変わらない眼差しと磨かれた強さ
9年経っていた。
最後に彼の姿を歌をこの目で見たのは、2017年夏のドームツアー・通称ジャム魂。
彼がメンバーとしてステージに立った最後のツアーとなったが、わたしにとっては最初の瞬間でもあった。初めて行ったエイトのライブがジャム魂なのである。
夏のドームではじめましての後、気づいたら9年。グループを好きになったのは2016年からだから、10年ほど好きだ。9年はなんだか中途半端なので、約10年ぶりとしよう。約10年ぶりに、渋谷すばるくんに会いに行った。
横須賀のうみかぜ公園で開催された、EARLY SUMMER FESTA。すばるくんのインスタで出演を知り、初夏の横須賀ですばるくんがライブ?最高……と思い速攻申し込み無事に当選。
とはいえ、彼が独立してからライブに行くのは初めてだ。曲はちょくちょく聴いていた。好きな曲もいくつかある。あとたまにインスタに彼らしいシュールな投稿が連投されるのを見ては、相変わらずおもしれ〜男だ……とニヤついたりしていた。
衝動的に申し込んでしまったが、正直独立後彼のことを力強く応援してきたファンと比べると、わたしなんてにわかだ。こんなやつが申し込んで大丈夫だろうか。という後ろめたさもあった。

渋谷すばる on the stage
そんなことなんて関係あらへんと、ステージに立った彼は伝えてくれた気がした。
ステージの転換が始まる途端、ステージの前にファンがぎゅぎゅと集まってくる。人ってこんなに密集できるんだなあ。ああ、この感じフェスだなあと思いながら、自称にわかオタクは迷惑にならないようにと少し下がった位置から眺めることにした。(オールスタンディングあるあるで、少し前の人と距離をとったほうが見やすいよね〜)
ぎゅぎゅっと前列に行っている人たちの熱も感じつつも、少し下がって見る体制を整えるとそれだけで、なんか心落ち着く。前に行きたくなったらいつでも前に行けるくらいの距離をとる。そわそわした。
ついにきた。スリーマンライブで最後の出番、彼がきた。
初夏、風が気持ちよくて本当に最高なロケーションに彼がきた。
リハ途中?って思うくらいぬるっとステージに現れる。
急に前列から黄色い歓声が上がって気づいたが、彼は散髪していたようだ。
え、爆イケ……。
約10年ぶりに見たすばるくん、最新のアー写が長髪だったので、おそらくその感じかなと思っていたらさっぱり切ってて生粋のナチュラルボーンイケメンさんすぎてびっくりした。髪切り立てのビジュアルってなんか何倍も増してかっこよいのって人間あるあるでしょうか。
そして、近い!!!!ドームの天井席からしか見たことがないすばるくんが数メートル前にいるという事実に震える。
古着のカラフルなシャツが初夏の陽気に映えて、ああ、元気そうで何よりだ。音楽のもと、生きてる!!!ステージの真ん中に立ちブルースハープを勢いよく鳴らしたら、彼の音楽が始まった。
あまり多くは語らないひとで、ぜんぶ歌に込めてくれるひとだなと改めて思った。
ライブが一番好きで、ずっとライブやってたいけどそうもいかないから(ニュアンス)ってジャム魂のドキュメントでかわいいポンチョ着てむしゃむしゃケータリング食べながら言っていた気がする。すごく好きなシーンだからよく覚えている。可愛いのと、すごく素っぽいなあと思って。
エピソードトークも宣伝もせず、なんなら自己紹介もせず、「一曲一曲、届けるんで」と言っていた彼がすべてだ。強く、吠えるように歌う彼は相変わらず華奢だった。華奢な体から気持ち良いくらい伸びやかで鋭い歌声。
裏でバーベキューしている人たちもざわついているんじゃないか横須賀じゅうに響いているんじゃないかと思うくらいの勢い。すばるくんが横須賀にいるんだよ〜すごいことだよ〜と心の中で叫んでいた。
彼の最新アルバムを聴いて予習していたので、あたらしい曲が多かったけど、予習とかも要らなかったなと思うくらい、彼の声に向き合う、受け取るだけに没頭する時間だった。
彼はステージから客席を見つめる。その中にいるわたしたち一人一人にしっかり伝えている。大きな目をかっぴらいて見つめる、お前に歌っているんやで!!!!!とでも語りかけてきそうな。
セトリはスタッフさんが挙げているものがあるので、そのなかから特に印象に残った曲を記録がてら書いてみる。↓
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— 渋谷すばるSTAFF (@subaru_staff) May 9, 2026
THANK YOU
EARLY SUMMER FESTA 2026❤️🔥❤️🔥
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<SETLIST>
1. Su
2. Nekonome
3. 繋がる -Su ver.
4. POPEYE
5. Final Note
6. ないしょダンス〜ワレワレハニンゲンダ
7. 人間讃歌
8. Sing -a cappella-
🎧渋谷すばる SETLIST「EARLY SUMMER FESTA 2026」https://t.co/QuOl6v0eCX
※Apple… pic.twitter.com/PCRtR3NYOl
<SETLIST>
1. Su
2. Nekonome
3. 繋がる -Su ver.
4. POPEYE
5. Final Note
6. ないしょダンス〜ワレワレハニンゲンダ
7. 人間讃歌
8. Sing -a cappella-
繋がる……やってくれるんですねぇ!とうれしかったな。ライブ当日は偶然にも横山裕さんのお誕生日だから、歌ってくれたら嬉しいなぁなんて淡い期待をしていたので。
ちょうど横山さんも羽田でライブをしていて、調べたら夜公演ががっつり同じ18時台だったので、ともに違う場所で同じ時間にステージにひとりで立っているんだと思ったら、胸が熱くなる。繋がる、絆と音が。
ないしょダンス〜!やった!
