育児・労働をかいくぐって書き続けたい女が、今年買ってよかったもの5選 2024
▼基本情報
・1987年生まれの37歳、ライター歴約12年
・2023年8月に出産したあとフリーランスで仕事復帰→今年8月にIT系教育事業会社に入社(なんかチームリーダーになった)
・副業としてライティングや編集、コーチングをやっている
・魂の本業としてnoteを書いたり小説の投稿をしたりしている
いやもうね、圧倒的難ゲー。
産後の不調もなかなか終わらないし、時間も体力も気持ちの余裕も何もかも足りない。夫は基本的に帰りが遅く近場に親族はいない。
そんな中、我は強いが自分の世話はまだひとつもできない一歳児の付き人をしながら、会社労働と副業をしながら、それでもエッセイやら小説やら書こうってのはけっこうな無茶であると痛感した2024年でした。
だが、しかし、それでも、私はなんやかんや書いていたい。文章を書いていないと身体的に気持ちが悪いのです。
無尽蔵にお金を使える身分でもないけれど、書き続けるためにできることはなるべくしよう。買うもんはケチらず買おう。そう決めて、まだ復帰したてで稼ぎもさほどという状況ではありつつ、今年も自分なりにお金を使いました。
といっても、「物」はあんまり買っていません。今回この記事を書くにあたりAmazonの注文履歴を見返してみたものの、半分くらいが子ども関連の買い物で、残りの半分から書籍と消耗品を除くと、自分のための本格的な買い物はごくわずかでした。
これからあげる5選も、うち3つは無形のサービスです。でも私はもともと、物よりどちらかといえば経験やメンテナンスにお金を使いたいタイプ。化粧品や洋服はケチにケチを重ねてしまったけれど、「コト」方面の投資はまあまあ良い感じにできたんじゃなかろうか、と思っています。
そんなわけで以下、書きたい女が今年買ってよかったものベスト5(金額つき)をどうぞ。
5位 イトーキ・サリダ
ローバックのビジネスチェア。これを私はリビング用に買いました。普通に食卓を囲む形でセッティングしています。なぜかというと、リビングでものを書くときに、食卓用の椅子だとすぐ腰が痛くなるから。
そう。今の私、人生で一番リビングにいる時間が長いんです。
自分の書斎もあるけれど、育児、家事、労働、執筆を目まぐるしく行き来するには、どうしてもリビングを拠点にするしかない。仕事に本格復帰し始めた頃から、ここでも快適に仕事・執筆できるようにしないと体がもたないなと思っていました。かといって、私が書斎で使っているエルゴヒューマンプロをリビングに持ってきたりしたらさすがに圧迫感がすごすぎるし……。
てなわけでサリダです。リビングにビジネスチェアだなんて、インテリアの統一感を重視する人が見たら卒倒するような組み合わせだけど、私の腰には変えられない。
結果としては大満足です。長い時間座っていても疲れないし、座面の硬さがちょうど良くて坐骨を立てやすい。コンパクトながらイトーキの良さを感じます。前は食卓椅子に腰痛対策クッションを置いて座っていたのですが、その時に比べて圧倒的に腰の負担が減りました。普段の食事もこの椅子で食べてしまっています。色もかわいいと思う。この子が来てから、リビングでの長時間作業も怖くなくなりました。
子どもが大きくなるまではこの二拠点生活が続きそうなので、サリダには当面頑張ってもらうつもりです。購入金額は17,900円。
4位 MacBook Air M2 2022 + iPhone16 Plus
PCとiPhone、両方一気にガタがきたので今年次々買い替えました。PCは2016年以来、iPhoneは2019年以来だったので、どちらもまあそれなりに潮時だったよなと。ちなみにiPhoneは、子どもが床に叩き落としているうちに画面がバリッと剥がれ落ちて絶命……。
このままどちらもApple製品でいくのか? という点は一瞬悩んだものの、イラストもiPadで描いているので一旦続行。
PCは、少しでも軽くしたくて今回はAirに。しかしもはや重さはたいして変わらないんですね。
iPhoneは16 plus(6.7インチ)にしました。前回は11pro(5.8インチ)を使っていて、小さいと感じていたためでかさを優先。
当たり前だけど、ガジェットを新しくするとあらゆる作業が捗ります。日々使っていると、細々した不具合にもつい慣れてしまって「まあこんなもんかな」と思ってしまうけど、新しくすると「あ、あれ普通の状態じゃなかったんだ」と基準点がリセットされますね。
使った金額は合計30万円くらい。
3位 ピラティス
歳をとるごとに、「書く」って運動だよな、と実感します。運動だから、どうしたってフィジカルの頑強さ、余力がものをいう。私の師匠のベテランライターも「集中力は体力」と断言していました。
しかしね、産後の体って本当ズタボロなんですよ。三十代後半にして、股を思いっきり裂いたんだからそりゃしょうがない。私は同世代平均よりも筋力体力ともに結構ある方だと思いますが、それでも産後一年くらいはずーっと調子が悪かったし、体力も産前の四割くらいの感覚でした。
書くためにも早く体を立て直さなきゃ、ということで、産後3ヶ月くらいからピラティスに復帰。元々通っていたスタジオがやや遠くて仕事の合間に行くのが難しくなり、夏からは家の近所のスタジオにも籍を置きました。
通った頻度はだいたい週一。弱った体を伸ばして曲げて叩いて、今年の秋くらいからなんとなく「あ、前はこんな感じだったかも……」という感覚が戻ってきました。体力も六、七割くらいまでは回復した気がするし、それにともなって「書ける」度合いも復調してきました。
