「私がやった方が早い」が成長を止める。役割を降りる勇気を持とう
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
「私がやった方が早い病」にかかっていませんか
職場でも、地域活動でも、家庭でも、こんな言葉を口にしたことはないでしょうか。
「私がやった方が早い。」
確かに、その通りかもしれません。
経験もありますし、手順も分かっています。
人に説明するより、自分でやってしまった方が効率的な場面も多いでしょう。
しかし、この考え方が続くと、自分自身も周りの人も苦しくなってしまいます。
役割を抱え込み続ける人
責任感が強い人ほど、役割を手放せません。
「あの人にはまだ任せられない。」
「失敗されたら困る。」
「最後は自分がやるしかない。」
そんな思いから、仕事や役割を抱え込みます。
その結果、自分だけが忙しくなり、周囲は経験を積む機会を失ってしまいます。
人は任されて育つ
最初から上手にできる人はいません。
誰でも失敗を繰り返しながら成長していきます。
もし、ベテランがいつまでも仕事を抱え込んでいたら、次の世代は育ちません。
少し時間がかかっても、人に任せること。
失敗しても見守ること。
その積み重ねが、組織やチームの力を育てていきます。
役割を降りることも大切な仕事
長く同じ役割を担っていると、その役割が自分の存在価値のように感じられることがあります。
しかし、本当に求められているのは、「いつまでも自分がやること」ではありません。
自分がいなくても回る仕組みをつくること。
安心して次の人へバトンを渡すこと。
それも経験を積んだ人だからこそできる、大切な役割です。
「私がやった方が早い」の一歩先へ
もちろん、急ぎの場面では自分でやった方が良いこともあります。
しかし、それが毎回続いてしまうなら、一度立ち止まって考えてみてください。
今、本当に必要なのは、自分が速く終わらせることでしょうか。
それとも、次にできる人を育てることでしょうか。
役割を降りることは、責任を放棄することではありません。
未来へ経験を引き継ぐための、大切な選択です。
「私がやった方が早い。」
その言葉を少しだけ我慢できたとき、周りの人は成長し、自分自身にも新しい役割が生まれていくのだと思います。
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