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「起きれないのは、“自己理解”が足りないから」。早起きで人生の舵を取れ! 1日の幸福度を上げる時間術

書籍『ゆる時間術』は、忙しい毎日のなかでやりたいことをやるために、ズボラなライター・いしかわゆきがとてつもなくゆる〜い時間術を提案する1冊です。

そんな『ゆる時間術』発売を記念して、対談企画がスタート!

今回登場するのは、幼少期から22時就寝5時起床の生活を送り、これまでに1000人以上を夜型人間から朝型人間に導いてきた5時こーじさん。

「早起きは自分の人生の舵をとる手段」と語る5時こーじさんに、「朝時間を制する時間術」についてお聞きしました。早起きとは無縁な夜型人間の私でも活かせる、がんばらない時間術とは…?

5時こーじ(@kojijico
株式会社5AM 代表取締役。早寝早起きのプロとして朝活コミュニティ『5am club』の運営、早起きコーチングなどをおこなう。 著書は『昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です〜明日が変わる大人の早起き術~』『がんばらない早起き「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方』など。

人生フライングスタート!戦略的「ひとり時差生活」で、短時間労働を実現

ゆぴ:
私は早起きが苦手なので、『ゆる時間術』では短い1日のなかでいかに時間を作るかを伝えているんですが、5時こーじさんは「早起きをして時間を作ろう」と言っていますよね。どんな1日を過ごしているんですか?

5時こーじさん:
毎日21時半に就寝して4時45分に起床しています。6時半までに重要なタスクをこなしてから子どもの送り迎えなどをして、その後9時から13時までは仕事をフルスロットルでやりきります。午後は週2日はミーティング、残り3日はフリータイムです。夕方以降はまた子育てに戻り、いつも通り21時半に就寝します。稼働時間は1日5時間程度ですね。

みんなが寝ている早朝に連絡を返し切ると、朝9時に仕事に戻ったときに返信が来ていることもあるんですよ。人よりワンテンポ早く動いているので、仕事がスムーズに進んでいます。

ギリギリまで寝て家を飛び出している人は、朝から締め切りに追われているようなもの。遅れてスタートした夜ふかしさんの前には、涼しい顔で400メートル先を走る5時こーじがいる、みたいな。つねにフライングスタートしている感覚です(笑)。

ゆぴ:
1日5時間稼働で週3日午後フリーってすごいな…(笑)。しかも、毎日7時間以上は寝ていているのにびっくりです。睡眠時間を削って早起きしているわけじゃないんだ。

5時こーじさん:
しっかり睡眠をとって、ガソリンを満タンにしてから1日をスタートしないとガス欠を起こしちゃうんですよね。

ゆぴ:
「睡眠時間を死守」することは共通しているけど、私たちの活動時間は8時間くらいしか重なってないですね。仕事で困ることはないの?

5時こーじさん:
ないですね。たとえば、海外の方と仕事をするときは、時差があっても時間帯を調整して進めるじゃないですか。これだけ早起きしている僕でも、多くの人と交わると影響されて時間に呑まれることがあるので、戦略的な「ひとり時差生活」はオススメです。

早起きのコツは、自己理解を深めてルールに従うこと

ゆぴ:
がんばらずに早起きしたいけど、マジで意志が弱くて起きられない…。どうしたらいいですか?

5時こーじさん:
僕は意志が強いから早起きできているわけではないと思います。意志が弱いからこそ、誘惑に流されないためのマイルールを決めてそれに従っているんです。ゆぴも『ゆる時間術』でさまざまなことに判断基準を設けていると言っていましたよね。僕も同じで、ただルールに従っているだけなんです。

この間、寝る時間が迫っているけどNetflixを観るか悩んだ日があって。でも、1話だけ観て中断できる自信がないので、「21時に寝る」というルールを守ってさっさと寝ました。基本的に自分の意志を信用していません!

