グアナファト、嫌いな人おらんやろ
メキシコシティからグアナファトへ。
ありきたりな意見で申し訳ないが、グアナファト、いちばん好きな街かもしれない。見渡す限りおもちゃみたいなパステルカラーの街並みが広がっている。日本でいうと長崎、海外でいうとクロアチアのドヴログニクやポルトガルのリスボンのよう。階段がたくさんあって、毎日昇り降りするのは大変らしいけど、フラットな場所は高くて住めないらしい。宿泊したホテルも長い階段をのぼっていくのだけど、汗水垂らして駆け上がったあとにはご褒美のように美しい景色が待っている。

まずは、街で1番有名なカフェ、Santo Cafeへ。わたしは有名なことを知らずにパッと上を見上げたら石橋が架かっているうえに素敵なカフェがあって、「ここに入りたい!」と飛び込んだ。バナナヌテラクレープを注文する。絶対においしいことが保証されている、間違いのない組み合わせ。

街の散策を楽しんだあとは、夕焼けを見にケーブルカーでピピラの丘へ。石段に座って陽が落ちるのを待つ。すでにうっすら気づいていたが、我々はグアナファトを気に入っている。所詮旅人ではなく一介の旅行者なのである。映えるものが!!大好きです!!
陽が落ちて真っ暗になるまでのほんの少しのあいだの時間が、カラフルな街並みに星屑を散りばめたようでとても美しかった。
帰りはあえてケーブルカーではなく自力で階段を降り、ふたたびゼェゼェ息を切らしながらホテルへと戻った。あまりおなかが空いてないので、夜ごはんは味噌汁とトルティーヤチップスで済ませる。

翌朝、ふたたび街を散策しにいき、おしゃれなカフェで抹茶ラテを飲みながら普通に仕事の話をする。なんたって外が暑すぎるのだ。逐一休憩しなくては歩くことができない。例年5月が1番暑いらしいが、今年はこれでもマシらしい。

夜は、グアナファトに住んでいたという日本人の人が書いたブログに書いてあったお店にいく。オーガニックにこだわり、身体にやさしいものを使ったベジタリアンのお店。フレンドリーな店主・ルーシーが出迎えてくれる。よく日本人が来るそうで、「わたしにも日本人の友だちがいるの!」と気さくに話してくれた。日本人のことが好きだというので理由を聞くと、礼儀正しくて、誰に対してもリスペクトを持って接してくれるところ、あとは頭が良くてすぐにスペイン語を喋れるようになるところ、と言っていた。うーん、それは一部かもしれない。でも、こうして日本にいいイメージを持ってくれるのは、これまでの旅人がよい振る舞いをしてくれた積み重ねなので、わたしも背筋が伸びる想いである。
マッシュルームスープも、たっぷりと野菜を使ったセルクルもとってもおいしかった。「パクチーが食べれないんだよね」と言うと、「メキシコ人でも嫌いな人がいるから大丈夫だよ」と言ってくれた。そうなんか。ソウルフードだと思っていたよ。
わたしがメキシコに来てから1番使っている言葉は「sin ciantro(パクチー抜いて)」かもしれない。
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