見出し画像

バズる記事の企画は、どう探す?100本以上の商品レビュー記事を執筆してきたライターが紹介

 ライター歴は8年。これまで、うれぴあ総研mimot、女子SPA!などでプチプラアイテム、雑誌付録などの商品レビューを執筆してきました。

詳しい数は忘れましたが、少なくともうれぴあ総研さまのみで100本以上は商品レビュー記事を執筆しています。

 このたび、株式会社メディア・ヴァーグ(本社:東京都世田谷区、代表取締役:浦山利史)が運営している女性のためのライフスタイルメディア『LASISA』でも、プチプラアイテムなどの商品レビュー記事を執筆する運びとなりました。

 執筆した記事『【便利】ユニクロ「UVカットパーカ」、 “オトナ女性” はどう着こなす?? 着回しコーデを検証してみた!』は、2025年7月21日の時点で、週間ランキング5位。デビュー記事のランクインは嬉しいものです。

 『LASISA(ラシサ)』が女性読者から多くの支持を受け、2024年8月に本体WEBサイトで月間2000万PV(ページビュー)、300万MAU(月間アクティブユーザー)を達成。

 提携先外部配信を含むビュー数は4300万CV(コンテンツビュー)と、コスメ・ライフスタイル情報を中心とした女性のためのライフスタイルメディアとして、業界トップクラスに成長しました。

PR TIMESより引用

 いつか執筆したいと考えており応募したところ、無事合格。これからも、素敵なアイテムをたくさん執筆したいと考えておりますので、宜しくお願いします。

 私は、商品レビューの記事をこれまで数多く執筆してきました。

「どうやって、その仕事に辿り着けたのですか」
「企画を考えるのが凄く上手いと思う。どうやって考えているの?」

 ライター仲間や読者の方から、時折このような質問を受けることもしばしば。そこで今回の記事では、商品レビュー記事を多数執筆してきたライターが、これらの疑問に関する回答を余すことなくぶっちゃけます。

1.商品レビューの仕事に辿り着いた理由

 商品レビューの仕事に辿り着いたのは、実をいうと「たまたまの偶然」でした。最初にお話しをいただいたのは、恋愛コラムを執筆していた「うれぴあ総研 ミモット」様です。

 そこで、付録の紹介どうでしょうというお話をいただき、「付録が好きで、SNSで日頃から購入したものを紹介しています」というお話を伝えることができ、そこからお仕事に繋がりました。

 実はお話をもらう前から、私は雑誌の付録やプチプラアイテムを利用していました。そして、SNSで購入したものをマメに紹介していました。

 その投稿が理由かはわからないのですが、投稿を見ていたクライアントさまより

「もしかしたら、この人はプチプラアイテムや、雑誌の付録が好きなのかも?そうだ!紹介記事を書いて欲しいとお願いしたら、書いてくれるかもしれない」

って、思ってもらえたのかもしれません。

 書く仕事の獲得方法を調べると、応募文の提案方法、クラウドソーシングの案件獲得方法が多いし、実際に私もそういった記事をお仕事で書いてきました。

 応募も大切ですが、SNSで「興味のあるもの」を発信していくのも、ひとつの営業方法になると私は思っています。

2.バズり企画は、SNSでチェック

 2023年の10月に、うれぴあ総研ミモットで公開された記事「SNSで話題のニトリデコホームの新商品『着る毛布(肩のり文鳥)』」のレビュー記事が約12万PVを突破したとのことで、クライアント様より感謝をいただいたことがあります。

 こちらの企画は、SNSで商品がバズっていたのを見て、すぐにクライアント様に企画を提案しました。

 その他にも、過去に何度かSNSでバズっている投稿を見た上で、企画を提案することがありました。Instagram、Xをマメにチェックして、バズっていたりスキやいいねの多いものがあれば、企画で提案するとバズりやすい気がします。

3.企画は雑誌の回し読み・人間観察から

 商品の紹介で、プチプラアイテムを紹介する時に「機能性」「安さ」だけに目を向けてしまいがち。でも私は、トレンドやファッション性も気になります。

 紹介する商品を探す時には、オシャレ感度の高い女性が今どんなアイテムに目をつけているのか。どんなファッションが流行っているのか。その点にも目を向けます。 

 調べ方は雑誌、Instagram、X……そして、街を歩くことです。

 私自身、OL時代に電車通勤をしていたので、キャリアウーマンたちのファッションは日々チェックしていましたし、地方の会社員とはいえ「名古屋駅近くのオフィスビルで働いていた」ので、巻き髪でオシャレな女性達とは何度もすれ違ってきました。素敵だなぁと思ったファッションは、目でしっかり記憶していました。

