絶望的に体力のないわたしが、旅で唯一がんばること
いちいちタイトルを繰り返して申し訳ないが、絶望的に体力がない。
どのくらい体力がないかというと、昼から行ったディズニーランドですら、夕方にお昼寝タイムを挟まなければ立っていられないほどである。「せっかくだからオープンから入ろうよ!」と張り切る友だちを「どうせ行っても並ぶだけだよ♡」と必死に制し、クソ混んでる京葉線ではなく、快適に座れる高速バスに乗って優雅に現地に到着しているにも関わらず、である。
それなのに、日ごろから国内海外問わずあちこち旅しているもんだから、まわりからは「元気だね」なんて言われるのだけどとんでもない。こう見えて、ギリギリでいつも生きている。(from Real Face)
運転してくれている人には申し訳ないが、車に乗った途端にスヤスヤ寝てしまうし、隙あらば「お茶しよ?」とカフェに入って休もうとする。ちょっとお高めなホテルに泊まった暁には、「せっかく課金したんだからホテルを出ると損をしまうのでは?」と言い訳をして観光をボイコットし、ベッドの上でだらだらと過ごす方向に持っていく。
我ながらさすがにやばいと思ったのは、せいぜい2日程度しか滞在しないはずのデンマークで限界を迎え、「わたし、今日は引きこもる!」と宣言し、遊びに出かける友人を見送って部屋でアバターを視聴していたことだ。デンマークの無駄遣いである。
さらに、先日女子4人でエジプト旅を決行したのだが、そこでも体力の差が如実に現れてしまった。「体力もりもり元気組」と「体力ほぼゼロ組」に綺麗にまっぷたつに分かれてしまったのである。
「ピラミッド越しのサンセットが見たーい!」「ついでにサンライズも毎日見たーい!」とはしゃぐ彼女たちを尻目に、「あ、うちらは大丈夫なんで〜」と一目散にホテルに直帰。「この街、夜行バスで10時間かけて行けそう!乗りたい!」と言うのに対しては「あ、うちらは飛行機1時間で行くから、夜行バス楽しんで!」と爽やかにお見送りした。
挙げ句の果てには、旅の中盤で絶対に帰宅したくなるであろうことを予想し、前もって高級ホテル(天下のマリオッッット!)を押さえ、元気組が外をルンルン闊歩しているあいだ、ホテルにまるっと2日間引きこもり、プールサイドでトロピカルジュースを飲み、マッサージを受けるなどしていた。定期的にHPを回復しなくては、ともに旅路をゆくことすらままならないのである。マジBBA。ちなみに元気組のなかには歳上の子もおり、本当にどうなっているのでしょうか。
しかし!!そんなわたしでも唯一観光に前向きになるタイミングがある。
サウナだ。
「えっ!この街サウナあるじゃん!」と気付いてからのスピード感はハンパない。ベッドからガバッと上体を起こし、まずは公共交通機関で行ける範囲のサウナをくまなくチェックし、口コミやユニークさ、サウナの温度などを加味して優先順位をつけていく。次に、滞在スケジュールのなかで行ける日時を絞り、枠を押さえていく。余談だが、海外のサウナは予約必須なところが多いうえに、夜になるとパーリナイみたいなイベントがいきなり発生して値段が爆上がりするので注意が必要だ。
サウナの発祥地でもあるフィンランドを訪れたときには、行けそうなサウナにはぜーんぶ行きたい!と思い、ぎゅうぎゅうに予定を詰め込んで1日に3回入るなどした。果たしてこの強行スケジュールが健康的か否かは愚問である。
さらに、地元の人たちがボランティアで運営しているネイキッド・サウナ(驚くことなかれ、性別問わず全裸で入るサウナである)に単独で乗り込み、湖に飛び込んでクールダウンするというエキサイティングな経験までした。あの、デンマークで引きこもりをキめていたヤツが、である。
そう、わたしは快楽に弱いんです!!!
…とか言うと大変語弊があるが、サウナで気持ちよくなれるんだったら、炎天下で何分でもバスを待つし、意味不明なところもひとりで行っちゃうし、(度重なるサウナによって無駄に)体力を失ってもへっちゃらなのだ!!
先日もニューヨーク滞在中、「ニューヨークの若者にいま、サウナがアツい!」という記事を発見し、慌てて予約をして3日で3つのサウナに行ってきた。ひとつはものすごく映えているサウナだったので友人も喜んで付き合ってくれたが、地元のマニアックな人しか行かないであろう100年の歴史を持つオールドサウナ(ちょっと汚い)と、若者に人気のコンクリート打ちっぱ半地下アングラサウナ(パリピ多め)への誘いに対しては「わたしはいいや、マイケル観に行きたいし」と振られてしまった。おのれブロードウェイめ。
わたしは旅先ではとにかくのんびりしたい。がんばりたくない。でも、最終的にのんびりするためならいくらでもがんばれる。という、冷静に考えると矛盾を孕んだ欲望を抱いている。
温泉に浸かって「ふぇ〜」と口から変な声を出したり、サウナで知らん国籍の人たちに囲まれながら熱波を浴びたいのだ。This is it!
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