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いつの間にかメキシコに2年も住んでいた友人に会いにゆく

LAから3時間でメキシコシティに到着。第一印象は「意外と栄えてる!」だった。スペイン領時代の影響でどこかヨーロピアンな雰囲気が漂う街並み。着いて早々、まずはオカダに連絡を取る。

オカダは、2019年に岡本太郎美術館でポートレート撮影をしてくれた友人である。どこで知り合ったのかも覚えてないし、どんな流れで撮影することになったのかもすべて不明だ。記憶喪失である。知っているのはXだけで、写真のデータを送ってくれたのが最後のメッセージになっている。お察しの通り、決して仲が悪いわけではないが、めっちゃ仲が良いというわけでもない。1、2回しか会ったことがないし、そもそも7年も連絡を取っていないのだ。もはや知り合いである。

しかし、Xというのは不思議なもので、たまにオカダの近況を運んできてくれる。日本から上海に移り住んで仕事をしていること。トランクひとつで引越しをしたこと。ミニマリスト同士でスペースをやっていること。そんなオカダのプロフィールに飛んでみると、名前の横にメキシコの絵文字がちょこんとついていた。

えっ、オカダ、メキシコにいるの!?!?

気付いたらメッセージを送っていた。すぐに返信が来る。今さらながらLINEを交換し、とんとん拍子で会うことになった。オカダはわたしのことを「ゆぴち」と呼んだ。そういえば「ゆぴち」と呼ばれていたことを思い出した。オカダはちゃんとわたしのことを憶えていたのである!

ノープランでメキシコに降りたとうとしているわたしに、オカダは観光マップやらおすすめのタコス屋やら、ありとあらゆる観光情報を送ってくれ、最終的には3日ぶんのプランまで組んでくれた。ありがたい。

しかし、彼女は飛行機でビュンと飛んで行けるようなところを、わざわざ陸路3,000kmを選んで夜行バスに乗るような体力おばけだ。朝ごはんがなければチェックアウトぎりぎりまで寝ているような我々は、結局組んでくれたプランの半分も消化できなかった。

タコス屋で合流してから連れて行ってくれたのは、メキシコシティの下北沢(byオカダ)。おしゃれなカフェやパン屋さん、本屋さんなどが点在していて落ち着いた雰囲気だ。

このチュロスが人気らしい。どうも1人4本食するのがデフォらしいけど、この量をひとりで?正気か?と思いながら2本食べた。メキシコ人は朝ごはんを食べて、10時におやつを食べて、ランチを食べるらしい。めっちゃ食べている。

続いて、メキシコシティの成城石井(byオカダ)に行く。シリアルのパッケージにいるキャラクターが軒並み隠されており、「子どもがキャラクターに釣られて欲しがったら困るから」アンヘルシーなものはキャラクターが潰されているらしい。ちなみに右上に貼られているシールは「カロリー過多」「砂糖過多」など、一定の基準値を超えたら貼られるらしいが、ほとんどの食品に貼られていた。

パクチーもりもりで死にそう

マーケットでは、おすすめのお土産を教えてもらう。メキシコ土産はカラフルなバッグが人気らしい。そしてオカダはモノトーンのバッグを持っているらしい。(なんで)

わたしの友人が買い物をするのを見て、「人が買っているのを見ると嬉しい!」と喜んでいた。彼女はミニマリストなのだ。そして「かわいいね〜」と言いながら何も買う気がないわたしを見て「ゆぴちはガチなミニマリストだね」と言っていた。ミニマリスト同士が集うと何も買わないよね。

わたしが飛行機で帽子をなくしたことを告げると「あの店で買おうよ!」とウキウキしていた。(買わなかったけど)

大聖堂などがあるソカロエリア

遺跡跡の前でオカダが推し神について教えてくれた。メキシコはなかなか物騒な歴史があり、生贄を神に差し出す儀式が頻繁に行われていたらしい。「この階段から首を転がり落とすんよ〜」と歴史マニアなオカダは嬉しそうだった。「ぜひ博物館に行ってほしい!」とのことだったが、歴史的教養のない我々はオカダの解説なしには楽しめなさそうなので次回行くことにする。

オカダがコンビニで買ってくれた名産品(あま〜いピーナッツの味がする)

おなかも空いてないしそろそろ帰ろうか、とバスに乗ったところで突然「韓国料理食べてぇ!」となったので韓国料理屋へ。韓国料理は別腹なのである。普段自炊がメインらしいオカダのテンションがとても上がっていて良かった。

最後にもう一度書くが、わたしはオカダのことをあまり知らない。でもなぜかオカダに絶大な信頼を置いている。


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いしかわゆき(ゆぴ) | ライター・エッセイスト サポートは牛乳ぷりん貯金しましゅ