ゆぴ:
その誘惑に打ち勝てるのはすごい(笑)。とはいえ、自分が設けたルールを守るのにも強い意志が必要じゃないですか?

5時こーじさん:
たしかにそうですね。マイルールに従っているときが、最もコンディションがいいと確信しているから守れるのかもしれません。

世の中には、5時間睡眠でも仕事のパフォーマンスがあまり落ちない人もいますよね。でも僕は1日でも睡眠不足の日があると風邪をひいてしまうし、仕事のパフォーマンスは落ちまくりで「うまくいかなかった…」と自己嫌悪に陥ってしまうタイプ。

自分のよわよわな性格や特性を理解しているので、翌日の戦闘力がゼロでつらい思いをするくらいならルールに従おうと思えるんです。意志力というよりは、生存戦略に従っている感覚ですね。

ゆぴ:
マイルールに従ったときと、そうじゃないときの差が明確なんだろうね。自分がよわよわだから、マジで使い物にならなくなっちゃう…みたいな。

5時こーじさん:
マイルールを守れない人は、自己理解が足りないのかもしれません。

睡眠時間はどのくらい必要なのか、自分のコンディションがどんなことに左右されるのか、どの時間帯が最もパフォーマンスが上がるのか。強み弱みを理解して、自分というポートフォリオに向き合えば、守るべきルールが見えてきます。「夜ふかししても、さして影響はないはず」と思っている人は、本気で早寝のルールを守れませんからね。

ゆぴ:
そもそも、生活の時間軸をずらしたことがないから、自分のパフォーマンスが最も発揮される時間帯を知らない人も多そうですね。しばらくは一定期間早起きして実験してみてもいいかもしれない。

朝に仕事するのと昼にするのでは、5時こーじ的にどのくらいパフォーマンスに差があるの?

5時こーじさん:
朝に仕事をすると、2倍の速度で進められますね。自分としては同じような感覚で仕事をしているけど、あっという間に仕事が終わる。

ゆぴ:
2倍はデカい…!そもそも、人って自分の業務の工数を正確に測れていないと思うんですよ。作業中の合間にメール返信することもあるし、実際に作業にかかる時間をストップウォッチで測ってみたら大きな差に気がつくのかもしれない。

5時こーじさん:
たしかに、僕はつねに何かしらの時間をストップウォッチで計っているかも(笑)。

家からオフィスまでは9分。簡単な焼きそばを作るなら12分。凝ったやきそばを作るなら25分。…と、自分の行動の所要時間をかなり精度高く知っているので、「◯分あるからこれをしよう」と、その時間に対しての幸福度を最大化できるんです。ストップウォッチを使って所要時間を見積もるトレーニングをすると、めちゃくちゃ生きやすいですよ。

ゆぴ:
時間の捉え方の正確性がえぐい(笑)。自分のなかで仮説を立ててから実際に時間を測って、差を埋めていくんですね。そうすると正確なパズルのピースを持てるから、時間割を組み組みやすいんだね。

5時こーじさん:
そうですね。あとは、自分は何をすれば生き生きして、人に貢献できるのかも大切にします。早起きは目的じゃなくて手段なので、早起きをして達成したいことが曖昧で、自分が本気でやりたいことかどうか確信が持てていないと、一時の誘惑に流されるでしょうね。

たとえば、毎週土曜日の午前中にサーフィンする人生が最高だと理解していれば、金曜の夜に早く寝るのか、飲み会に行くのか迷わなくなると思うんですよね。何が大事で何に時間を使いたいか、徹底分析して納得することが大切です。

ゆぴ:
なるほど。時間を制するためには、一つひとつの時間に意味を見出す作業が必要だと思っていて。「この時間、なんなんだろう?」とつねに自分に問い続けることで、時間を大事にできるような気がします。

