ポップス/インディー系の音楽メモ2025-4(音楽メモ2025)
ポップス/インディー系の音楽メモ2025-4
2025年に発表されたポップス/インディー系の音楽で気になったものを
ちょっとした紹介と感想を付けてメモのように貼っていく
通称「音楽メモ」企画の「ポップス/インディー系音楽編」の4回目です。
◆Mala & Magugu - Militant Don
インディー/ヒップホップ/ダブステップ/エレクトロニック
UKの著名なダブステッププロデューサー「Mala」とナイジェリア出身でロンドンを拠点に活動しているラッパー(MC)「Magugu(マググ)」によるコラボ曲。
「Magugu」の西アフリカの共通語であるピジン英語を用いた独特のライミング&フロウのラップと、
「Mala」のアフリカ特有の跳ねたリズムのドラムから始まるダークでディープで覚醒感のあるトラックとの相性が抜群で、
二人の共通の個性&魅力であるダークでディープでドープな感じが上手い事混じり合って倍増されている感さえありますし、
社会的で政治的で皮肉たっぷりのリリックも最高で実に素晴らしい!
クールな感じでありながら攻撃的でエネルギッシュな感じもあるし
不思議な覚醒感と中毒性のある曲かと。
◆keiyaA - take it
R&B/ジャズ/ドラムンベース
シカゴ出身で現在はNYを拠点に活動するシンガーソングライター/マルチインストゥルメンタリスト/プロデューサーの二枚目のアルバムからの曲。
独特の色香のある繊細でソウルフルな歌唱は相変わらず最高ですし、
R&B要素とジャズ要素とクラブミュージック要素が巧く混じり合っていて、前半は良くも悪くもゴチャゴチャ感が無きにしも非ずですが、
中盤以降は音数が減って洗練されて来ますし中々にクールでカッコイイ!
個人的にアルバムはゴチャゴチャ感が強過ぎ(情報量が多過ぎ)て聞いていると疲れてしまうのもあって惜しく思えたのですが聞き続けていれば慣れて来そうなきがしなくもない。
◆Backxwash「Only Dust Remains」
ヒップホップ/エクスペリメンタル
カナダのモントリオールを拠点に活動するザンビア出身のラッパー兼プロデューサーの新作。
トランスジェンダーの自身の内面を掘り下げていったり社会への怒りをぶつけたりするリリックに自身のルーツの音楽をベースに様々な音楽要素をしっかり自分流に染め上げて入れ込んでいるトラックはバリエーション豊富でフックがあって素晴らしいですし、
アルバム通して聞くと少し一本調子感あるとはいえリズミカルに畳みかけながら熱を帯びていく感情豊かなフロウは魅力的でカッコイイのでこれから進化していったら凄くなりそうで楽しみ。
◆Clara Luciani, Yamê, Sofiane Pamart - Le mur
フランス人アーティスト三人のコラボ曲。
ピアニストの「Sofiane Pamart」が好きで見つけたんですが
「Sofiane Pamart」らしいドラマティックで叙情性のある構成の曲で、
元々ヒップホップ界隈中心にいろんなアーティストとコラボしているのもあって女性ボーカルとラップ含む男性ボーカルの活かし方や合わせ方が見事ですし、
瀟洒でドラマティックでメロウでクールな楽曲に仕上がっていてよき。
★以前に書いた「Sofiane Pamart」のアルバムレビュー記事は↓
◆Moving Mountains「Pruning of the Lower Limbs」
インディーロック/エモ/ポストロック
ニューヨーク州パーチェス出身のアメリカのロックバンドの再結成後の初作品。
以前同様にエモとポストロックを合わせたような感じで新鮮味は少ないですが昔より激しさが薄れたぶん円熟味が増して深みがありますし、
曲も演奏もアレンジも質実剛健でインディーロックの良心みたいな感じがあるので2000年代のエモやインディーロックが好きなら痒い所に手が届く事請け合いかと。秀作で良作。
◆Hen Ogledd - Scales will fall
インディーロック/プログレ/オルタナティヴフォーク
ウェールズ語で「古き北部」を意味するバンド名のUKのバンド。
伝統的なフォークサウンドとオルタナロック要素が合わさったファンタジー色があってエピック感溢れる楽曲で、
モダンになった「Pink Floyd」的な雰囲気もあるようにプログレ&サイケ要素なんかもあるし、
ヘタウマ感あるラップにローファイ感とDIY感溢れる演奏や雰囲気などなどセンスあるんだかセンス無いんだか判断に困る絶妙なバランス感が癖になるわ~
◆Man/Woman/Chainsaw - Only Girl
ポストパンク/インディーロック/アートロック
「男/女/チェンソー」という不思議な名前のバンド名のロンドンを拠点に活動している6人組アートロック/ポストパンクバンド。
オルタナロック色強めのギターに優美なヴァイオリンと軽快なピアノが絡み合うのが特徴的な華麗でキャッチーでポップで遊び心もありながら実験的で優美で歓喜的でアート的でもあるという曲で不思議な中毒性&魅力があってよき。
まだ良くも悪くも粗削りな部分はありますが数多く居るバンドの中でもポテンシャルはピカイチだと思うのでこれからどうなっていくか超楽しみ。
