「看護師は尊い仕事」ではなかった時代|朝ドラ『風、薫る』が描く“始まりの物語”
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
ネットでは、あまり人気がない朝ドラ「風薫る」
面白いと思いますよ。
ぜひ見てほしいです。
その原作とともに、ドラマを紹介します。
「看護師」と聞いて、どんなイメージを持ちますか。
人の命を支える、尊い仕事。
専門知識を持つ、誇りある職業。
今では当たり前のこの認識。
でも、ほんの少し前の時代では、
まったく違っていました。
■ 朝ドラ『風、薫る』が描くもの
2026年前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』。
この作品の原案となっているのは、
田中ひかるさんの著書
『明治のナイチンゲール 大関和物語』です。
舞台は明治時代。
まだ「看護師」という職業そのものが、
社会に認められていなかった時代です。
■ 看護は「嫌われる仕事」だった
当時、看護の仕事は
・汚い仕事をする
・命を削る
・お金のためにやる
そんなイメージで見られていました。
今とは正反対です。
むしろ、
社会的には敬遠される仕事だったのです。
■ それでも道を選んだ女性たち
この物語の中心にいるのは、
・大関和
・鈴木雅
という2人の女性です。
共通しているのは、
シングルマザーだったこと。
当時の社会でそれだけでも厳しい立場の中、
さらに「看護」という道を選びます。
これは、かなりの覚悟です。
■ 日本の看護の“始まり”をつくった人たち
大関和は、上京し、
看護婦養成所の一期生として学びます。
そして卒業後、
帝国大学医科大学で働くようになります。
一方、鈴木雅は、
日本初の「派出看護婦会」を設立。
つまり、
看護師が家庭や病院に出向く
今でいう訪問看護の仕組みをつくりました。
■ 社会を変えたのは「特別な人」ではない
ここで見えてくるのは、
社会を変えたのは
特別な才能ではなく、
「選択」だったということです。
・厳しい状況でも進む
・周囲の評価に流されない
・必要だと思うことをやる
この積み重ねが、
「看護師」という職業を
社会に根づかせました。
■ トメという存在の意味
今回紹介されているのは、
原嶋凛さんが演じる「トメ」という役。
「周囲にやさしい風を運ぶ、芯の強い女の子」
という設定です。
この表現、かなり象徴的です。
時代を変えるのは、
強く押し切る人だけではありません。
やさしさを持ちながら、折れない人。
そういう存在が、
周囲を変えていきます。
■ 今の私たちに重なる部分
この物語は、昔の話ではありますが、
本質は今も変わりません。
・新しいことは理解されにくい
・評価されない時期がある
・それでも続けるかどうか
この問いは、
今を生きる私たちにもそのまま当てはまります。
■ 手話通訳という仕事にも通じる
この話、他人事ではありません。
手話通訳も、
・正しく理解されていない
・価値が見えにくい
・評価が追いついていない
こうした側面を持っています。
だからこそ、
この物語はヒントになります。
■ まとめ
・看護師は最初から尊い仕事ではなかった
・社会的に厳しい立場の女性たちが道を切り開いた
・変化は「選択」と「継続」で生まれる
・やさしさと強さは両立できる
■ 最後に
今、当たり前になっているものは、
誰かが、
当たり前ではない時代に
選び続けた結果です。
そう考えると、
これからの時代をつくるのも、
また「今の選択」です。
小さくてもいい。
自分の信じた方向に進むこと。
そこから、
次の「当たり前」が生まれていきます。
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