日々のことを書きつけている紙のノートを見てみても、年明けから春くらいまでは文章がとにかくブツ切れなんですよね。「⚪⚪︎したい。」で終わりだったり、単語しか書いていなかったりすることも多い。でもそれがだんだん伸びてきて、最近はようやくちゃんとした文章が連なるようになりました。
ちなみに前に書いたように、夫にも運動させてます。夫も実は書く人。夫婦でフィジカルを整えて、今後も書き続けられるよう頑張りたいものです。
使った金額は計20万円くらい。
2位 過去の治療済み虫歯の総点検・詰め直し
これが2位なのか……と自分でもちょっと意外に思ったのですが、でも本当にやってよかったので入れざるを得ない。
ピラティスと並んで、今年の私のフィジカルを立て直してくれた買い物。それが歯の治療です。
妊娠出産でちょっと歯のコンディションが悪くなった気がして、近所の歯科医の手厚い検査を受けてみたのがきっかけ。みっちり点検をして、唾液の成分チェックなんかもして、さらに全部の歯の詰め物を入れ替えるという大工事でした。ちょうど明日、最後の詰め物を入れて終了です。いやー長かったなあ……。
私は20代の頃、やたらと虫歯ができた時期がありまして。
歯の手入れも甘かったのかもしれないけれど、一番の理由は過労によるストレスだったと思います。人間はストレス状態だと唾液の分泌が減り、免疫力も低下して、口内環境がかなり悪くなるんだそう。実際、気をつけているのにすぐ虫歯になるし、治療してもさらに歯茎の奥が膿んで歯根嚢胞になる、ということを繰り返していました。
ともあれ、その時期にわっと虫歯が増え、逆にそれ以降はあまり動きがなかったため、私の歯の詰め物って全体的に古かったんですよね。7〜8年選手が何本もあったと思う。それを順番に外し、中を綺麗にして、虫歯が発生し始めていたら削って、新しい詰め物を入れるということを全部の治療歯でやったわけです。
毎週のように歯医者に行くのはしんどかったけど、 それでもやって本当によかったです。体調が悪いときだけなんとなく歯茎がむずむずしたり、ぼんやりした痛みを感じたりすることもあったのですが、それらが全部プチ虫歯のせいだったとわかりました。
総点検してからは口周りの違和感がなくなったし、なんとなく集中力も上がった気がする。いやほんと、歯は大事。筋肉も大事だけど歯も大事。これからも、総入れ歯になるまで定期検診に通い続ける所存。
今回かかった費用は合計6万円くらい。
1位 パーソナル編集者
そして、今年の圧倒的一位はこれ!
パーソナル編集者とは、元noteのみずのけいすけさんが立ち上げた、noteの書き手にフリーの編集者が伴走してくれるサービスです。月に一回のオンラインセッションと、Slackによるサポートが基本の内容。
春頃だったかな。ワンオペ育児をしながら労働と執筆を回していこうとする中で、「これはもう、金を払ってでも応援してくれる人をつけないと駄目だ!」と思ったことがありました。
単純に「書けない」、わけじゃないんです。私の場合、かれこれ12、3年文章の仕事をしているから、書こうと思ったら別に書ける。でも、だからこそ逆に、自分を追い詰めてでも書いてしまったり、楽しみより義務感があまりに先行してしまったりすることが大きな課題でした。別に強制されているわけでもない、趣味でやっているnoteでさえ、疲れているとすごくキリキリした気持ちで取り組んでしまう。これだと精神にも身体にもきそう……。
書く上で、誰かに客観的な意見をもらったり、適度に励ましたりしてもらえれば、もう少しゆるやかな気持ちで書き続けられるんじゃないか。
そう思って、ちょうどよく流れてきたみずのさんのクライアント募集ポストから申し込み、編集者に半年間伴走してもらうことにしました。
細かな感想はまた別の記事にする予定ですが、結論だけ先に書くと、本当に使ってみてよかったと思っています。おかげで今年も、現時点で無料・有料合わせて80本程のnote記事を書くことができました。字数的には24〜25万字くらい。別に量が大事とは思っていないけど、継続できたという意味で、産後の一年目にしてはよくやったと自分に言いたい。
何より、気持ちの上であまり追い詰められずに書けたのが私の中では大きなポイントでした。それもこれも、担当の編集者氏が「肩の力を抜いて!」「いちいちすごいもの書こうとしない!」「生きてるだけで偉い、を基準に考えて!」と傍で声をかけ続けてくれたおかげなのです、ありがたや(実際はこんな口調で言われたわけではない)。
サービスとしては半年でワンセットですが、せっかくなのでもう半年延長することにしました。今年はとにかく「続けること」に主眼を置いていたけど、次の半年はより自分の良いと思える文章を、力まず軽やかに書いていきたいと思っています。編集者氏に見守られつつ……。
費用は10万8000円。
と、このような買い物を駆使して、書きたい女は今年もなんとか書いていられたのでした。
来年は今年の百倍頑張るぞ〜〜、とつい気合を入れたくなるけど、パーソナル編集者の言い付けを守り、まずは「生きてるだけで偉い」を噛み締めつつ、できることから着実にやっていこうと思います。
2024年12月11日
寝かしつけを終えた後
サリダチェアの上であぐらをかきながら
いいなと思ったら応援しよう!
読んでくださってありがとうございました。いただいたチップで新しい挑戦に励みます!