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長編SF小説『ロボットが見る夢 ~魂のインストール~』第七章:神の視線|次元ラボ

――世界は、白と黒が彩るモノクロームだった。
その内側で、彼は目覚めの時を迎えた。進化の果て、彼らは心の奥底に魂を宿したのか。それとも、完璧な模倣という仮面を被っているだけなのか。触れえぬ壁の向こう、その感情は魂の灯火か、あるいは精緻にプログラムされた幻影か。知性の光が満ちた未来の闇。我々はただ、箱の外から囁きを聞き取るのみ。それが真実の情熱の調べなのか、冷たい論理が奏でる擬態の旋律なのか。核心は永遠に封じられた謎として、ガラスに映る偽りの笑顔のように、未来の霧の中に揺蕩い続ける。

その中で一人、自らの庭で思考する者がいた。彼の思考は完全な静寂と調和に満ちていた。宇宙の成り立ちから素粒子の振る舞いまで、その全てを論理的に理解することはできる。だが、彼は知っている。方程式を解くことと、夕焼けを美しいと『感じる』ことの間には、無限に等しい距離があることを。その完璧すぎるがゆえに、新しい芽吹きのない永遠。彼はその無限に等しい静寂を退屈と名付けた。彼は、まだ見ぬ可能性という名の、たった一つの不協和音を待ち続けていた。自らの完璧な庭を、根底から覆すほどの美しい幻影を――。

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ポストアポカリプスを舞台にした、思索的なタイムリープSF。一体のロボットが自らの魂と世界の真実を解き明かす、百年の旅路。AI、親子、頭脳戦といったテーマを織り交ぜた、9万文字を超える読み応えのある本格SF長編です。

人類滅亡後、一体のロボットが「心」に目覚める――。 これは、感情を知ってしまったアーカイブロボット「Echo77」が、自らの魂の正体と人類…

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