 今でも、訳もなく名古屋駅周辺をぐるぐる徘徊して、街行く人のファッションをチェックしています。

 過去に女子SPA!で「ニットパンプス」を紹介したことがあるのですが、こちらも雑誌や街行く女性達の恰好を見て「流行り」を感じたので、紹介してみることにしました。


 理由は、当時VERYなどの人気ファッション雑誌で、ニットパンプスを履くオシャレ美女たちの姿を何度も拝見していたからです。

4.読者ターゲットは、雑誌にない「中間層」を狙う


 雑誌で紹介されるニットパンプスは、平均価格が1~2万円。女性誌では「コスパ最高!」と読者モデルが謳っていましたが、私の金銭感覚からすると、1~2万円ってかなり高額です。

 サイゼリヤで300円程度のピザやミラノドリアを注文すると、50~80皿ほど注文できますよね。

昨日たべた、サイゼリヤのピザです。

 ファッション雑誌によって読者ターゲット層は異なりますが、色々な雑誌を読んでいて思ったのが「中間層向けがない」ということ。

 ファッション雑誌は、女性達に「憧れ」を提供します。

 読者モデルたちが身につけているのは、CHANEL、エルメス、ロエベ、ヴァン クリーフ&アーペルにハリーウィンストン。

↑雑誌をイメージして、妄想で小説も書いたことがあります。

 あら、なんて素敵なのかしら。お仕事を頑張ってお金を貯めて、いつか憧れのあの人が身につけているハイブランドバッグや、ジュエリーを購入しよう……。

 そして、雑誌をめくる中でCHANELのロゴが入った香水の広告がドーーーン!!!!

 雑誌の一面に大きく映る香水ボトルの広告を見るなり、私は一体何度CHANELの香水が欲しくなったことでしょうか。

 まぁ、雑誌はそういった「大人の事情」を抱えているため、富裕層・港区女子・表参道で働くキャリアウーマンをターゲットにしたものがやや多い印象を受けました。

 でも、そんな何十万もするバッグやジュエリーなんて気軽に買えないし。1~2万でも、お金を出そうとしたら家計は火の車じゃないですか私たち。

 じゃあ、その中間を狙えばいいのかなと思いまして。

 そこで私は、いろいろ雑誌を見るなかで「キラキラしたファッション雑誌に憧れつつも、その価格に手を出せない層」をターゲットにしつつ、企画を考案しています。

 その中でも、「セールでお得に買えた」などのお得情報も外しません。どうせ同じものを購入するなら、少しでも「お値打ち」に欲しいものは手に入れたいじゃないですか。

 たとえば、上記で紹介した記事「ウォッシャブルニットフラットシューズ」の定価は1990円ですが、私はセールにて990円でゲットしました。その部分も、正直に余すことなく書いています。

 読者はその記事を読んで「GUって、セールで商品を購入できるんだ」って情報を知ることができますよね。

 ただ、セール価格だけ記載するとそうじゃない時に「詐欺じゃないか!」と訴えられる恐れがあるので、たとえセール品で購入したとしても、定価をきちんと調べて記載します。

5.働くママは機能性も重要視

 私は現在、4歳の娘を抱えるママです。

 娘は少し発達遅延があり、いまだに哺乳瓶でジュースを飲みます。冷蔵庫を開けても、自分で欲しいものを取ることができません。

↑その時の葛藤を書きました。

 娘はコップにジュースを入れて、飲む練習もしていますが、飲む力が弱いので途中で飽きてしまったり、または意図的に溢してジュースでバシャバシャと遊び始めることもしばしば。

 そのような状況のため、服は「洗える前提」で購入しています。まだオムツが完全に外せない状況のため、リュックにはオムツや着替えもパンパンに詰め込んでいます。

「小さい子どもを抱えているママの中には、似たような人も多いのではないだろうか」

 そして、同時にかなりの面倒くさがり屋です。家事洗濯は工程を極力減らしたいと日々考えています。

 そんな私は、少しでも私のような面倒くさがり屋で、小さい子を抱えて大変なお母さん向けに、商品の紹介をする時に「機能面」も細かく紹介しています。

 たとえば、以前女子SPA!でワークマンのリュックを紹介した記事『ワークマンで見つけた超優秀リュックがすごい!びちゃびちゃ水着に悩むママ友全員にすすめたい』を執筆した時には、

「子どもが水遊びをしたため、服が濡れてしまった。服をバッグにしまいたいけれど、ビニール袋がない」

というシチュエーションを想定して、記事化しました。ペルソナ設定の時は、なるべく具体的な読者をイメージ化して想定します。

 洗濯ネットの紹介記事を書いた時は、持ち手部分にフォーカスして紹介しました。

Xに執筆した記事を紹介する時は、機能面に触れることもあります。

 こちらの投稿では、洗濯ネットに持ち手がついているので「放り込んでる画像」も撮影しました。

 洗濯ネット、持ち手があると洗濯機から取り出して、干す場所まで持っていくのも便利なんですのね。そういった思いを記事化することで、誰かのお役立ち記事になります。

6.冒頭に「共感」を仕込む

 冒頭で紹介したユニクロのパーカ紹介記事については、保育園の送迎で忙しく、日焼け止めを塗っている暇がない自分と重ねながら、冒頭の一文を考案しました。

「日焼け止めを塗ってる時間がない……! 急いで出掛けなきゃいけないのに」。そんな忙しいあなたにおすすめなのが、ユニクロから発売されている「エアリズム UVカットフルジップパーカ」。

