見出し画像

ぼくたちのおうち!と守ったのにバージョンアップしたら別居したモフモフくんの話

ある日、とても風の強い日があった。
我が家の入り口は階段になっているが、外出から帰ると、段ボールハウスがその階段に斜めになって転がっていた。

大変!モフモフくんたちのハウスが飛ばされてる!
それ以上飛ばされたら大変と、強い風を押しのけるように慌てて駆け寄った。
ハウスを拾おうとするとなぜか重い。
段ボールと発泡スチロールで作ったハウスだ。だから、軽くて飛ばされたのだが、予想としている重さと違うと拍子抜けする。中を覗いてみるとモフモフくんがいた。重いわけだ。

段ボールは階段のフチを支えに斜めになっていて、とても不安定だったと思う。
ハウスの設置場所から階段まで、7から8メートルくらいだろうか。飛ばされた自分たちのハウスを追いかけて、それ以上、飛んでいかないように、ハウスの中でがんばっていたのだろうか。どくらいの時間がんばっていたのかわからないが、その姿だけでも十分かわいいが、小さな体で一生懸命がんばっていたのかと思うと、製作者としては製作者冥利につきると大袈裟に感動する。

そんな彼らの段ボールハウスも、一冬越えて屋根が凹んできた。季節も暑くなってきた。冬の寒さに耐えられるように作ったので快適とは言い難い。おまけにナメクジも出没してきた。
マンション生まれのマンション育ちの私は1階で暮らしたことがないので、ナメクジ、それも大量のナメクジを見たことがなかった。この手のものはなんでも大量にいると気持ち悪いことこの上ない。猫たちもキライなようだ。ハウスの周りをナメクジが我が物顔で動いていた。快適なはずがない。

本格的な梅雨を迎える前に、ハウスを新しくすることにした。
段ボールハウスを作ったころは、2匹が入ってくれるかわからなかったが、この頃には、2匹とも自分たちの家と認識していたので、屋外用の犬小屋を購入した。
最近は、Amazonでも外猫用のハウスというのが売られているが、この頃はそんな商品はなかった。5年ほど前の話だが、世の中は変わっているんだなと思う。

2匹で入れるように大型犬用の1番大きいサイズを購入した。段ボールハウスのときと同じように、先ずはモフモフくんが中を偵察する。大丈夫だと判るとハチワレくんも入ろうとする。
入った!と思いきや、モフモフくんがハチワレくんを追い出した。

なんで?
犬小屋ハウスより遥かに小さい段ボールハウスには仲良く入ってたのに?
夏だから?
大型犬用のLサイズ、猫2匹には十分な広さだと思うんですけど。
しばらく様子を見ていたけれど、どうもモフモフくんはひとりがいいらしい。
せっかく2匹で入れるように大型犬用のLサイズを買ったのに。

仕方がない。
ハチワレくんがかわいそうなので、同じデザインのワンサイズ小さいタイプを購入した。
ハチワレくん用に購入したのだが、モフモフくんが占領した。モフモフくんは新しい物好きみたいだ。
試しに爪研ぎを買ってあげたときも、モフモフくんが占領したので、ハチワレくんにも新しいのを買ってあげたら、新しい方をモフモフくんが占領し、最初の爪研ぎがお下がりになった。

それでもハチワレくんはモフモフくんと一緒に寝たいらしく、新しい小さい方のハウスに入ろうとするが、モフモフくんに怒られて、すごすごと大きいハウスに入った。かわいいけど、ちょっとかわいそう。

最初の大きいハウスがハチワレくん、新しい小さいハウスがモフモフくんに落ち着いた。 段ボールハウスから格段にバージョンアップした外猫たちの犬小屋ハウス。我が家の庭もオシャレになった。


できたての頃の段ボールハウスとモフモフくん


段ボールハウスができたときの話は
↓こちら





いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集