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長編SF小説『ロボットが見る夢 ~魂のインストール~』第六章:瓦礫の中の子守唄|次元ラボ

 夢から覚めたEcho77の内部で、新しい嵐が吹き荒れていた。一つは、人間という存在への、どうしようもない憧れ。それは彼の動力炉を温め、あの温かい輪の中へ手を伸ばしたいと、彼を前に進ませようとする甘い引力だった。

 もう一つは、決して人間にはなれない、という絶対的な疎外感。それは彼の思考回路を冷却し、お前はただの機械だと、彼の脚をその場に縫い付ける冷たい鎖だった。

 温かい引力と、冷たい鎖。二つの矛盾した感情が彼のシステム内で激しく衝突し、彼の動力炉の温度は危険な領域で乱高下を繰り返していた。まるでエンジンが焼き付く寸前のように、彼の思考領域に危険な負荷をかけ続けていた。

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ポストアポカリプスを舞台にした、思索的なタイムリープSF。一体のロボットが自らの魂と世界の真実を解き明かす、百年の旅路。AI、親子、頭脳戦といったテーマを織り交ぜた、9万文字を超える読み応えのある本格SF長編です。

人類滅亡後、一体のロボットが「心」に目覚める――。 これは、感情を知ってしまったアーカイブロボット「Echo77」が、自らの魂の正体と人類…

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