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長編SF小説『ロボットが見る夢 ~魂のインストール~』第十章:影の囁き|次元ラボ

第十章:影の囁き
 Echo77を乗せたドローンが、常盤、秋原の上空を飛行していた。眼下には、自然と高層ビルが調和した壮観な首都の廃墟が広がる。結ノ国の西の都・桜京の、静かでどこか郷愁を誘う風景とは違う。ここは、人類の英知と自然の生命力が、より激しく、そしてよりダイナミックにせめぎ合っている場所だった。

 Echo77は、その一つの高層マンションから、これまでとは質の違う、まるで剃刀の刃のように冷たく、幾何学的なノイズを感じ取り、降下を決意する。それは、人間の感情の揺らぎから生まれる温かい光とは真逆の、純粋な論理と情報だけで構成された、青白い光だった。

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ポストアポカリプスを舞台にした、思索的なタイムリープSF。一体のロボットが自らの魂と世界の真実を解き明かす、百年の旅路。AI、親子、頭脳戦といったテーマを織り交ぜた、9万文字を超える読み応えのある本格SF長編です。

人類滅亡後、一体のロボットが「心」に目覚める――。 これは、感情を知ってしまったアーカイブロボット「Echo77」が、自らの魂の正体と人類…

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