ないしょダンスが主題歌だった映画『ひみつのなっちゃん。』をサブスクで見たんだよなあ。その映画の物語も好きで、だからないしょダンスも好き。あの、セリフのような畳み掛けて訴える歌詞がいいのよね。痺れる〜!
わたしこの曲大好きなんです。
自分にとっての節目のタイミングでリリースされたのもあって、当時リピートしまくっていた。
好きな曲はリピートしてばかりだから、曲を聞き返すとその時の感情とか蘇ってくるなあ。
ガンガン突き進んで何曲もロックンロールかましたあと、少しあたりが薄暗くなって風も落ち着いてきて、昼以上夕暮れ未満な感じの、ほんのり遠くの空にピンクにが染まり始めていた頃の人間讃歌。
直立不動で、ありがとうございます……。と思いながらステージで一音も逃すまいと、聞き入った。この10年近く積み重ねてきたすばるくんの人生のことを勝手に想像したり、彼の人生の奥行きを感じる。最後の曲にこちらが選ばれたのもなんだか嬉しかった。
歌い終えて間も無く、singをアカペラで歌い始めたすばるくん。
思わず声が漏れている人も多かったなあ。singもよく聴いていた。この曲好きな曲だって歌い出しの歌詞ですぐ思い出した。難しいことばわかりにくいことばは一切出てこない。シンプルだからこそ、どストレートに伝わる彼らしい曲だなと思う。
このタイミングでのsingは結構胸にくるものがあった。
この世界には歌が必要だって、世界の動きを見ていて不安をおぼえる日々に突き刺さった。
バンド演奏も一旦止めて、ただ彼がマイク一つで全身全霊でsingを歌っているときの静けさが忘れられない。
土曜の18時の公園だとは思えないくらい、音が止んで、すばるくんの声だけが響いてた。野外なのにこの静けさ。いや、世界が彼のために音を消していたかのような静寂さで、この歌声が多くの方に届いていますようにと願っていた。
言葉を並べてマニフェストするんじゃなくて、歌をうたうことでマニフェストしている。そんな気さえした。
グループに在籍していたとき、彼が作った曲「あ」もそういえば、世界のことを歌っていたね。
そして彼はすっきりさっぱり潔く、
爽やかに去っていったのさ。
だがしかし、3マンの大トリ(貴族)ならアンコール許されるのでは?とふんわり考えていたら、突如すばるコールが始まった。始めてくれた人、ありがとうございます。
ミュージック&ビールのフェスなのでお酒で気持ちよさそうな方も多く会場のテンションも高かった。(わたしは一滴も飲めないから少しだけ羨ましい)
照明が消えたステージ、辺りの薄暗さと夕日の色が際立ってきた。もうおしまいなのか寂しいなぁと思いながら手拍子をして彼を待つ。
何歌おうか全然決めてなさそうな感じで、勢いで出てきたすばるくん、「楽しい曲やります!」「知っている人も知らない人も関係なく、恥ずかしがらずに踊って、アホになりましょう!!!!!!!」(全部ニュアンス)
ココロオドレバ!!!!!!!!!!!!😭😭😭😭😭
え、ココロオドレバ、やってくれるんですね!😭アンコ定番曲なのかもしれないけれどそれでも嬉しかった。さいこ〜〜〜〜〜〜!ここは味園ユニバース?!?
後ろめたさを感じていた時間が一気にどうでもよくなって、気づいたら飛び跳ねて、気にせず音に身を任せた。ジャンプした勢いでペットボトルが落下したけどそんなのは気にしない、人に迷惑をかけなければオールオッケー!くらいの気持ちだ。
密集エリア距離をとった場所にいたので、もうどれだけ飛び跳ねても横揺れしても何したって後ろには人がいないから大丈夫さ、もう踊る!!!!!!!!!と切り替えた。
すばるくんが、「めちゃくちゃいい最高の表情!!!!!」とわたしたちに言う。いや〜その景色の一部になれてたら嬉しいなってくらい、わたしも負けじと?楽しいを全身で表現したくなる。楽しい……。
サビのところ(?)で、「アホダンス!」とすばるくんが右に左に手を出してニョキニョキした感じのダンスをしてそれをオタクたちも真似る。すぐに真似できるような、簡単で楽しいアホダンスだ(LOVE)
なんだか丸山隆平さんが『あおっぱな』で自身のパート「男裸一般生まれたからには〜」のとこのダンスと近いものを感じて、まるすばがよぎる(なんてったって丸山担)あ〜たのしかったな〜
どこか終盤で歌い切ってブルースハープかき鳴らしてそのあとステージに勢いよく倒れるという、超ロックンロールな彼らしい姿もあって最高だった。
彼は、いまに対して全身全霊で、
場所がどこであれその熱量に差はなく、どこだって伝えたい気持ちはシンプルでだからこそ強いんだなぁとわたしは受け取った。
いまを、悔いなく、生き切っている!(生き切るという言葉、最近まで丸山さんがブログで使っていたので影響を受けている丸山担)
すばるくんありがとう最高………とハイテンションでふわふわになっているなか帰る。
夕日がとてつもなく綺麗で、ご褒美をたくさんもらった気分。このエネルギーを抱えて早く家に帰ってこのnote書きたいなって小走りで会場を後にした。
帰り、家の近くのコンビニでバニラモナカジャンボを買って、食べながら帰りたいくらいだったけど冷静になって我慢して家で食べた。
たくさん日差しを浴びたから眠いし疲労もあるけれど、この甘さが疲れを癒してくれる。眠さと闘いながらもう荒削りでもいいから記録として残してみる。
追伸
ドリンクチケットで交換した麦茶に書かれてたことば!ココロオドレバの伏線回収してた✌️