5時こーじさん:
郵便局でボーッと10分座って待つのと隣にあるカフェでコーヒーを飲みながら待つのだと気分が違うじゃないですか。

僕は早起きのプロですが、今日お話した内容は早起きに限った話じゃないですよね。22時に寝て5時に起きることが注目されるけど、自己理解をして時間をうまく活用しているだけです。

ゆぴ:
パフォーマンスが最大限発揮される条件や自分の心からの欲求を理解して、自分の生活をアジャストさせた結果、5時こーじになったってことだね。

「いい日にしたい負債」を抱え込まず、達成感ある生活を優先しよう

ゆぴ:
5時こーじはやるべきことがはっきりしているからすぐに優先順位をつけられるのかもしれないけど、多くの人にとっては難しい気がする。どうやって優先順位をつけたらいい?

5時こーじさん:
時間の使いどころは食事、家事、軽い運動、身支度など、生活に関する「生活系」と読書や筋トレ、資格の勉強などの自己投資のイメージに近い「目的系」の2つに分類されると思っています。

朝活というと、「目的系」を想像する方が多いと思います。体育会メンタルマッチョの方から、「就寝時間を変えずに早起きして仕事をしたい」と相談をいただいたことがありますが、人生は長距離マラソンです。まずは自分の土台となる基本的な生活系を整えることを優先してみてください。

派手な時間術ではないですが、結局はコンディションを高める生活系のものから取り掛かることが大事だと思います。

たとえば僕は、起きてから1時間は生活系の時間にあてています。サッと5分掃除をしてから散歩に出かけて、そこで初めてスマホを見ます。15分程度で帰ってシャワーを浴びて、服を着替えるまで約30分。残りの30分で納豆ご飯を食べて、本を数ページ読む。これで大体1時間です。

ゆぴ:
自分的に「いい1日だったな〜」と思えるタスクを5分でもいいから朝イチでやっちゃうのか。

5時こーじさん:
生活系のことが満足にできていない状況って、かなりストレスフルなんですよ。朝イチで生活系を完了させれば、もう1日の半分はやりきったようなものです。

もし、日中に思うように時間が使えなくても、「朝の1時間は最高だったしな」みたいな。反対に、1日のなかでピークがないと、「今日をこれで終わらせたくない」という気持ちが生まれて、だらだらとスマホを触り続けてしまうなんてことも。

ゆぴ:
わかる!「いい日にしたい負債」が溜まるんだよね。何もできなかった日の絶望感はハンパない。

5時こーじさん:
「時間がない」と言ってる人は、まとまった数時間や1日単位の話をしているけど、10分程度はあるでしょ。そこの使い方は大事ですよね。

ゆぴ:
本当にそうですね。では最後に、5時こーじさんにとっての「ゆたかな時間」を教えてください。

5時こーじさん:
「自分で決めたことをやる時間」です。世界一周するとか、家を買うとか、結婚する、みたいな大きい意思決定は難しいけど、毎日決めた時間に寝て、決めた時間に起きるぐらいだったらお金もかかりません。

他人の人生を生きるよりも、自分の人生を生きる選択をし続けていくことが大事だと思います。早起きは自分の人生の舵をとる手段です。

改めて、自分で決めたことにどれだけ時間を費やしているかを考えてみてほしいです!

そして現在僕は、朝活コミュニティ『5am club』を運営しています。審査制かつ不定期でメンバーを募集しているので、次回募集の際にはぜひ気合いの入った応募フォームを書いていただけるとうれしいです。

ゆぴ:
なぜか私も入っています(笑)。早起きしてやること宣言したり、仲間と一緒に集中したりするコミュニティです。「叶えたいことがあるよ」「早起きしたいよ」という方は、次回募集をお見逃しなく!

(Writer:儀賀 千春

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…だけど、がんばりたくはない! な人にぴったりの1冊となっております。ゆるゆる読める本なのでぜひお手にとってみてください!

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いしかわゆき(ゆぴ) | ライター・エッセイスト サポートは牛乳ぷりん貯金しましゅ