「若い頃がピーク」は思い込みかもしれない――人生には複数のピークがある
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
「もう若くないから覚えが悪くなった」
そんな言葉を口にしたことはありませんか。
私たちはつい、認知能力は20代をピークに下り坂になると思い込みがちです。しかし近年の研究では、人間の能力は一斉に衰えるのではなく、それぞれ異なる時期にピークを迎えることが分かってきました。つまり、人生には複数のピークが存在するのです。(STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習)
能力によってピークの時期は違う
例えば、瞬発力や処理速度は比較的若い時期に高まります。
一方で、言葉の理解力や知識の活用力、経験をもとにした判断力は、中年期から高齢期にかけて伸び続けることがあります。(ウィキペディア)
つまり、
計算の速さ
反応速度
記憶の保持力
といった能力と、
語彙力
判断力
洞察力
人間関係の調整力
は別物なのです。
若い頃には若い頃の強みがあり、年齢を重ねたからこそ発揮できる力もあります。
「衰えた」と感じる理由
年齢を重ねると、「以前より覚えられなくなった」と感じる人は少なくありません。
しかし実際には、脳の能力そのものが大きく低下したというよりも、処理する情報量が増えたことが影響している場合があります。
若い頃は知識や経験が少ないため、単純に処理できたことでも、年齢を重ねると過去の経験や関連情報が増えます。
そのため判断に時間がかかることがあります。
これは能力の低下というより、「考える材料が増えた」とも言えるでしょう。
年齢を重ねてから伸びる能力
人生経験を積むことで育つ能力があります。
例えば、
相手の意図を読み取る力
状況を総合的に判断する力
長期的な視点で考える力
感情をコントロールする力
などです。
これらは学校の試験では測れませんが、仕事や社会生活では非常に重要な能力です。
若い頃にはなかった視点が持てるようになるのは、年齢を重ねた人だけの強みです。
「昔よりできない」ではなく「違う能力が育っている」
人はどうしても、若い頃の自分と比較してしまいます。
しかし比較するべきなのは、昔できたことだけではありません。
今だからできることにも目を向ける必要があります。
走る速さは落ちても、道を選ぶ力は高まっているかもしれません。
記憶力は若い頃ほどではなくても、本質を見抜く力は成長しているかもしれません。
能力は一本のグラフではなく、いくつもの曲線が重なり合っています。
ある能力が下がる一方で、別の能力は伸びているのです。(ウィキペディア)
年齢を理由に挑戦をやめる必要はない
「もうこの年齢だから」
その言葉は、自分の可能性を狭めてしまいます。
確かに20代と同じやり方では難しいこともあるでしょう。
しかし、経験や知識を活かせる分野では、むしろ年齢を重ねた人の方が有利な場面も少なくありません。
人生は一度だけピークを迎えて終わるものではありません。
能力ごとに異なるピークがあり、新しい挑戦によって新たな成長も生まれます。
もし最近、「昔より衰えたな」と感じているなら、一度視点を変えてみてください。
失ったものを数えるのではなく、今だからこそ手に入れた力を探してみる。
そこに、これからの人生を豊かにするヒントがあるのかもしれません。
この記事は、認知能力には複数のピークが存在し、年齢とともに伸びる能力も多いという研究知見をもとに構成しています。(STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習)
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