのごはん時間が帰宅時間に自動設定されて、早く帰らなきゃと急いで帰っていた。その自動設定が解除されて、何も気にせずに過ごせるのは、気楽でいい。
そうか、『家猫がいない』はこんなに気楽なのか。
そう思ったのは事実だけれど、旅先で目につく『かわいいペットグッズ』。
買ってあげたいと思っても、買ってあげる猫たちがいない。
見ても仕方がないと思いながらも見てしまう。
買ってあげたかったなぁと思う。
それもまたつまらない。
気楽さと寂しさが混在するけれど、気楽に出かけられるのも悪くない。
そう折合いをつけるのもつかの間、春には『なし崩しの家猫』となる猫との暮らしが始まった。
ややこしい表現だけれど、この時点では、まだ『家猫』にする予定はなかったので、こんな表現になった。
家猫といっても、家中どこまでもフリーダムではない。
一部屋限定、ケージはないので、部屋の中はフリーダムである。
部屋の中はフリーダムなので、カーテンでターザンを楽しみ、カーテンレールの上からエアコンの上へ、狙うは神棚。
いくらフリーダムとはいえ、それを許容できるほど、人間よくできてはいない。
ビリビリになったカーテンはあきらめるとして、被害が広がらないよう、100均の猫よけをインテリアの如く飾りまくった。
先代猫も子猫の頃、カーテンでターザンしてたのを思い出した。
このコは、子猫じゃなくて大猫だが。
朝晩のごはんにトイレのお世話の日々がかえってきた。
ごはん代はもちろん、トイレの砂やシート代もかかる。
トイレの前後はひと騒動。
明け方、外猫、カラス、何に反応しているのか不明だが、突然吠える声に驚くこともしばしば。
ごはんをあげているのに、おやつもあげているのに、ファーシャーパンチ!
夏。
人間だけなら、風があれば窓を開けてと思うが、締めっきりの部屋に冷房は不可欠。電気代の節約は無理。
冬。
ペット用の発熱防寒シートに、人間用のあたたかいひざ掛けも購入。
おやつにおもちゃも購入。
猫と暮らすということは、手間もお金もかかるのだ。
この物価高、猫ごはんもトイレグッズもおやつもおもちゃも例外ではない。
先代猫は18歳まで生きてくれたけれど、最後の2年ほどは、病院通いで大変だった。空に引越したときは、どんなに大変でもいいから居てほしいと思った。
ファーシャーこそしなくなったけれど、いまだ油断するとパンチ!がくる『なし崩し家猫』だが、部屋に入ると喜んで転がるし、ベッドのヘリを背もたれにして座っていると、ベッドに上がって後ろからコロコロのどを鳴らしている。
まだまだ油断はできないが、手間がかかっても、お金がかかっても、いた方がいい存在になっている。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
猫たちとの暮らしの記憶を綴っています。読んでいただけたらうれしいです。
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