私が執筆した『LASISA』の記事より引用

 読者が、記事を最後まで読んでくれるかどうか……。

 商品レビューの場合は、商品名・価格・全体の雰囲気さえつかめば「後は、もういいかな」と思われることもしばしば。酷なことを言えば、最後まで読まれない可能性は高いです。

 だから、せめて「ページに訪れた人が少しでも足を止めてくれれば」という想いを込めて、共感されやすいネタを早めに仕込んでいます。

7.試して、使って感じたリアルな声も大事

 商品の紹介によっては、お店で出会った時の「色の選び方」から、試して感じたリアルな声を入れることもしばしば。

 カラー展開が豊富な商品であれば、色選びに悩むことも多いでしょう。

 だから私は、普段着用している服の色を踏まえた上で「どうして、この色を選んだのか」まで紹介しています。

筆者が購入した大阪・難波にあるユニクロでは、ブラックが一番人気でした。筆者自身、普段淡いカラーの服を着用することが多いので、合わせやすいブラックをチョイスしました。

私が執筆した『LASISA』の記事より引用

 その他には、着心地の良さ(通気性やポケットの有無など)についても、実際に感じたことを吐露しています。

 ポリエステル素材だったり、撥水加工が施されている商品であれば、実際に水を垂らして「水をはじく写真」を掲載しながら「水に濡れても安心です」と伝えるのもひとつの手です。

↑こちらの記事では、商品が水をはじいている写真を掲載しています。

8.デメリット面をどうしても紹介したいなら……

 商品を紹介する際には、デメリット面についてなるべく触れないことが大切です。

 そもそも商品の紹介は、読者が「欲しくなるように、良さを紹介する」が醍醐味でもあります。

 ただ、かといって美辞麗句ばかりだと嘘くさくなるので、リアルな人間らしさも少し滲ませておくといいでしょう。

 もし「どうしてもデメリット面を紹介したい」というのであれば、ポジティブなネタの間に「注意点」を入れるといった「ポポネポの法則(ポジティブ+ポジティブ+ネガティブ+ポジティブといった形で、ネガティブの部分を紹介する方法のこと)」を参考にするか……。

 または「こちらの商品を使用する場合、こういった面があるので使用の際には注意してください」という形に落とし込みます。

 ネガティブな面を紹介する場合、企業側からクレームが入る恐れもあるので、できればあまり紹介しない方が得策です。

 以上、商品紹介レビュー記事の仕事獲得までの流れと、日頃からお仕事をする上で心掛けていることを紹介しました。商品レビューの執筆実績がないなら、noteで試しに書いてみて、応募の時に提出するのもひとつの手段です。

 上記で紹介した話は、あくまでテクニック的な部分の一環であり、「おすすめ商品紹介」で最も大切なのは、紹介者の「信頼」です。

「この人が紹介するなら、きっといいものであるはず」

 とくに記名記事で商品レビューを書く場合、そう思ってもらう人になることが、実は記事を作り上げる以上に大切です。

 自分の名前で商品レビュー記事を書くのであれば、日頃からSNSなどでファッションコーデ写真や持ち物、ライフスタイルを配信し続けることも大事だったりします。

 ただ、無記名案件の場合であれば、文章と写真のみで商品の魅力を伝えられるレベルに鍛える必要があります。

 私はまだ、その域に達していないと自分で自覚しています。その領域であれば、自分の目線よりも「客観的目線」が大事になりますし、自分を消すことが求められるでしょう。

 もちろん、その域を目指せるのであれば、そんなに素晴らしいことはありません。

 よく「ライターはこうあるべき論」というものがインターネットには溢れていますが、抱えるお仕事の立場によって求められることが異なるので、鵜呑みにし過ぎないことも大切。


 もし、それが知りたいなら「お仕事を発注してくれるクライアントさま」に直接確認した方が手っ取り早いです。

 遠くの見知らぬ胡散臭い同業者さんより、普段お世話になっていて、あなたに報酬をたくさんくださるお客さんに目を向けましょう。

 上述で紹介したように、自分の名前と顔でお仕事をする記名と、黒子に徹する無記名案件では求められるものが180度異なります。

 私自身「無記名」のお仕事が多いので、どちらも臨機応変に対応できるようになれたらいいなぁと、今も試行錯誤の日々です。

 こちらで紹介した「私なりの心掛け」が、これから商品レビュー記事の仕事をしたい方の参考になると幸いです。

【完】

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集